ねずみ 「“答え”ってのがすぐにはわからないものなんだったら、
もっと、ゆっくり考えても良いんじゃないかな。
もっと、ゆっくり考えても良いんじゃないかな。
ねこ 「う～ん。探してるときに限って、探し物ってみつからないよね…
ねずみ 「うん。本当に、今、君にそれが必要なら、きっとみつかるはずさ。
ねずみ 「うん。本当に、今、君にそれが必要なら、きっとみつかるはずさ。
ねこ 「なんかさ、いっこのコトしてるときって、周りが見えなくなっちゃうんだ。
ねずみ 「良いじゃないか。周りをゆっくり眺めるのは走り終わったあとで。
ねずみ 「良いじゃないか。周りをゆっくり眺めるのは走り終わったあとで。
ねこ 「もしかしたら、この世界にわるいひとなんていないのかもね。
ねずみ 「うん。向いてる方向がちょっと違うだけなのかも知れないけどね。
ねずみ 「うん。向いてる方向がちょっと違うだけなのかも知れないけどね。
ねこ 「期待してた満足感は得られなかったけど、
良い意味で期待してなかった満足感は得られたりするもんだね。
ねずみ 「世の中、案外うまくできてるもんだよ。
良い意味で期待してなかった満足感は得られたりするもんだね。
ねずみ 「世の中、案外うまくできてるもんだよ。
ねこ 「幸せって何かはわかんないけど、暖かい時間って思いがけないところにあるんだね。
ねずみ 「うん。気分転換は大事だよ。
ねずみ 「うん。気分転換は大事だよ。
ねこ 「がんばっても、がんばっても、ぬかにくぎって言うか、無理なのかなぁ…
ねずみ 「でもさ、ぬかにだってずっと釘打っていけば、ぬか床の底に刺さるかもよ？
ねずみ 「でもさ、ぬかにだってずっと釘打っていけば、ぬか床の底に刺さるかもよ？
ねこ 「なんだかさ、時間がながれて、成長するっていうけど、
ぼく、逃げることばっかりうまくなってる気がするんだ…
ねずみ 「でもさ、追い詰められたら鼠だって猫を噛めるって言うしさ。
ねこ 「でも、ぼくは、ねこなんだもん。
ぼく、逃げることばっかりうまくなってる気がするんだ…
ねずみ 「でもさ、追い詰められたら鼠だって猫を噛めるって言うしさ。
ねこ 「でも、ぼくは、ねこなんだもん。
ねこ 「ある国の英雄が、ほかの国じゃぁ、ただのちんぴらだ、なんてこともあるんだね。
ねずみ 「そうさ。当たり前だよ。だいいち、ねこの英雄は僕たちねずみからみれば大悪党さ。
ねずみ 「そうさ。当たり前だよ。だいいち、ねこの英雄は僕たちねずみからみれば大悪党さ。