昨日の出来事。

プレミアリーグ、
アーセナルvsリバプールの試合を見る。
今シーズンみた、０－０の試合の中で、
最高の試合となる。

まず、アーセナルの調子が良いのが楽しい。
よく、バルサのサッカーは美しい
といわれるが、
個人的には、良いときのアーセナルは、
良いときのバルサに匹敵すると思う。
そんなアーセナルが見られたのなら、
得点が入らなくても、楽しい。

そしてまた、リバプールの守備が、
攻撃を引き立てるのだ。

彼らの守備は、お世辞にも、
組織的、とは言い難い。
失礼ながら、素人目からすると、

ボールのそばにいる人が、
とりあえず、走っていく

だけに見える。

だから、
リバプールの選手が集まる、
↓
アーセナルがボールをさばく、
↓
またリバプールの選手が走る
↓
そしてアーセナルがボールをさばく、
の繰り返し。
アーセナルの攻撃が、
ますます華麗に見える、という寸法である。

しかも不思議なことに、
こんなことを繰り返しているうちに、
アーセナルの選手と同時に、
リバプールの選手も、なんだか魅力的に見える、
のである。
どう考えても、無駄なランニングをしている皆さんを、
なんだか応援したくなってしまうのである。
本当に面白いな、リバプールの守備は。

その他、リバプールに退場者が出たり、
リバプールにけが人が出たり、
アクシデントも満載。
ロスタイム8分、などという
見たことのない数字も現れたりして、
ゴールが決まらなくても退屈しない。

そして何より、面白いのは、
アーセナルが最高の状態で、
試合中、これだけ押されていて、
自分達のチームが1人少なくて、
キャプテンが怪我でいなくなって、

それでもリバプールが０－０の引き分け

なことである。

いやはや、
サッカーという競技は、
本当に分からないものである。