枯れそうなアイビー

去年から今年にかけて寒い冬を耐え抜いてくれたアイビーが枯れそうでした
それは　春から夏にかけて水をあげる事ができなかったからです

気が付いたのは　テラスの手すりにこちらをうかがうキセキレイがいつもいて
窓越しに目が合うと　電線に飛んで行き　又こちらを見ている
そんな事がしばらく続き　今度はこちらが様子を伺っていると
壁に掛けた小さなプランターに入り込むのが見えました

「やっぱりね　今年の新居はここなのね？」
そうなんです　ほぼ毎年やってくるキセキレイは
日陰で子育てしやすそうなプランターを上手に見つけます
いつも同じ場所でないのは　キセキレイにも好みがあるのかな？
今年はアイビーを植えたプランターがお気に入りになったみたい

しばらくは巣作りで　せっせと細い枝を運び
私が気付いた時は　新居は完成していて　小さな卵が三個ありました
来てくれるのはありがたいけれど　あまり見ると子育てをやめてしまう
場所がプランターで　植えた草花にお水をあげたくてもあげられない
隠れ場の無い空のプランターにはやってこない
アイビーが枯れてもしょうがないよなぁ・・・
お水を入れると　床上浸水になってしまう・・
その内　可愛い鳴き声が聞こえてきたけど
今度は　蛇が来ない様に祈るようで　私も子育てをしている気分でした

親鳥は　一日に何回餌を運んでくるのでしょうか？
餌をくわえ　まずは電線に　次にテラスの手すりに・・
様子を伺い　無事なら子供の待つ巣に　危険そうならまた電線にと忙しそうでした
たまに親鳥が居ない時　そっと覗いたら順調に育っていました
親ってありがたいよなぁ・・・

その子供達も　気が付いた時には巣立っていました
飛び立った後の巣は　とても綺麗にできていて感心するような出来栄え
綺麗に片付いていて　卵のカケラさえありません
立つ鳥跡を濁さず・・・・かな？

今は　空き家になったプランターを雨のかかってもよい場所に移動し
枯れそうだったアイビーを　思いっきりお日様に当てたっぷり水をあげています
今では　枯れた葉の先の茎から新芽を出し始めました

巣を眺めては　来年は何処に来るのかな？
と　早くも来年を楽しみにしています