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好きなことがたくさんあると毎日の暮らしがちょっと幸せ。好きなこと、好きな人について語る気ままな日記です。chiharu 

韓国ミュージカル「若きウェルテルの悩み」1

2010年11月14日 | Musical

今頃ですが、妙に後を引くというか、気になるところ一杯の作品だったので、
自分の気持ちの整理として書きとめておきたいと思います。

長くなりそうなので・・・興味ある方だけ・・・覚悟してお読みください。(笑)
ウェルテルを観た方は、もし、何か感じることがあれば、コメントいただけたら嬉しいです。
色々な感想をお聞きしたいです。

 

まずは、キャストのことについての色々・・・


この演目を選んだ一番の理由は、ミン・ヨンギさんでした。
夏にJack the Ripperを観た時に、アンダーソン役のトリプルキャストの一人だったということで、
名前を覚えまして、彼の映像などをチェックしているうちに、
その包容力のある確かな歌声と、舞台を降りた時の少年のようなお茶目な人柄に触れて、
なんかこの方、いいわー と、気になっていたのでした。
Jack・・・では、残念ながらお目にかかれなかったので、今回は是非会いたくて。

ヨンギさんの出演日をメインに選んだら、ウェルテル役はソン・チャンウィさんでした。
ちょうど、ソウル公演の初日!
その時、チャンウィさんのことは、全く知らず・・・(韓国ドラマを全然観ていなかったので)
ダブルキャストの、パク・コニョンさんのことは、「モーツァルト!」のCDで名前と声も知っていたし、
かっこいいよー!という評判も聴いていたので、最初は、コニョンさんのウェルテルを観たかったなぁーなんて、思っていたのです。

でも、せっかくだから、チャンウィさんのことを予習していこうと思って、
まずは、ドラマ「神の天秤」をレンタルして観て、「うん、誠実そうな方だなー」と思い、
(まだ、特にファンにはならず・・・)
ちょうど、テレビで「シンデレラマン」をやっていたので、これも観てみたりして、
(でも、これはクォン・サンウの魅力が大きかった)
さらに、人気があると噂の「黄金の新婦」も、ちょうどテレビでやっていたので、これも見ちゃいまして。

で・・・つ・つ・・・ついに!ファンになってしまいまいたわ。(笑)
だって、このドラマでのチャンウイさんの役、滅茶苦茶いいんですよー。
役にぴったりで、ナイーブで優しくて可愛くて・・・
こんな風に妻を大切に思ってくれる人って!!たまんなーい!!結婚したいーー!っ思いますよ。(笑)
ドラマのヒットで、チャンウィさんは、「国民の夫」「国民の花婿候補」と呼ばれるようになったとか・・。
まぁ、実際の性格はあんな模範的な性格じゃないと言ってるみたいですが。

セリフが、じーんと胸に響くんです。こんな風に言ってもらえたら、幸せー!みたいな。
今、まだ毎日放送しているのですが、本当に、毎日一度は泣かされてます。

・・・ということで、ヨンギさん目的のつもりが、旅行前には、すっかりチャンウィさんに会うのも楽しみになっていました。

なんて単純、お得な私でしょう!

ドラマの演技を通して、チャンウィさんの雰囲気は、ウェルテルにとても合うんじゃないかな?と思っていました。
一途に子供のようにピュアにロッテを想い、愛してしまう、そして、かなわぬ愛に傷つき、思いつめてゆく姿・・・
彼のイメージにピッタリ!! 
ドラマを観ていても、少年のようなはにかんだ笑顔とか、哀しみにくれる辛そうな表情がすごくいいと思ったので。



ウェルテル役 ソン・チャンウィさん


実際、ウェルテルの舞台でも、繊細で柔らかい演技で魅了してくれました。
歌もお上手でしたよ。
丁寧で細やかな感情のひだを歌にのせるように、品のある綺麗な歌声を聴かせてくれました。
すごく声量のあるほうではないけれど、ウェルテルがあんまりパワフルな太い歌声なのも、
合わないっ気がするので、丁度いいかも!
(前に、ヨンギさんがウェルテルをやった時の歌を聴いたら、うますぎて、迫力ありすぎの気がした・・・

どこかのインタビューで、チャンウィさんの言葉に、
「美しく泣こうとすると、目から涙が出るけれど、心で泣くと先に鼻水が出る・・・」と言っていて、
なるほどー、なんて思っていましたが、
実際、ウェルテルを演じながら、鼻の下を、たくさん濡らして泣いていましたねー。

