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言葉喫茶【Only Once】

旅の途中で休憩中。

ひとこと、ふたこと。

2025-02-19 21:43:31 | 言葉

 

 

 

夏休みの宿題を、大人になるまでやらなかったような、

 

膨らんだ罪悪感のようなものを飼い慣らして向き合うまで、

 

数年かかっている、まだ続いている。

 

 

 

けれども、ひとたび手放したものは、

 

それほどまでに大切なものだったのだと、

 

流れおちていった年月がいま、わたしに教えてくれている。

 

 

それだけのことをわかるまで、

 

こんなにも時間がかかったけれど、

 

これで良かったとも、思うのです。

 

 

 

 

 

 

 

 


hello,hello,hello.

2025-02-15 21:38:27 | 言葉

 

 

しあわせ 自由 楽しいこと

ここちよく 綺麗で 美しいもの

たいせつなもの

たいせつだったもの

コーヒーのように

必要だったもの

 

切り撮れない一瞬を

拾い集めた日々の

足跡は はるか遠くにあり

けれども 手放すことも出来ず

わたしは歩いてきた

いまも歩いているけれど

正しいかそうでないかなんて

わからないし

多分わからなくてもいい

 

突きはなしてきたもの

忘れてしまいたかったもの

せっかくあの森から逃げたのに

わたしはまた 森の入り口に立っている

 

 

縛られ 不自由で 苦しくても

たいせつなものを ひとつ

この手に握りしめる

 

 

 

 

 

 

 

これが無ければ欠けていると感じているものがある。

それさえあれば生きていけるという小さくも確かなひかりがある。

忘れたフリはやめよう。どうせ出来やしないのだから。

 

 

 

 

 


わたしは

2022-01-13 21:23:46 | 言葉




長いながい眠りの果て
数え切れない夜を見送り
朝を駆け抜けたどり着いた

わたしは いま

歩き続けている
息をしている
生きている

どうしようもなく


 手のひらからこぼれ落ちたものほど
 強くきらめきをはなつから
 通りすぎた日々が愛おしいのです

 叶わないけれどあの日に帰りたい
 帰れないと知っているからこそ
 わたしは新しい過去へと向かいましょう


迷うだろう
立ち止まるだろう
見失うだろう
それでも

いま わたしは
















◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

お読み下さり、ありがとうごさいました。

今年もゆっくり、
言葉と向き合いながら、
生きていこうと思います。




,

立ち止まらぬものたち

2021-05-17 21:28:55 | 言葉



むせ返るような
あおく若い匂いが
このからだを通りすぎてゆく

しゃらしゃらと
町の草木を鳴らす風は
このこころをも揺らしている


 移り変わる花の色
 動き続ける星の群れ
 降り止まない時の砂が
 大地に積もっては
 新たなつぼみを育んで

 さらさら
 さらさらと―


憂鬱や哀しみ
言葉にできない想いなど
静かに洗い流してゆく
ひと吹きの風を浴びながら

暮れてゆく春の中を
わたしは今も
歩いている








***********************

こちらへお越しくださる皆さま、

お読みくださり、
ありがとうございます。


yu,





森∼うたさがし∼

2020-11-15 00:42:47 | 言葉








さがしていたんです
あなたを

陽(ひ)降らぬ森のなかで
ずっと


遠ざかろうとしても
あなたは

いつも いつでも
すぐそこに

目と目が合わなかっただけで
あなたは

ずっと
わたしのなかにいました


あなたにはげしく恋い焦がれる
ひとりの旅人であった
わたしを

もとめているんです
いま ふたたび