HAPPY CATS

6匹の猫とののんびり日記です

フレンド~今夜此処での一と殷盛りー

2014-10-04 23:31:36 | NEWS
東京グローブ座で上演中の
NEWS増田くん主演舞台
フレンド~今夜此処での一と殷盛りー
を観て来ました

詩人中原中也さんを中心に、中也を取り巻く人々を描いた作品

中也と言えば…

汚れっちまった悲しみに

とか

ゆやーん、ゆよーんの詩

っていうくらいの知識しかなかったです
(それもNHKの「にほんごであそぼ」を見ていたから知っていただけ)
正確には「ゆあーん、ゆよーん」でした♪「サーカス」っていう詩の一部分で
舞台のタイトル~今夜此処での一と殷盛り~もこの詩から引用されています

劇中でも印象的に読まれます

本は好きだけど…詩を読んで何かを感じるような趣味はなかったので

文学や芸術を語るストーリーについていけるかな・・・と心配でしたが

中也の詩が劇中で語られたときに
言葉のリズムが心地よくて

やっぱり天才と言われただけあるんだなーと興味がわいてきました

他の作品も読んでみたいな…


昭和初期、関東大震災から復興しつつあり、
太平洋戦争に向かっていく前の
若者が芸術や夢を追うことのできた時代背景

天才的な才能で、多くの詩を創作しながらも、
作品が世の中に認められる前に30歳の若さで亡くなってしまった中原中也

中也とともに芸術を追い求め、中也の作品を世に出すために
献身的に支えた友人、安原喜弘さんをまっすーが演じています

中原中也さん
破天荒というと豪快な人に聞こえるけど
実家から仕送りしてもらって
いろんな人にめんどう見てもらって
酒を飲んでは芸術を語り、意見の違いからもめ事ばかり起こす

あくまでも、舞台用に創作されたお話だけど

いくら天才で、作品と人柄にほれ込んでいるとはいえ、
中也のために色々とてを尽くす安原さん
そこまで犠牲にならなくても・・・ってあきれるくらいに
安原さんはいい人でやさしい人

それでとても強い人だなと思いました

中也と安原さんの友情を大切に伝えたい・・と語っていたまっすー

中也を演じる遠藤要さんとの息もピッタリで

カンパニーのチームワークのよさが伝わってきました

物語の後半は戦争に入っていくんだけど…
その辺りは、観ていても胸が苦しくなります
戦争に志願して出征していく姿
手柄をたてると勇ましく胸を張るんだけど、切なくてつらかったです

やがて東京にも空襲が来て…

絶望的な中で…
自分たちは生きていくんだ、みんなの分まで…と希望を捨てずに前を向いていて

そんな感じのお話だったので、観終わって…しばらくは余韻に浸っておりました

激動の時代に生きた若者たちの青春群像劇

あんまり舞台を観ることがないから、圧倒されますね

残りの公演…大阪での公演も無事に成功しますように












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