これまでアメリカから輸入したLMF シニアフード を利用していましたが、先月より、日本の農産製 シニア に変更になりました。
プーちゃんは移動直後から問題続きでした。
当初はこちらから持ち込んだ餌を全量与えていましたが、この食いが悪い。同じものなのにー?
牧場の標準フードはほとんど食べない。痩せる。困った。
預託料に含まれる通常の餌にLMFシニア追加することに。
たとえば、牧場のフードをまったく食べないからと、全量を持ち込んだとしても、預託料の減額はありませんので、出費が増えることになります。
引退馬の牧場さんに検討して頂きたいのは、
通常フードなら預託料●●円、シニアフードなら■■円、として標準化してほしいです。まったく食べない全量持ち込みの場合は、いくら、手数料いくら、と言う具合にコースが明確になるとよいですね。
カバロアとかばかみたいに高い餌しか与えたくないというオーナーさんもいますので、それは100%持ち込みでよいと思います。そもそも引退馬なので、高カロリーの餌など不要なはずですし、比較的若ければ標準フードコース、高齢で咀嚼が厳しいならシニアフードコースという具合に無駄のないように分けてもらいたいですね。
以前、保護?した馬にオランダから輸入のややこしい名前の「ハイパフォーマンス」輸入フードしか与えないというオーナーさんが、その餌代を寄付で賄っていました。この人は、リンゴジュース工場からリンゴの皮部分をトラックでもらってきて餌がわり。まともに飼料を購入できないのに、「餌はカバロアしか与えてはいけない。うちの馬は素晴らしい馬だから」とかなんとか言ってました。
またこの人は、勝手に獣医師の名前をあげて「●●獣医師から言われた餌の配合」としていましたが、本人に聞いたら、「ふざけんな、蹄葉炎の馬に高カロリーフードは禁止だと何度も説明してきた!」と怒り心頭でした。
そう、蹄葉炎の馬にリンゴを多量に与えていたのです。その人に寄付をしていた人、いますかね?病気を治そうとせず、見栄を優先していたということです。
この人物と親しい人がK知県で引退馬牧場をしていますが、考え方は同じ「くれくれ」主義ですから信用していません。
そもそもそもそも、引退馬には高齢馬が多いので、シニアフードは標準で用意されるべきと思います。でんぷん質、炭水化物、糖分を制限しないとクッシングを発症します。プーちゃんには気をつけていましたが、年には勝てず、発症してしまいましたので、できるかぎり余生がおだやかになるように、餌には気を使いたいものです。
ちなみに牧場の標準フードはこちら ↓
余談ですが、スピ君の餌とプーちゃんの餌を並べてみると、
スピ君:忙しい営業サラリーマンのランチ
プーちゃん:政治家の昼食会ぐらい違って見えます。
たくさん食べても太れない。それは高齢馬の宿命でしょう。
太らせることが健康ではありません。
足も弱っていますから、体重増は悪いこともあります。
筋肉を落とさず、痩せ気味でも、モリモリ食べて快眠、快便が目指すところであるのは、人間も同様です。