プチ田舎暮らし『ほったらかし家』

なつかしいおばあちゃんちみたいなこの家。
1軒貸しです。ゆっくりお過ごしください。

消えたふるさと

2023-03-06 14:25:13 | 日記

川上村の白屋の集落に登りました。

かつてここには明治のころは74戸322人が暮らしていた。当地は南斜面で日照時間も長いため、集落内の段々畑では様々な野菜が作られていた。そんな豊かな集落だった。ダム建設の頃には、46戸になっていた。

登ってみて感じた、豊かな集落だったはずだ。丁寧な石垣の上に立派な屋敷が建っていた。屋敷と屋敷をつなぐには石段。これも丁寧な造りで、ここに歴史ある集落があったことを物語る。こんな立派な集落、ここではお祭りもあっただろう、季節ごとの集会も。お寺も頑丈な石垣の上に建っていたと思われる。眼下には国道を通る車が見える。その頃のことなら勢いよく流れる川も見られただろう。

そんな美しい故郷があった。ダムの建設でここを去らないといけないなんて、しかも、水没するから移転するのではない、きれいな建物を残したままここを去らなければならなかった。ここを去った人達のつらさはどんなものだったか。

今は、完全に撤去され残るは土台ばかり。集落を走るひび割れが見つかったのは2003年。集落の住宅を撤去し最後にお寺を撤去したのが2008年。白屋地区の地滑り対策は2009年に終了した。

それから14年。今は「水源地の村 未来への風景づくり」として、保全整備されている。

国道169号線を見る

かっこいい白屋橋

立派な石垣が積まれている

駐車場も展望台も整備されています

宿泊予約

3月   6日~  9日 3泊4日

4月   1日~2日 1泊2日 

   17日~22日 5泊6日

5月 4日~6日    2泊3日

7月 29日~31日 2泊3日


最新の画像もっと見る

コメントを投稿