なめくじ生活からの脱出

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好きなものほど書けない

2020年09月29日 | Webライターへの道
先日、音楽系の仕事をするチャンスがあった。

私は日本のロックやパンクが大好きで、お題もツボにはまりまくりのアーティストだった。

最初は嬉しくて嬉しくて、スキップするほど嬉しくて…

そしてもらった仕事は「主観」ではなく「客観的」に書かなくてはいけないものだった。


そうなると私の好きという感情や、感動などほとんど必要ない。
確かな情報と客観的に見た、アーティストやライブの魅力しか必要ない。

いろいろと調べつつ整理していくと、ものすごく違和感を感じるようになってしまった。

私はこんなことが書きたいんじゃないんだけどな…

でも音楽に関する記事を書けるチャンスだし…でも、でも、でも。

そして一応、形はできた。
やっぱりこんなふうに、表現したいと思わないものができた。
それを求められていたんだけど。

結局、その仕事はポシャってしまった。
残念な思いと、悲しい思いと、意外なことにホッとしてる思いがあった。


やっぱり私は思い入れの強いものを、客観的に書くことはできない。
思い入れが強ければ強いほど書けない。

Webライターとして致命的だと感じた。

普通は「好きなものはみんなに伝えたい!」思うはず。



学生時代によく友達に、好きなアーティストの曲をいろいろカセットテープ(古)や、CD-Rに焼いてあげていた。
無理やりだけど(笑)

その時は曲名、アーティスト名の他に「その曲の聞きどころ」や「エピソード」なども書いてプレゼントしていた。
無理矢理だけど(笑)

その時は書くことが楽しくて、説明も情報もいくらでも書けた。

それは私が感じたものだから。


私は感情で生きている。

そのせいでソンをすることばかりだけど、それが私。

今回の件で私の魂を揺さぶるものは、仕事として書けないなと思った。



私は本当にWebライターには向いてない。

好きなこと=仕事じゃないことは、わかってはいたけどしみじみと感じた。


私は言葉にならない感情は、文章にできない。

これは後ろ向きな考えじゃない。

今回の出来事は、これからの私の方向性がはっきりしたものだった。


(これは以前書いた記事のリライトです)



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