雲辺寺

今日は、雲辺寺に歩いて登るという無謀な挑戦に挑む。と言っても同行してくれる人は何度も登っていて、今シーズンは2回目だと聞いている。登山口から4.6km先標高900mのお寺を目指しいざ登り始めるが、行き成りの急な連続階段に躊躇する。

　

標高が高くなるにつれ、気温が下がってくるのを肌で感じる。身体は汗ばんでいるのに、顔の皮膚が強張り、手の指先がかじかむ。ダウンベストを脱ぎ、手袋をバックパックから取り出す。先週と同様に、小まめな体温調節に四苦八苦する。工程の３分の２を過ぎる頃には、登山道に残雪が見え始める。一段と身が引き締まる程の空気が、気持ちを凛とさせてくれる。一般的には2時間程で登れる工程だそうだが、休み休みしながら自分のペースで登らせて貰い、3時間掛けてお寺に辿り着いた。山頂付近で太陽が一杯当たり北風の当らない場所を探し、ドッカリと腰を下ろして持参した弁当を食す。遅くなった昼食でペコペコとなり、単なるむすびとパンがこんなに旨く思えることに感謝を感じる。健康って、有難い。

　　

下山後に車で粟井ダムを訪ね、今まで登っていた山を顧みる。暫くは筋肉痛で動きが取れないだろうが、暖かくなって新緑が眩しくなった頃に再度挑戦したいと思う。雲辺寺よ、待ってろよ！てかっ。

　

＜今日のルート＞