自然学校発 黒松内だより

泊小学校 宿泊体験学習2日目

結構有名なようで、存外有名でないのですが、実は黒松内町では化石を掘って持ち帰ることが出来ます。

泊小学校の2日目の体験は、化石掘り体験でした。

 
自然学校から車を走らせて10分少し、化石床のある添別川に到着です。
しかし、早速化石掘り! とはいかず、簡単に予習を。
 
今回の化石は100万年前の化石だよ、と紹介すると、「オォー」との声。直感的にも結構な時間だと感じられます。
しかし、もう少し具体的に体感しよう、ということで時間を距離に変換します。
1万年=1m
と考えると、100万年は100m。
実際に歩いて帰ってきますが、やはり2分程度かかりました。
 
次は、みんなの人生、10年間を歩いてみようと思います。
先程の
1万年=1m
によると、
10年=1mm
 

じゃぁスタート!

みんな、1歩だけ踏み出していたのですが、これでは歩きすぎ!

1mmなので、足を微妙に持ち上げる程度です。

みんなびっくりしつつ、100万年の凄さを体感することが出来ました。

 

さぁ、そしておまちかねの、化石のある所まで出発です

畑の横を通らせてもらい、

川を渡るとすぐです。

泥っぽい層の中にたくさん化石が隠れています。早速発掘開始です。

 

 

中間報告などをはさみながら、1時間程度の発掘を行いました。

決めるのを迷いながらも、「自分の一番」を手にパチリ

 

これで「化石をゲット」することができたのですが、「どんな化石か」という情報が全くありません。

そこで、黒松内町のブナセンターに見学、そして化石クラフトです。

「黒松内の歴史」の部屋にて、地層や化石について勉強。

100万年程前は、温かい海の時代も寒い海の時代もあったことがわかりました。

 

そして、クラフトです。

みんながせっかく手に入れた化石。ビニール袋に入れてカシャカシャ持って帰るのでは壊れますし、もったいない。

洗って、名前を調べて、台紙に張ります。

 

 

 

 

こちらも1時間程度、慌ただしくはありましたが、それぞれ自主的に調べ、作品を作っていました。

一部できていない部分は学校で続きかな?

 

こうして2日間の体験学習が過ぎていきました。

仲もよく、クラスの「体験学習」に対する期待や前向きな姿勢が感じられ、私たちも楽しみつつの「今年度最後の5年生宿泊体験学習」を行うことが出来ました。

 

ぶな森はこれから秋と冬支度。

テントの片付けや薪、乾燥室の準備などです!

 

(たつみ)

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