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つれづれっと

40を目前に控えた男の、日常徒然雑感です。経済、趣味、特捜最前線の感想をアップしていきます。

個人情報管理について

2005-03-30 | 経営
4月1日から個人情報保護法が施行されます。各企業においても、
その対応でてんてこ舞いのところもあるかと思います。。

私がいた金融機関では、個人情報保護のマインドは大変低かったです。
顧客リストとかは当該企業の超機密情報であるはずなのに、パートの
おばちゃんでも見れて、場合によってはコピーなんかもできたりして、
いま問題になっている、個人情報流出の問題がよく起きなかったもん
だなって思ってます。

そもそも、情報管理というのはこれからの企業のキーワードと思います。
個人情報保護という規制による対応ではなく、ナレッジマネジメントも
含めて会社内の情報は全て一覧性をもたせ、それを外に出さないように
していくという管理が必要だと思います。情報の質によって、ランク分け
して全ての情報を見れるのは人握るの人だけ、あとは、断片的に見れて、
全体像を把握しづらくするなどの工夫が必要でしょうね。

金融機関の営業もそうなんですが、ほとんど、個人的なスキルのみで成立
していて、そのノウハウの共有化や顧客で得た情報が組織的に活用されない
ようになっています。それをシステム的に組織化すれば、もっともっと、
伸びると思うんです。。

東京は雪でした。。

2005-02-25 | 経営
昨日の深夜から降り続いた雪は東京は積もりました。。

雪が降ると、私の愛用の革靴が傷むので余り歓迎しないのですが、夜に積もっていく雪はしんしんと、独特の風情を醸し出します。。以前、古城の石垣に積もった雪と堀と満月の風景を見たことがありますが、ほんと、日本に生まれてよかったと思ったものです。。

雪が降った朝が大混乱です。今日の通勤途上でも、滑りそうになっている人もいましたし、電車は遅れるし、都市は雪に弱いです。。そんな中で、通勤途上で気付いた点があるのですが、駅に近づくにつれて、歩道が雪かきされて歩きやすくなっている箇所とそうでない箇所がありました。

歩きやすくなっている箇所は一般商店の前あたりで、歩きにくくなっているところは、ファーストフードやコンビニの前でした。一般商店の隣は普通の住宅もありますから、おそらく自分の店の前だけでなく、両隣数軒程度の回りを一緒に雪かきしているんでしょう。コンビニとかの前は雪が解けて、泥もまじってびちょびちょな状態。避けて通りました。

地域にとって、コンビニやファーストフードは確かに便利です。でも、やっぱり地域をそういったソフト面から支えているのは、こういった一般商店の人たちであるとあらためて思いました。コンビニなどはマニュアル通りの店員です。よほどの意識がある店員じゃないと、雪かきなんてやらないとおもいます。その意味では、マニュアルの利器のおかげで、頭をつかうことや、思いやりを感じない、一種社会主義における店員にような人なんです。チェーン本部やフランチャイザーにとっては、このあたりが最大の課題と思います。

トヨタの60歳定年の再雇用について

2005-02-17 | 経営
昨日の日経1面はトヨタの定年再雇用の記事でした。これって、まさに団塊の世代の大量定年時代や高齢化社会に対応した動きであるといえそうです。日本を代表する企業がそのような対応を行う事自体産業界全体のトレンドになっていくことと考えられ、歓迎すべき動きなんでしょう。。

トヨタにつとめておられる団塊の世代はトヨタの成長を作ったまさに原動力となった人たちです。彼らには数々の変動を経て成長してきたトヨタイズムのノウハウがつまっています。このトヨタの再雇用の動きは、そうしたトヨタの人材の囲い込み戦略と見ています。まさに、トヨタの人材だからこそ再雇用ができて、しかも、それが一気に外部流出してしまうリスク(つまり、ノウハウの承継が世代間で行われていない、ライバル企業などに流出するなど)を勘案したうえの戦略だとみています。トヨタの人材が外部流出しないことは、逆に産業界全体にとってマイナスかもしれません。特に中小企業にとっては、トヨタの人材を雇用するまで至らなくても、アドバイザーやOB人材として派遣されるだけでも有益なはずです。

この団塊世代の大量定年時代に対応して人材派遣ビジネスや中小企業支援分野なんか今後おもしろい分野だなって感じます。この世代の人的資源をどう活かしていくか、そして次の世代にどう継承していくかが日本の産業にとって重要なことと思います。人材派遣でいえば、団塊の世代の人たちを一人一人派遣するのではなく、例えばトヨタの定年者でチームを作って、チーム自体を派遣なんておもしろそうですよね。この世代の人ってプロジェクトXみたく、チームやプロジェクト単位で力を発揮する人たちだから、有効だと思うんですけど。ま、私ぐらいが思いつくぐらいだから、もうその分野では取組はやってるんでしょうけどね。。

