夏休みの宿題を、大人になるまでやらなかったような、
膨らんだ罪悪感のようなものを飼い慣らして向き合うまで、
数年かかっている、まだ続いている。
けれども、ひとたび手放したものは、
それほどまでに大切なものだったのだと、
流れおちていった年月がいま、わたしに教えてくれている。
それだけのことをわかるまで、
こんなにも時間がかかったけれど、
これで良かったとも、思うのです。
夏休みの宿題を、大人になるまでやらなかったような、
膨らんだ罪悪感のようなものを飼い慣らして向き合うまで、
数年かかっている、まだ続いている。
けれども、ひとたび手放したものは、
それほどまでに大切なものだったのだと、
流れおちていった年月がいま、わたしに教えてくれている。
それだけのことをわかるまで、
こんなにも時間がかかったけれど、
これで良かったとも、思うのです。
しあわせ 自由 楽しいこと
ここちよく 綺麗で 美しいもの
たいせつなもの
たいせつだったもの
コーヒーのように
必要だったもの
切り撮れない一瞬を
拾い集めた日々の
足跡は はるか遠くにあり
けれども 手放すことも出来ず
わたしは歩いてきた
いまも歩いているけれど
正しいかそうでないかなんて
わからないし
多分わからなくてもいい
突きはなしてきたもの
忘れてしまいたかったもの
せっかくあの森から逃げたのに
わたしはまた 森の入り口に立っている
縛られ 不自由で 苦しくても
たいせつなものを ひとつ
この手に握りしめる
これが無ければ欠けていると感じているものがある。
それさえあれば生きていけるという小さくも確かなひかりがある。
忘れたフリはやめよう。どうせ出来やしないのだから。