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彼是、ココに記。

キッチンタイマー。

我が家の冷蔵庫の横面には、マグネット付きの白いキッチンタイマー(約10cm四方)が貼りつけてある。
冷蔵庫の右横にはシンクがあって、その隣がガステーブルという配置だ。
キッチンタイマーとガステーブルの間は、2mちょっとある。

夫が麺をゆでたりする時は時間との戦いになるので、私がキッチンタイマーのオンオフ担当だ。
時間は夫が設定済みなので、ボタンを押すだけの超簡単なミッションである。
夫「押して!」
私「(ピッ)」

が、失敗することがある。
スタートの時に、ストップボタンの方を押してしまうのだ。
スタートボタンとストップボタンは隣り合っていて、しかも同じ大きさで同じ色。
私は自分の確認不足を棚に上げて、対策を考えた。
ピンク色のセロハンタイプ付箋の、ノリが付いた部分のみを切り取って、スタートボタンに貼ってみた。
「スタート」の文字も透けて見えるし、ぴったりフィットしてはがれない。
そしてなんと言っても目立つ。

ミッションの成功率は100%になった。
「私って天才でしょ
夫に威張って見せた

 
 
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