中小企業診断士について

2005-02-15 | 経営
私、中小企業診断士の資格を持っています。この資格はそもそも中小企業支援法に「経済産業大臣が中小企業の経営診断の業務に従事するものの資質の向上を図るため、中小企業の経営診断に関する必要な知識についての試験を行う。」に規定されている資格です。これは企業につとめている人にはぜひ、取得をおすすめしたい資格でして、いわゆる経営全般の知識を学ぶことにより、経営上生じてくる様々な問題に対しての解決手法を考えていくツールを使いこなせるようになります。

私が金融機関の渉外をやっていたときは、かなり重宝しました。取引先の財務改善の提案などを中心に行い、大変喜ばれましたが、その提案の中味が、
①SWOT分析
②PDCAサイクルによる改善提案
③それに伴い、当行の貸出提案という流れなのですが、
診断士の資格取得により、SWOT分析手法やPDCAサイクルの考え方などが身に付き、また、社長に提案していく、パワーポイントなどの資料作成やプレゼンの方法(診断士の実習研修で取得)なども使えるようになりました。普通の渉外担当の銀行員なんて、パワーポイントやプレゼンなんてちゃんとやったことないですもんね。

こういった、診断を行っていくと、まず、対中小企業だけでなく、自分へのマネジメントの改善を自分で考えるようになります。そういった思考回路を身につけていくと、どんどん飛躍していく前向きなチャレンジ志向になります。私が、診断士をとって得た成果はこれがいちばん大きいかもしれません。

ベンツとBMW

2005-02-10 | 経営
去年の終わりぐらいに新車を買い替えました。前の車は英国車だったのですが、10年間乗ったので、雨漏りはするようになり、あり日、後部座席のレザーシートの座布団をめくると、お餅によくつく青カビが発生していて、それを見たときは卒倒しそうになりました。。それを強引にカビキラーで退治したのですが、英国風のレザーシートはそれで壊滅的になってしまい、また気分的にカビキラーとカビのにおいがしているような気がして、運転していて頭が痛くなってしまいました。。

あと、5年ぐらい乗りたかったのですが、さすがに断念し、国産車を買う気にはなれず、輸入車ディラーを回りました。昔からベンツに乗りたかったのですが、ベンツのローンは非常にユーザーに使いづらく、またヤナセにしろ、シュテルンにしろ、非常に対応が殿様商売でした。もちろん、僕のようなまだ若手はベンツは早いといわれるかもしれないですが、Cクラスといってもそんな対応ですから、ほんと相手にされていない、営業マンが乗ってこないような対応なので、気分を害してしまい、それでなんだか、Cクラスワゴンについては興味が失せてしまいました。
また、値段的に手頃でいいかなと思っていたフランス車ディーラーは説明もないし、求めてからパンフレットを出すような始末で全くやる気ないし、これも却下になりました。

一方、BMWは全然興味もなにもなかったのですが、各ディラーとも非常に熱心な対応であり、サービスが非常にきめ細やかでした。初めての一見のお客への対応はNO1だと思います。店としての対応がどこも一貫していて、結局BMWにしてしまいました。私の心の動きとしては、コペルニクス的転回です。こうも、来店客に対しての態度で決まるというのはびっくりです。

確かに車の購買は何年かに1回のことなのですが、将来的な見込み客を醸成していくという長めの取組が必要になると思います。少なくとも、ベンツのような高級車を扱うディラーは将来の成長人材をいまから取り込む意味で、Cクラスのような入門車を出しているのですから、もう少しまじめな対応をすべきなのではと思います。

これは、車という財に限らず、商売人として必要な、損を取って得を取れみたいな、視点が重要だと感じます。

アメ横商法(後編)

2005-02-07 | 経営
アメ横の消費者と小売店との距離感はすごく近いです。逆に、スーパーのように商品を並べ価格を提示して、消費者に選択をゆだねる商法は効率性という面では確かに優位なのですが、スーパーと消費者との距離感が開いています。そこでは、消費者を知る方法はPOSとかのデータに基づいて判断することになっていて、例えスーパーの店長といえども正確に把握してないのではないでしょうか。

やはり、アメ横商法を取り入れて、小売店はもっともっと、消費者と話をして、商売をすべきなんじゃないかとアメ横をブラブラした感想です。そこの中から、価格はもとより、なによりも代え難い消費者の声を聞くことができるんではないでしょうか。。

余談なんですが、駅に入っているケーキ屋さんとかも、お客を呼び込んでました。そういう雰囲気を持った街なんですね。。にぎわい感っていうのが、自然発生的にできてる街なんですよね。これは地方の商店街の活性化対策に出てくる、にぎわい感の演出ってことがよく出てきますが、なかなか難しいんです。でも、アメ横の事例から見て、鮮魚のお店の役割は商店街にとって大きいですよね。

