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ハナウマ・ブログ

'00年代「ハワイ、ガイドブックに載らない情報」で一世を風靡した?花馬米(はなうま・べい)のブログです。

続、「アピール」できませぬ。

2020年05月10日 | 沈思黙考

「書式エラー」の次は「しばらくしてからもう一度お試しください」というメッセージが出るようになりました。しかも、この状況のまま30分が経過してしまうことが4度ありました。

前回投稿について

gooブログの「アピールチャンス」とは何か、ということを含めて書いている前回投稿はこちらからご覧ください。

行使できない権利

前回の「書式エラー」の時は、特定の投稿を除けばアピールは出来たのですが、最近は「しばらくしてからもう一度お試しください」というメッセージが表示され、「OK」をタップするしか対応のしようがない状況になってきました。
しかもこの状態が30分間つづき、結果としてアピールチャンスを使うことが出来ない事態となっています(「アピールチャンス」は付与されてから30分間の時間制限がある)。つまり、「アピールチャンス」は行使できない権利となる場合もある、ということになっているわけです。

いったい一般向けのコンピュータシステムが返してくるメッセージというのは、文面そのものを真に受けても、解決につながらない場合が少なくありません。これは理由のあることなのですが、ここでは仮に「真に受けて」考えてみたいと思います(考える時間は比較的ありそうな時期でもありますし…)。

順番待ちか、切り捨てか

「しばらくしてからもう一度お試しください」というメッセージを、一般的に解釈するならば、たくさんのリクエスト(システム的要求)、つまりたくさんのgooブログユーザーからのアピールが殺到していて捌(さば)き切れていない、という状況を示していると考えられます。 こんな場合、とにかく順番を作って待ってもらうという方法と、あらかじめバッサリ切り捨てる、という大きく二つの対応が考えられます。

順番に待ってもらう考え方は、時間はかかるかもしれないが、希望するサービスを受けることが出来るという安心はあります。ただし、原則的には早い者勝ちといったルールになります。
いまなら、早朝のドラッグストアに順番を作ってマスクを買おうとしている人の列と似ているといえるかもしれません。 ただ、マスクが売り切れてしまうと列の後ろのほうの人はあきらめなければなりません。在庫量(サービス提供能力)が、需要に対応できるかどうかも検討しておく必要があります。

もうひとつのバッサリ切り捨てる方法は、電話が殺到するような場合に行われています。
チケットの電話販売や被災地への見舞電話などで、一定の番号や一定の地域に、短時間に大量の電話が集中する場合、「お繋ぎできません」といった冷酷なメッセージが聞こえてくるばかりでガッカリした経験をお持ちの方もいると思います。
これなどは、ほうっておくと電話システムが「本当に」パンクしてしまい、復旧にかなり長い時間・期間がかかってしまうという事故を防ぐためのしくみです。 昔と今では通話を実現する技術が異なるのですが、考え方としては「手前で絞っておく」ということになります。しかもその「絞り」は多段階で行われます。まるでオーディションを受けているようですね。

需要の変動と負荷の見積もり

さて、「アピールチャンス」のしくみを考えてみます(妄想に近いですが)。
gooブログのスマホアプリをインストールしているすべてのユーザーに対して、ランダムにアピールチャンスを付与し、アピールのリクエストを受け、結果としてアプリの画面上に表示させる、という流れです。
まさに、短時間にリクエストが殺到する、というパターンです。

この場合、いったいどれだけの量を対象として考えるかを見積もらなければなりません。
仮に「15分ごとに」「100ユーザーに対して」アピールチャンスを付与するとした場合でも、100ユーザー全員が反応するとは限りません。また30分以内の有効時間のうち、間髪入れずにアピールを送ってくるユーザーと、だいぶたってから送ってくるユーザーもいるでしょう。しかし、比較的早く反応するユーザーが多いだろうという予測もできます。つまり負荷のピークが最初のほうにできるだろうと考えられるわけです。

受け側のシステム

こんなふうに需要、要求が変動することに対して、「受け側」はどうなっているのか。
まず、最終的な表示段階における器(うつわ)の大きさと、その入れ替えスピードについて考えてみます。
スマホアプリ画面では、たいていの場合7件のアピールが自動スクロールされており、「先入れ先出し方式」で新しいアピールが追加され、一番過去のアピールが消えていくようになっています。

気のせいかもしれませんが、この7件の枠の更新スピードが、その時々によって違うように見える場合があります。つまり長く滞留するアピールもあれば、短い時間で流れ去っていくアピールもあるように見える、ということです。
ただ、これはスマホアプリを見ているユーザーの、画面切り替えのタイミングも関係しているようなので、単純には語ることはできないかもしれません。

受け側ではもう一つ、スクロール表示させるコンテンツを作成するステップが、表示の前段階にあるはずです。
このステップは、さすがに早いと思います。私の経験では、アピールを送信したあと数秒以内でスクロールの先頭に表示されています。
しかし、スクロール画面はどうもローカルキャッシュ(利用者個々のスマホ内の記憶領域)を使っているようなので、すべてのユーザーのスクロール表示が一斉に変化するわけではないように思えます。

まとめ

あれこれと「考え散らかした」感じで、まとめも何もないのですが、「アピールチャンスが来ています!」で期待しても、結局のところ行使できない権利なのだとしたら、ガッカリであります。
何事によらず、期待させておいてガッカリというのは、さらに「ガッカリ感」が増大しがちです。

けれどもこのアピールシステムは、発信者同士が意識の上でゆるくつながりあうとともに、gooブログユーザーではない人にとっても、「いいね!」などの評価サインを見ることで、一定の情報を得られるため、優れたアイディアであると思います。
外出自粛のいま、ブログで発信する人も、これを読む人も増えているのかもしれません。設計・開発時の予想に反して、急激に「アピール・ユーザー」が増えてきているのかもしれません。

「しばらくしてからもう一度お試しください」というメッセージが、すでに切り捨てられているということなのか、もう一度試すことに意味はあるのかはわかりません。でも、きっと今後改善されていくであろうと願うばかりです。
開発・保守している人たちもコロナ禍のなか、在宅で頑張っているのかもしれませんね。


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