『学校では教えてくれないお金の話』金子哲雄/河出書房新社/2011年7月発行

人生において早い時期に、こういうことを教えてもらえる機会があると良いと思います。
お金の歴史から需要と供給、デフレとインフレの意味、クレジットカードの儲けの仕組みと怖さ、連帯保証人になってはいけないこと、賢い買い物術・節約術、進路を考える上で押さえておくべき「教育のコスパ」等など。
ときに、今の日本が縮小傾向の経済であることを隠さず、スポーツ選手になるにはお金がかかること、今後中国語と英語が必要であることなど厳しい現実を中学生にも分かりやすく平易な文章で書いています。
私も、改めて説明されるとそうだったのかと思うことが多々あり、つくづく自分がボーッと生きてきたわねという気持ちがひしひしと…。
説明臭い文章ではなく、自分の経験談を交えつつ、なるべく読み物として面白いように書いているなあと思われます。ぜひ息子に読ませたい。