アメ横商法(前編)

2005-02-07 | 経営
11日のゴルフの準備のため、アメ横に行ってきました。。でもあんまり球の種類がなくて、何もなくて帰りましたけど。。。。

それにしても、アメ横のあの雰囲気っていつ行ってもすごいですね。。なんか、いつも年の瀬のようなせっぱ詰まった感が店先から伝わってくるのを感じますね。。あのパワーがアメ横の魅力ですね。。たたき売り商法とかいろいろ店によってはありますけどね、やっぱり根本は商売をやってる実感を消費者も味わえるところにあると思います。

消費者は商売上、バイヤーですよね。自分を満足させるために、なるべく安く仕入れる行動を取ります。いまでは、価格の相対交渉の場は少なく、値付けされた商品を選択するため、店を選択していることになってます。大阪のおばちゃんがよくいう、「これ、なんとかまかりません?」とかいう価格交渉ですね。人によっては、百貨店でやる人もいますからね。。それを負けさせた伝説の人もいるんです。。社員割引を使わせるという荒技を駆使させるとかして。。
話がそれましたが、上野のアメ横はそういう楽しみがあります。商売の基本的な、価格交渉を味わうことができるという意味で。だから、アメ横の店に書いてある値付けは誰も信じてなくて、どうやって交渉によってまかせるか、営業マンにとってもいいトレーニングになると思うんですよね。




中小企業の事業承継問題について

2005-02-03 | 経営
いま、少子高齢化問題って年金問題とかで徐々に身近に感じてきてますよね。そのインパクトって、国富にかかる問題なので、中長期的に真剣に考えていかないといけないし、今後のビジネスの方向性を考える上でも避けて通れないですよね。やはり、マクロ的に経済全体としてみれば、起業の減少や企業の経営の老齢化、消費の低迷など経済活性化のエネルギー低下要因ですよね。

そのためには、次世代の若い経営者や経営陣にバトンタッチできるしくみや訓練をいまのうちに整えておくことが重要と思います。ライブドアの堀江社長も言っていますが、若い世代にお金(投資)と機会をといっていますが、まさにその通りです。。いまの20代、30代の人は、将来の高齢者を養わなければならず、そのためには現状比2倍、3倍の生産性をもって仕事をし、付加価値を生んでいく訓練を行っておく必要があります。そのためには権限とお金を与えてやってみせるぐらいのことが、企業にとっての投資的センスとして持ち合わせなければならないんでしょうね。

また、中小企業の事業承継問題については、政府は抜本的に考えるべきでしょう。なぜか、高齢化は厚生労働省と財務省の問題という雰囲気がありますが、経済産業省も真剣に取り組まないといけないです。中小企業の事業承継は、まさに自分の経営している会社の株式の評価が大きな問題点です。簡単に言ってしまえば、その会社の純資産が高ければ高いほど、株式の評価は高くなります。その株価でもって、社長の持ち株の評価がなされ、それを経営者に引き継ぐときには譲与税や相続税が課せられることになります。従って、利益を計上してきた(つまり、税金をしっかり払ってきた)企業ほど、内部留保=純資産が高くなり、株価も高くなり、税もさらに高くなるという矛盾がいまの税制なのです。

こんな問題点を放置したままでいいわけありません。。私としては、自社株の税負担は次世代の若い経営者に引き継ぐのであれば0でもいいかと思っています。

今日はイオンに行ってまいりました。。

2005-01-30 | 経営
東京23区に住んでいる人って、都心のデパートや専門店に出かける人が多いから、実はサティとかイオンとかよく知らない人多いかも。。独身の人とかは、特に行く機会は少ないから、一度市場調査がてら覗かれるといいと思います。

私は役所の出向の前は地方でしたから、ほんと、サティとかジャスコにはお世話になりました。というか、地方にはそういう中心市街地が疲弊しているから、休日家族で出かけるのはアウトドアを除けば、そういうとこになっちゃうんですよね。今日行った、埼玉のジャスコはなかなか、個性的なファッションの専門店と、雑貨専門店(フランフランとか)が充実してました。地方に入っている専門店は、地方の力のある小売店が入るんだけど、やっぱりジモティーっぽい臭さが抜けなくて、生活提案力がないんですよね。

今日はパンツを買ったんですけど、短足なんで、裾上げが必要なわけです。でも、1時間でできるって。西武で買うと、後日来店。。どっちが、西武やイオンにとっていいんでしょうか。この辺りの戦略性ってあるんでしょうか。私は、当日1時間後来てくださいっていわれると、ウインドウショッピングとか他の店の買い物をしたりして、時間をつぶす消費効果があると思うんですが。。後日だと、めんどくさいし、また商品を取りに行って、改めて買い物をするかどうか。。来店頻度は確かに×2になりますけど。。