常々、気になっていたのが、アラビア文字に付す母音記号のことを「発音記号」と呼ぶ人々のいらっしゃること。でも、考えてみれば、私が「母音記号」という名前で習った記号の中には、スクーン(無母音を示す)やシャッダ(子音の重複を示す)など、母音を示さない記号も混じっているので、やはり「母音記号」という呼び名の方が実情に合っていないとも言えます。
それでも、「発音記号」と言われると、例えば英和辞典などで、綴りの横に角カッコに入れて記された発音記号を思い出してしまい、その同じ用語を、母音記号に用いるのは抵抗があります、個人的に。
試しに、Google で「アラビア語 発音記号」で検索してみたところ、最初にヒットしたのが wikipediaの「アラビア語」でした。
クルアーンや子供向けの読み物には、短母音記号などの発音記号が付記されているが、
大人向けの詩や小説であっても、自分の作品に母音記号を付記する作家もいる。
と、「短母音記号などの発音記号」と「母音記号」が併用されています。
次の、慶應外国語学校のアラビア語講座紹介では、
アラビア語の文字の綴り方や発音記号の付け方を習得したのち、…
とあります。これは、短母音の記号やスクーン、シャッダ等の記号の総称として、「発音記号」という用語を使っているものです。
また、アラブ イスラーム学院のアラビア語カフェでは、
基本的にアラビア語のシャクル(ダンマ、カスラなど)を「付加記号」または「発音記号」とし、
カタカナやローマ字による発音表記およびルビを「発音表記」としています。
と、明確にことわっています。
ググってみてわかったことは、「発音記号」という言い方も、結構、普通に使われているんだなということ。自分が習ってきて慣れ親しんだ用語に、無意識のうちに固執していたことに気付きました。
とはいえ、やっぱり今後も、「母音を示す記号だけではないが」と断り書きを付けて、「母音記号」という用語を使い続けてしまいそうな気もします(やっぱり、目や耳が慣れている用語の方が、出力されやすい)。
なお、上記引用部分の強調は、原文にあったものではなく、私によるものです。
それでも、「発音記号」と言われると、例えば英和辞典などで、綴りの横に角カッコに入れて記された発音記号を思い出してしまい、その同じ用語を、母音記号に用いるのは抵抗があります、個人的に。
試しに、Google で「アラビア語 発音記号」で検索してみたところ、最初にヒットしたのが wikipediaの「アラビア語」でした。
クルアーンや子供向けの読み物には、短母音記号などの発音記号が付記されているが、
大人向けの詩や小説であっても、自分の作品に母音記号を付記する作家もいる。
と、「短母音記号などの発音記号」と「母音記号」が併用されています。
次の、慶應外国語学校のアラビア語講座紹介では、
アラビア語の文字の綴り方や発音記号の付け方を習得したのち、…
とあります。これは、短母音の記号やスクーン、シャッダ等の記号の総称として、「発音記号」という用語を使っているものです。
また、アラブ イスラーム学院のアラビア語カフェでは、
基本的にアラビア語のシャクル(ダンマ、カスラなど)を「付加記号」または「発音記号」とし、
カタカナやローマ字による発音表記およびルビを「発音表記」としています。
と、明確にことわっています。
ググってみてわかったことは、「発音記号」という言い方も、結構、普通に使われているんだなということ。自分が習ってきて慣れ親しんだ用語に、無意識のうちに固執していたことに気付きました。
とはいえ、やっぱり今後も、「母音を示す記号だけではないが」と断り書きを付けて、「母音記号」という用語を使い続けてしまいそうな気もします(やっぱり、目や耳が慣れている用語の方が、出力されやすい)。
なお、上記引用部分の強調は、原文にあったものではなく、私によるものです。
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