鳥の背中

ライブのよていと
ちいさなお話と
ひとりごと

夜を駆ける

2009-06-28 | できごとひとりごと
お上の政策、「土日祝 高速料金1000円」
という政策にほだされて(あやかって?!)
愛車みちるに乗って、那須に住んでいる友達に逢いに。
午前2時45分*高速に乗る。
うきうきしてハイテンション。車内で熱唱し、軽く酸欠。
午前4時*横川 夜の山々は生き物。うっかりしていると心臓ごと持っていかれる。畏怖。
午前4時半*群馬・桐生 いまだかつて見たことのない、真っ赤な真っ赤な、生まれたての朝日。
でっかかった。田植えした若い田んぼが真っ赤に染まっていた。世界が真っ赤にすいこまれていた。
午前7時*那須到着。
午後1時*会津。
旅ってす・て・き
昨今こんなに地球温暖化が叫ばれているのに、車に乗って喜んでばかりいて、すみません地球様。

ほたる観察日記Ⅱ

2009-06-25 | できごとひとりごと
ほたるを見るのが好きだ!というのなら
一度は行ってみなければ!と思っていた。
辰野町・松尾峡。

辰野駅周辺は「ほたる祭り」ということで、縁日のよう。
お目当ての松尾峡入り口には
「前日のほたる目撃数8801匹」とある。
(どうやって数えたんだ?!)

わくわくしながら中へ。
8時過ぎると、ほたるがいっせいに舞いだした。もの凄い数!
あ・・・あまりにたくさんで、まるでディズニーランドのエレクトリカルパレードのよう。
目がちかちかするようだった。
そうしたら隣に居たおじさんが
「ほたるの数もすげぇけど、人の数もすげぇなあ」
というので思わず笑って同意。(ディズニーランド並に人が居た)
80歳くらいのおばあさんが
「ほたるを見ていると‘淋しい’っていう想いが沸きだすの。昔、ほたるの舞う時期しか親に会えなかったから」
と言っていた。亡くなったご主人とほたるを重ね合わせている人もいた。
確かに、ぼうっと光を放って草むらから沸きあがるほたるに、
魂の思想を重ねるのは順当なことなのかもしれない。
まるで霊魂のようだった。
たくさんのほたると、たくさんのひとと。  いきものいきもの。
帰り道、すれ違った男の子が
「ほたるはどこに電池がはいっているの」
と父親に訊いていた。
ほたると、ひとと。
でもなにより今日一番こころに残ったのは
辰野駅の臨時駐車場を警備していたおじさんの
「料金とってごめんなあ。今度は9時半過ぎにおいで。無料になるから」
と言って、にかっと笑った顔だった。うまくことばに出来ないくらい、いい顔をして笑うおじさんだった。
それはほたるの光のように、

こころのなかに、あかるく灯ったのだ。



ほたる観察日記Ⅰ

2009-06-23 | できごとひとりごと
長野県立図書館の裏にある小川で、ほたるがみれるというので
雨があがった今日、早速見に行ってみました。
住宅街の間を流れるこの小川
本当にこんなところで・・・?!と半信半疑で川を覗いていたら
いました!いました!
ちらちらと、草陰で光っている。

嬉しくなって、コンクリートのへりに座って、その光をみつめていました。
ほたるを見に行くようになったのはここ2年くらいのことだけれど、この時期になると逢いたくて逢いたくて仕方がなくなる。
いつまでみていても飽きないし、いつみても新しい気持ちになる。

サンダルウッドのお香のにおい
お皿を洗う音
ビニール袋を広げる音
煮魚のにおい

開け放った家々の窓から、人々のそういった生活の色合いがここまで流れてきて
それを感じながらほたるを見ているというのは、なんというか
たまらなく至福のひとときだった。
みんな生きてる・・・!という感じ・・・?
と、あるお家からお洒落な奥さんが出てきて

「こっちの方が良く見えるからついていらっしゃい」
と、上流のほうを案内してくれた。
そこではほたるが静かに踊っていて

その奥さんと、しばらくの間、黙ってほたるを眺めていた。
15、6年前から毎年(少ない年もあるけれど)ここでほたるをみてきたという。
すばらしい!!!
ひとが生きること、生きていること、
それとほたるとが重なって
ひとつのハーモニーを奏でていた夜でした。 

栗と音と。

2009-06-09 | できごとひとりごと
「ことば展」を観に、東京から友達が来てくれた。
じーん。
翌日、ふたりで小布施へ。
いい匂いにつられて入ったカレー屋さんは、多国籍楽器がたくさん置いてあって
お店のマスターはとても陽気。飾ってあるジャンべやカリンバをいじらせてくれる。
友達はオーケストラでパーカッションをやっているから、上手にジャンベをたたくのだ。
わたしはカリンバという楽器を始めて弾いた。凄く深い、綺麗な音色。

マスターとわたしで、「ふるさと」を即興で弾いて(カリンバとギターによる)聴いてもらう。
めちゃくちゃな演奏だったけど、楽しくてわくわくした。
小布施にはツーリスティックなイメージがあったけれど
こうやっていい思い出が出来ると途端にお気に入りになる。    
心の底からリフレッシュ。ありがたい。      また来てねー。

ことば展をします。

2009-06-03 | ライブのよてい
梅雨の訪れを感じさせる空模様ですね。
<お知らせ>
6月3日から21日まで、ことばの展示をします。

    「ことばの水平線、初夏の地平線」
     井原羽八夏・柄沢陽子ことば展     
       6月3日~6月21日

      at.ナノグラフィカ
      12:00~18:00

大学時代のクラスメイト、あこちゃんとの詩の展示。
彼女から紡がれることばや、その世界観がわたしはすごく好きです。
今回ふたりでの開催が叶って、とても嬉しい。
わたしの憧れです。
そして愛すべきひとです。

ささやかな展示ですが、ふたりそれぞれの想いを込めました。
良かったら、覗いてみてください。どうぞよろしくお願いします。