今日は、途中、カンカンに暑い時がありましたが、なんとか涼しくいてくれます。
農作物を考えれば、カンカンになる日も必要かもしれませんが、アブが怖い私としては、胸をなでおろしています。
馬達は、極めて仲良くやってますが、青草を上げようとすると、さっきまでの友情はどこに行ったのか?と疑いたくなるほど、「俺俺!俺が先!」という態度になります。
また、アブ退治については、スプレモは、すぐに私の所に飛んで来て、ハエ叩きプリーズ!と目でせがみますが、ディンプルは、ハエ叩きを持って近づくと、逃げてゆきます。鞭でいやな思いをしたのでしょうか?
馬という生き物と生きゆく時に、昔の乗馬クラブのやりかた、ちからで制圧する方法では、楽しくないでしょう。馬は「あなた」を見ると、緊張し、かりかりし、噛もうとしたり、グイッポしたり、そそくさとその場を離れようとするからです。
悪いことを「No!」と教えることと、叩くことは違いますよね。
若い時に通っていた乗馬クラブでは、とにかく数鞍乗ると、小さな丸馬場で駆け足をさせられました。私が「駆け足はしないでいい」と言っても、「出せ」と言われました。馬は、本来、走ることが好きなはずですが、小さな丸馬場では、窮屈だからいやなのでは?
その乗馬クラブで、「駆け足出ません」と泣きべそかきそうに言うと、「バカやロー」と馬場の砂を握り、馬の尻に思いっきり投げつけられました。馬は驚き、走ります。が、これは駆け足(キャンター)ではなく、暴走です。こんなやり方、今もやっている乗馬クラブは日本にどれほどあるのでしょうか?
人馬共に、平常心を失うのは危険ですね。競走馬の乗り役さんを育てる時なら、あるかもしれませんが、乗馬は安全第一で行うべき娯楽(スポーツ)です。職業の乗り役さんとは違います。
小さな丸馬場に出すと、スプレモは、指示があるまではゆったり歩きます。歩きながら色々な事を考えているのだと思います。今日は手抜きができるかなー、、なんて具合に!
ちからで制圧するタイプの人間が馬を丸馬場に出すと、おそらく、いきなり駆け足をするのではないでしょうか。若い人であれば、「馬がヒトをリスペクト(尊敬)としている」と勘違いするかもしれません。リスペクトして走るというより、馬はその場から逃れたいから駆け足するのかもしれないのに!
あるいは、駆け足をしないと砂を投げられたり、ひどく叩かれたという記憶から、いきなり駆け足するのかもしれません。
あるいはあるいは、しばらくまともに運動させてもらっていないから、体が張って仕方がないから、体をはじけさせるために駆け足するのでしょう。
私はディンプルを乗馬として頂いたわけではありません。
今年の3月までは現役で働いていたそうですが、廃用が決定。メラノーマ故、行く先がなく、ふたつのオプションが検討されていましたが、そのいずれも惨いものでした。
4月中旬に私が来た時には、いつ見ても馬房に横たわっていて、息をしているか不安で、スタッフがかわりばんこに馬房をのぞきに行ったものです。
「ディンプル、生きてるか~?」
もう先も長くないでしょうし、最後くらい、幸福にして、具合が悪くなったら安楽死してあげるべきだ、と思い、ひきとることにしましたよ。
今はー。
包帯が痛々しいです。怪我をした後、治療が中断され、ややぶり返した状態で我が家にやって来ましたが、若馬のようにスプレモとじゃれあって日々を過ごしています。ただ、アブ対策だけは。。。ちょっと苦手のようです。
いきなり駈歩をさせる乗馬クラブがあるとは、驚きです。私の知ってるクラブは、常歩からはじまり常歩で終わります…^^ 鞭はほとんど使いません…
ディンプルは、食欲旺盛で、困ったもんです。一日中、食べていたいようです。一時、食道に腫瘍が干渉して、食べられなくなった時期があった、ということなので、その反動なのか、とにかく、食べていたいようです。
レッスンでいきなり駆け足させるクラブは、まずないと思うのですが、運動前のウォームアップのチョウバサクや、フリーロンジングの時、馬は、いきなり走ってしまうことがあります。
トレーナーからのプレッシャが強すぎる時にそうなると思うんです。
デュラン先生の様子を見ていたら、最初は黙って歩かせて、そろそろ行こうか、、、という感じで少しずつプレッシャをかけてゆきました。
「馬からのリスペクトを得ることは重要か?」と聞くと、「重要だが、それだけじゃだめだ。」とはっきり言いました。
もっともっといろんなことを教わりたいなー、と思いましたよ。新ひだか町に腰を落ち着けて、若い指導者を育成したい、と熱く語っていた姿がとても素敵でした。(今週、結婚されたばかりです。残念~!)
ディンプルは、いつでも会えますからいらしてください。昨日も、クラブのスタッフが心配して見に来てくれましたが、普通に顔やクビに触って、にこにこしているから「馬が安心したみたいだなー」と言ってました。とっても優しい子、賢い子です。スプレモにも見習って欲しい。。。どんどん赤ちゃんになってゆくぅ~~~。
麦などはほとんど与えず(ふりかけ程度)基本は草と配合飼料(優駿)でしっかり栄養バランスを維持しています。スマートですよ。(#^_^#)
今は・・・。
記事違いだけど、ホースセラピーが流行るのはいいことだと思う。
でも、残念ながら”馬に与えてもらって終わり”のパターンが多い現状では、冷めた目で見る自分がいるよ。
(特に最近、間近で見たから余計にそう思うんだろうねぇ)
コメントありがとうございます。
デュランさんが最初に私にためらいながら話しかけてきた一言は、
「何故、あの白い馬ばかりを使うんだい?午前も、午後も使って、また使ってるのはおかしいだろう?」というものでした。
クラブは、四月にスタートしたばかりで、いろいろ混乱の中にありましたが、デュランさんを迎えて、先進国のノウハウもとりいれながら、馬も人も笑顔で楽しめる空間になってゆくと思いますよ。
競技馬術だけでない、ふれあい乗馬で町民や観光客の笑顔作りができるクラブ。素敵だなー。
27歳の馬君がいますが、あの馬の品種なら40歳近くまで働けるので、まだまだ、のんびり頑張って欲しい。デュランさんは、馬匹の個性を大切にしながら指導してくれると思います。
あー、私も毎日通いたいー。馬二頭の世話でてんてこ舞いだから。。。
馬運車を買って、馬を連れて通いますか。