美味しいお散歩。

すべては必要でうまくいっている。
だから大丈夫。
「命」は「いのち」。

「命はいのち」岸和田公演。ウエルさん。

2016年05月17日 00時53分49秒 | 遊病記・命はいのち。

「命はいのち」岸和田公演がいよいよ迫ってまいりました。
キャストで音楽制作担当でもあるウエルさんが公演を紹介して下さいました。
主人のことをとても慕って下さってたウエルさん。
才能豊かで感性が鋭く、いつも穏やかな笑顔のウエルさんを、
主人はとても信頼していましたし、甘えてもいました。
特に病気がわかってからは、ウエルさんを頼りきっていたように思います。
「ウエル、優しいなあ」といつも言っていましたよ。
感謝します。有難うございます。


以降はウエルさんの投稿です。




癌の骨転移啓蒙プロジェクト『命はいのち』

『癌とも仲良くなって病気を楽しんでやろうと思うねん。
 闘病生活やなくて遊病生活や!!』

末期癌になり、余命宣告を受けた時に
そう語った男がいました。
その男の名は”真中 歩”。演出・脚本家でした。

真中氏は末期の前立腺がんという重い病気にかかり
それが腰の骨に転移して下半身麻痺となり
医師から一生歩行不可能と宣告されるという
大きな困難に見舞われました。

しかし真中氏は
『歩けるようになるかどうかは自分で決める!』と
それに屈することなく再び立って歩けるようになって
大好きなミュージカルをまた作るという目標をかかげました。

真中氏は常識と思われているものにメスを入れて
新しい未来を切り開くことが出来る人でした。

ミュージカルと言えばこうだろう!!
というような固定概念にとらわれず
舞台経験の無い素人を集め
出来ない理由を考えず
出来る理由を作っていけばいいんだと
赤子を抱えたままの主婦をステージにあげ
病気を抱えた高齢者や
半身麻痺のキャストが歌い踊るミュージカルを
自ら末期癌と闘いながら指揮をとり
完成させました。
その完成度は高いと言えるものではありませんでしたが
たくさんのメッセージを含んだその作品は
関わった多くの人々の心に響きました。

辛く苦しい癌との闘病生活を
楽しいミュージカル作りに活かしてしまう。
それはまさに癌と仲良くなって
病気を楽しむ『遊病生活』でした。

今年のはじめ、真中氏はたくさんの人に惜しまれながら
この世を去りました。

このプロジェクトを拡げていきたい。
生前そう願っていた真中氏の思いを
残されたメンバーで引き継ぎ
真中氏が遺してくれたたくさんのメッセージを
より多くの人々へ伝えるべく
『命はいのち』プロジェクトのミュージカル第2弾を
5月21日(土)に岸和田市立・波切ホールにて公演致します。

真中氏自ら指揮をとった第1弾は
真中氏ご本人の自伝的ミュージカルでありながらも
作中に真中氏にあたるキャラクターが登場しないという
まさかの演出でした。
それは
『自分という人間を見てもらいたいのではなくて
自分の周りにいる人々の輝きを見てもらいたい。』
という想いからくるものでした。

第2弾も同じく真中氏をモチーフにした作品でありながら
新しく演出・脚本をとる三好氏から見た
真中氏が描かれた、開催地岸和田市にちなんだ
内容にアレンジされた
音楽も脚本も全て新しい作品となっています。

私も今回、ほとんどの曲のアレンジと
作曲に関わらせて頂きました。
この楽曲を聴きに来ただけでも
価値があったと思って頂けるようにする
ぐらいの意気込みで制作にあたって来ました。

この作品にもたくさんの
真中氏のメッセージが詰まっています。
是非お越しください。
勇気を貰えますよ。

『命はいのち』公式facebookページ
https://www.facebook.com/inochi2.project/

岸和田公演・1部(12:30開場)facebookイベントページ
https://www.facebook.com/events/1099407386778171/

岸和田公演・2部(16:30開場)facebookイベントページ
https://www.facebook.com/events/1294621643888519/






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