奄美大島の瀬戸内町での、出来事。南海日日新聞からです。
ハブがケナガネズミ丸のみ 奄美市の興さん遭遇、撮影2019年6月29日
奄美大島の山中で25日午前11時ごろ、国の天然記念物ケナガネズミを毒蛇ハブがのみ込む珍しい光景を、自然写真家の興克樹さん(48)=奄美市名瀬=が確認し、撮影した。ケナガネズミとハブは主に夜行性。興さんは「真っ昼間にハブがいてびっくりした。なかなか遭遇できない場面なので興味深い」と話した。
ケナガネズミは奄美大島と徳之島、沖縄本島に生息する国内最大のネズミ。頭胴長約25センチ、尾の長さ約30センチと尾が胴体より長く、半分ほど白いのが特徴。主に樹上で生活している。環境省のレッドリストで絶滅危惧ⅠB類。
興さんは瀬戸内町内の町道を車で走行していたところ、道路脇でケナガネズミの頭に食らいつく体長約1・5メートルのハブを発見。約1時間かけてケナガネズミを丸のみにしたという。ハブは5分ほど休憩すると、大きなお腹を抱えて山中へ消えた。
当日の天気は雨上がりの曇り空。興さんは「最初は車にひかれたのかと思ったが、よく見たらケナガネズミをくわえていた。昼間でも曇りや雨の日はハブに気を付けないといけない」と話した。
アカショウビンも〝登校〟 瀬戸内町・西阿室小2019年6月26日
瀬戸内町の西阿室小学校(猿渡有一校長、児童6人)に2羽のアカショウビンがたびたび飛来して児童らを楽しませている。
カワセミ科の夏鳥で、東南アジアなどから繁殖のため飛来する。成鳥は全身が赤褐色、太いくちばしと足は鮮やかな赤色。春から夏にかけて朝夕、「キョロロロロ―」と澄んださえずりで人々の心を癒やす。方言名は「クッカル」とも。
2羽のお気に入りの場所は校内の電線。電線に止まり、ゆらゆら揺れる姿が見られるという。2年生の仲山碧君は「アカショウビンは声も見た目もきれいで、かわいい。2羽でいるのは、お友達と一緒にいるのかなと思った。楽しそう」と話した。
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