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今日も平戸で庭ぐらし

登録文化財大曲家住宅
武家屋敷の庭 ギャラリー エル・ハルディン

今日も平戸で庭ぐらし 志がらみ

2011年06月06日 | グルメ
今日は、月に1度の「お抹茶を頂く会」の日。

三重県桑名の花乃舎・「志がらみ」が今日のお菓子です。

このお菓子は、以前から1度は、と思ってはいたのですが、
なんとなく名前が、ね。

「しがらみ」は、川の水をせき止めるための柵のよう物だそうですが、
「人生のしがらみ」のように、何かよいことをせき止めるようなニュアンスの方が強いでしょ。
で、お抹茶を頂くのにどうしようかなァ、美味しいのだけど・・・と。

6月に入り、水音が心地よい季節になりました。
今なら、このお菓子もよいかもしれない、と今月のお菓子にいたしました。

このお菓子の名前の由来は、
有本芳水の詩  
    揖斐の流れのしがらみに
    においあせたる花うきて
    波にうたいて浪に去る
    かもめよ何を鳴きゆくか
                より

正式な茶事のお菓子ではありませんが、
今日のような内々の会なら話の種にもなりますし・・・

川の流れをイメージした薄桃色の羽二重餅。



今日も平戸で庭ぐらし 藤団子(とうだんご)

2011年05月12日 | グルメ
ちょっと日にちが経ってしまいましたが・・・

9日は月に一度の「お抹茶を頂く会」の日でした。
お菓子は、名古屋・きよめ餅製「藤団子」。
面白いお菓子でしょう?
紐でつながっているのです。
お砂糖ともち米粉を固めて作られています。
ほんのりと柚子の香り。

藤の花が下がっているように見えるから、と言うのが、このお菓子の名前の由来。
もともとは、熱田神宮の神饌だったとか。
5月のお菓子にいつかは!と。
今年実現いたしました。

そういえばお抹茶も名古屋・妙香園詰「初昔」でした。
名古屋づくめ。

京都や金沢、松江に隠れていますが、
名古屋はお茶が盛んな土地で、お菓子もいろいろあります。

以前聞いた話ですが、
名古屋では先生が家庭訪問に行くと、まずお抹茶が出るそうです。
先生のお抹茶の飲み方で父兄は先生の力量を見ている、などと怖~いお茶の世界が存在しているそうで・・・
本当かどうか定かではないものの、確かに皆さんお抹茶をよく召し上がるようでした。

今週は、よく雨が降りました。
しばらく降っていませんでしたから、めぐみの雨。
今日、久しぶりに「ばら」が植わっているところをみると、
なんと!「ばら」の根元から2本も竹の子がにょっきり。
真面目に「ばら」を作っていらっしゃる人が見たら、卒倒しそうな光景。

いろいろな植物の成長が勢いを増す季節になりました。

今週末は、我が家で「ばらのコンサート」。
当日は、晴れの予報。
明日は、諫早と佐々に「ばら」を分けていただきに行ってきます。




今日も平戸で庭ぐらし 萩の(はぎのかおり)

2011年04月11日 | グルメ
震災から1ヶ月が経ちました。
本当に長い長い1ヶ月でした。
でも、これからの長い道のりを考えるとき、
何と言ったらよいのか、目の前に横たわるものの大きさに圧倒されて、語るべき言葉を思いつくことができません。

今日は月に一度の「お抹茶を頂く会」の日。
やはり話題は震災に。
私は震災以来、何だか気分が落ち込んでいて奮い立たないのですが、
他のメンバーは元気いっぱい、西日本がしっかりしなければね、と。
私もそういう元気なパワーを分けてもらって、少し元気に。

今日のお菓子は、山口県萩市光國製菓本舗の「萩の薫」。
萩の町は、夏ミカンが有名ですが、
青くてまだ小さいうちに収穫した夏ミカンを砂糖漬けにしたお菓子です。
ほんのり苦味があるさわやかなこの砂糖漬けは、
博多の百貨店などでも売られていて、日持ちもするので、
見かけたら買って置き、急な来客にお出ししたりしています。





今日も平戸で庭ぐらし 埋れ木

2011年03月09日 | グルメ
今日は月に1度の「お抹茶を頂く会」の日。
お菓子は、彦根・いと重製「埋れ木」でした。

彦根は井伊家のお城のあるところ。
井伊直弼は大老としてだけでなく、茶人としてもすぐれた才能を発揮した人でした。
今日のお菓子は、井伊直弼がまだ若いころ過ごした「埋れ木舎」に因んだお菓子です。
餡を餅生地でくるみ、抹茶の入った和三盆糖をまぶしています。

平戸では、お抹茶を一口頂いてから、お菓子を頂きます。
その方が、お茶の香りもお菓子の美味しさも引き立つと考えるからです。
お抹茶も、あまり細かい泡を立てることにこだわらず、
底にお抹茶が残らないように注意をしながら、後は泡が表面を覆えばそれで出来上がり。
お茶の風味を最大限に生かすお茶の立て方です。

平戸のお茶は武家茶ですので、本質に常に添うように所作が考えられています。
無駄のない、それでいてもてなす側ももてなされる側にも暖かな心が通い合う平戸のお茶です。

今日も平戸で庭ぐらし 阿闇梨餅(あじゃりもち)

2011年02月03日 | グルメ
今日は、月に1度の「お抹茶を頂く会」の日。

今日のお菓子は、京都満月・阿闇梨餅(あじゃりもち)でした。

阿闇梨餅は、お茶席のお菓子というより、もっと日常的なお菓子ですが、
皮がもちもちとして、あんこも程よい甘さでとてもよくできたお菓子なのです。

「お抹茶を頂く会」は内々の会なので、今日はちょっとくだけて阿闇梨餅を選びました。
本当は、もう少しふっくらした形なのですが、
京都から平戸までの長旅で、ややお疲れの態。でもお味の方は問題なし。

ここ2,3日寒い日が続きましたが、今日はお天気も良く暖かな1日。
庭では、メジロやムクドリなど冬鳥が大活躍。木の実をついばんだり花の蜜を吸っているようです。