昼間、私がまだ20歳そこそこの時にオーストラリアでお世話になった恩人Kさんと、しばらくSkypeでお話ししました。シドニーに住んで、もう20年以上になるその女性は、私がJTBシドニー支店でツアーガイドをしていたときの先輩なのですが、ガイド採用試験の際の試験官でもあった人です。合格してから、しばらくトレーニングを受け、そのあとの最終試験の際にもテストに立ち会ってくださいました。その時に、ホームステイ先をそろそろ出なくてはならず、この後の住居をどうしようか、と困っていたときに、「じゃあ、うちおいでよ。」と言ってくださり、所持金も英語力もなかった私にとっては、まさに救いの神、のような存在でした。シドニーを離れてからニュージーランドに3年間住むことになってからも、コンタクトを続け、もうかれこれ19年のお付き合いになります。
懐かしい話に花を咲かせつつ、私が住んでいた19年前のシドニーと、現在ではどんなふうに変わっているのかをお聞きしました。というのも、当校に通ってきてくださっている大人の方が、もうすぐシドニーへワーキングホリデーに旅立つからです。私が住んでいた時代よりは、ずっと景気がよくなり、それに比例して物価がだいぶ高くなっているようです。
例えば、私がかつてお世話になっていたホームステイでは、その家賃(一日2食付)が160ドルだったのですが、現在ではアベレージで250ドルだそうです。つまり、最低でも1カ月1000ドルかかるということ。それに、語学学校などで勉強をするならば、その費用と交通費、ランチ代などなど、もろもろの出費がかさみます。仕事をしないで1年間過ごすならば、相当のお金を持っていかないと生活できない、ということでしょう。
海外生活も、昔よりは随分と大変になったのだなぁ、と感じました。それでも、日本ではない外の世界を体験する機会があるのならば、私ももう一度行ってみたいな～、と感じたりもしました。もちろん、短期留学ではなく、しっかりと腰を落ち着けて・・・。まあ、しばらくは今やるべきことを頑張ろうと思います！
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