わんわん
2012 巣鴨七人展に行ってきた その2
その1の続きです。
<<あらすじ>>
七人展を見学しに巣鴨にやってきた管理人。
初日の賑わいに紛れ込むことに成功するのでした。

どうしても会場よりも人の部分が多く写ってしまうので建物の外見写真は割愛します。
以上
<<レッツ 七人展>>
まずは交渉です。
受付に向かったところ、主宰のお一人である黒住氏と遭遇します。

あっさり許可を得られました。らっきーです。黒住氏に感謝です。しかし、
頭部レビューするかどうかはまた別な問題です。レビューはシビアにいきます。
<<レッツ犬>>
順路に合わせて作品を見ていきましょう。
エントランス正面に展示されている田中俊成氏作「犬」を観賞します。

昨年、
猿田彦を出展なさった作家さんの作品です。
若い犬。
性別は不明ですが、柴犬のようです。

耳が鋭く三角形になっているところから犬種を判別します。
着色は鮮やか。
彩度が高く、絵本の世界から飛び出したようなキャラクター性があり、生き生きとしています。
特に、鼻の根元の皺がいい味を出してます。
これがあるのとないのとでは、魅力が倍変わります。
この皺が作品の画竜点睛だと管理人は感じ入りいます。


ライティングと相性ばっちり。この眉間の皺に、中学校で小銭をせびっていたヤンキーを思い出します。
面は静物です。
永遠に時間が止まったままです。
しかし演目の最中では「生き」なければなりません。
やや威嚇し、吠える一歩手前のように見えます。
当作品は「動く前」、「動いた後」ではなく「動いてる」瞬間を切り取った作品です。

ぐるるるるる。喉の唸りが聞こえそうです。マーベラスです!
観察していて気づきます。
このわんこ、口が動きます!


動くぞ!こいつ!
ギミック搭載です。
ちょうど作者の田中氏が会場におられました。
許可をいただいて裏面の仕組みを拝見させていただきます。
管理人A「(まさか)舌で動かすんですか?」

表面と全然違います。
田中氏「違います。下唇のあたりを使って、ここをこうカタカタと」

ここ。ここ。
管理人A「なるほど!」
レクチャーを受けて管理人はまたひとつ賢くなったのでした。

玩具好きの管理人の嗜好をくすぐります。マーベラス!マーベラスです!!
その3に続きます。