”雲八ねえさん”の歴史スポットめぐり

東近江市、近江商人博物館、大城神社へ…!

2022年の初め頃のこと、滋賀県立美術館で、

昭和初めから戦前にかけて活躍した洋画家

野口謙蔵生誕120周年記念展がありました。

 

野口謙蔵に関して、以前ブログ記事に5回

ほど書いています。県立美術館では多くの

謙蔵作品、近江の風景画を鑑賞しました

 

この展覧会は、県立美術館所蔵の作品の他、

東近江市”近江商人博物館”所蔵の小品や

日記など資料もたくさん展示されていました。

 

 

この博物館は、野口謙蔵の作品の他、手紙、

デッサン画など数々の資料も所蔵している

ようです。なぜ”近江商人博物館”に…?

 

野口謙蔵の生家が、現在の東近江市にあり、

江戸時代から続く、典型的な近江商人の

だったからでしょうか…。

 

ところで”近江商人博物館”のある東近江

五個荘地区は、白壁と蔵屋敷が多く残る

昔ながらの街並みで知られています。

 

 

近江商人屋敷も公開されているそうです。

それでは、”近江商人博物館”見学を兼ねて

近江商人屋敷をセットで訪ねる旅へ…!

ついでにここで野口謙蔵の作品、資料など

何か見ることができれば、儲けものです。

 

最初に博物館で、近江商人について

ざっくりと学んでから近江商人のお屋敷を

訪ね歩いてみることにしました。

 

 

JR能登川駅から、八日市行きのバスに乗り、

”金堂”で下車…。”近江商人博物館”まで

10分ほど歩きました。博物館は建物の3階

フロアにあります。入場料は300円でした。

 

天秤棒を担いで全国各地を回り、行商して

歩いた近江商人が、時代を経て、豪商へと

発展していく歴史を、映像やジオラマ、資料で

紹介しています。

 

 

日曜日には、展示物の解説もありました。

20分ほど、解説員さんと一緒に展示物を

見て回りました。解説、わかり易かったです。

 

さて、”近江商人”…というと、よく聞くのが

”三方よし”…という言葉です。

「売り手によし、買い手によし、

世間によし、すなわち”三方よし”」

 

商売と言うのは、売り手側も買い手側も

適正な利益を得て、満足する取引で

なくっちゃ…!という意味だそうです。

 

そしてその取引が地域社会に貢献する

ものでなくっちゃ…!ということらしい…。

商売がみんなを豊かにする考え方です。

 

 

その理念があったからこそ、近江商人は

大きく発展していったということでした。

質素倹約、そして必要あらば、思い切って

お金を使う。”生きたお金”を回していく…。

 

館内には”近江商人体験コーナー”といって

行商の旅姿を体験したり、天秤棒の重さを

体験できるコーナーもありましたが、現在

コロナ感染者が増えているのでお休み…。

 

 

見学を終えて、1階の受付に戻ります。

ここで、「今日は野口謙蔵の作品や資料の

公開はないのですか…?」、と尋ねました。

 

残念ながら、この時期、謙蔵関係の展示は

ありませんでした。でも過去の展覧会の

図録がありました。即、ゲットです…!

 

 

「生誕120周年記念、野口謙蔵の生涯」

「生誕120周年記念、野口謙蔵洋画展」

2つも分けていただきました。大収穫です。

やった~!来たかいがあった~!

 

次は金堂地区の近江商人屋敷の見学へ…。

現在、近江商人屋敷は4か所ほど、保存&

一般公開されていると聞きました。

 

 

近江商人屋敷に向かう途中の道で、背の高い

木々に囲まれた、”聖地”の雰囲気を感じさせる

素敵な神社を見つけ、ふと足を止めました。

”大城神社”です。参拝します。

 

聖徳太子ゆかりの古い歴史を持つ神社で、

苔むした大きな岩が強烈な印象でした。

観音寺城の鬼門を守る神社だそうです。

 

 

高皇産霊神や菅原道真を祀っています。

最近では朝ドラ、”カムカムエブリバディ”の

ロケ地になって話題になったそうです。

 

 

岡山県の神社という設定だったそうですが、

実は滋賀県の神社でロケをしていた…。

一時は大勢の人が押し寄せたそうですが、

今日はひっそりと静まり返っていました。

 

どことなく心惹かれる神社でした。

この後、近江商人発祥の地といわれる

五箇荘、金堂地区に向かいました。

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