もう一人のウェルテル役、コニョンさんとは、かなり役作りが違うと聞きます。
両方観たかったなー。
レビューなどを読んでみると、チャンウィさんは、やはりウェルテルそのもの・・という感想が多いみたいです。
ヨンギさんも、チャンウィさんについて、こんなことをインタビューで言っていて、おぉー!と嬉しくなりました。
「悲しみを内在している人のようだ。 歩き方も、表現するのもそのままウェルテルのようだ」

やった!チャンウィ・ウェルテルで良かったかも!
コニョンさんは、どちらかというと、もう少し活発で、積極的なウェルテルらしい・・・との評を見かけます。
しかし、この役・・・精神的になかなか辛いようで、
演じている間、かなり鬱っぽくなってしんどい、という俳優さんが多いようですね。



ロッテとアルベルトが仲良く歩く後ろで、哀しみに暮れるウェルテル・・・

 

ロッテ役もダブルキャストですが、私が観たのは、イム・ヘヨンさん。
この方も、愛らしくて天真爛漫な雰囲気で、ロッテにピッタリなイメージ。
歌声も澄んだ美しい声で耳に心地よく響くいい声でした。
チャンウィさんとの相性も良かったと思います。


アルベルト役(ロッテの婚約者)のミン・ヨンギさん。
さすがの存在感のある歌声にうっとりーー。
前半は甘く優しさ溢れる歌声。 癒されるー。ロッテに向ける優しい表情はかわいかった。
後半での、威厳のある歌声は迫力たっぷり!!視線がこーわーいー!!

ヨンギさんは、音大出身ということで、オペラ声でパワフルですが、
とても暖かみのある、ぬくもりのある声なんですよね。
穏やかな気持ちにさせてくれるような豊かな響きを持っていて・・・そこが好きかな。

一つだけ、気になるのは・・・
ヨンギさん、感情がのって盛り上がってくると、ビブラートがすごく多くなってきて、
しかも、その揺れる音幅が広めなので、音が半音くらい上ずったように聞えてしまって、
元のメロディがぶれてしまうように聞える時がある。大げさになりすぎてしまうというか。
クラシック系の歌手ってそういう傾向がありがち?
(演歌も、ビブラートで伸びしているうちに、音が段々上がっていく人いますよね?)
好みの問題なのかもしれないけれど、ちょっと、そこだけ、時々気になります・・・。


他のキャストでは、カインズっていうのかな。作男役の方、イ・ジンギュさんが印象的でした。
良く響く声で、声量もあって、チャンウィさんと絡むシーなどは、ジンギュさんの方が声量的に勝ってしまう感じもありましたね。

愛する人のために、殺人を犯してしまいますが、捕まる前に歌った曲が、すごく良かった。
それまでとは違った抑えた柔らかい声で、哀しみと、幸せが混在しているような・・・
罪を犯し、捕まってしまうけれど、自分はこれで幸せなのだ・・・とでも言っているような表情で
言葉がわからないのに、じーんと、胸に染みました。
妹も、ここで、涙が出そうだったと言っていましたね。

 

(つづく) 次は演出やその他のことを・・・


映像をいくつか張っておきます。



ロッテに絵をプレゼントしたウェルテル、そして、ロッテにはホメロスの本をもらって、ウキウキなウェルテルー!

 


ロッテとアルベルトがお散歩。ラブラブですねー。
ヨンギさんの歌声、素敵ー!!もっと歌ってー!!

 



ロッテに婚約者、アルベルトがいることを知り、絶望~のウェルテル・・・
ロッテから離れて旅立とうとするシーン。
この歌、大好きです!!
代表曲のようで、一部の最後と、二部の最後に歌われます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


2 コメント

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Unknown (angie)
2010-11-15 11:43:46
春さんのお気に入りがまた一人増えましたネ。もちろん、かのアメリカ人は殿堂入りされて別格だということは理解しております。

もちろん胸ときめく人がいることはアンチエイジングにも良いかと。ただダンナ様の焼きもちが心配です。

まず私は韓国の方は名前が覚えられなくて…私こそ胸ときめく人をたくさん作らないと!
Unknown (chiharu)
2010-11-15 15:25:33
★angieさん
お気に入りさんが増え続けて、困りますねー。(笑)
日本、アメリカ、ウィーン、そして韓国まで来ちゃったから、次はどこへ行くのか?(笑)
Davidは殿堂入り・・・
そうですね。今は活動が静かなので、宝箱に閉まっておいて時々大事に引っ張りだしております。

>もちろん胸ときめく人がいることはアンチエイジングにも良いかと。

そうでうよねー。
お肌の衰えは年々感じてですが、少しでも若い気持ちを忘れずにいたいと思えるのも、好きな方たちのお陰かな?と。

夫の焼きもち?大丈夫ですよー。
好きなことさせてもらってる分、感謝の気持ちを忘れずにー!と思っています。

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