花日和 Hana-biyori

2月に読んだ絵本

 『おとうふさんとこんにゃくさん』松谷みよ子
これは、赤ちゃん絵本的扱いなのですが、文にリズムがあって面白いです。
おとうふさんがころんでしまって「ぜんしんだぼくでごにゅういん」ここで私はもう笑っちゃいます。
こんにゃくさんがお見舞いにいく際大根さんやごぼうさんを誘うのですが、それぞれに忙しくて行けない。一人で行って、みんなは来れない旨おとうふさんに報告すると、
「みんな元気でよいことよ。私はもう、もとのまめにはもどれまい」とおいおい泣くのです。豆かよ!そこか!四角いきれいなお豆腐に戻れないと嘆くのではなくてホントは豆にもどりたかったとは。更にオヤジギャクのごときコンニャクダジャレに流れてふたりでおいおい泣くところでおわり。笑えます。

 『まいごのフォクシー』イングリ&エドガー・ドーレア、うらべちえこ訳
ちょっと長い話でしたが面白そうに聞いてました。

 『森を育てる生きものたち』谷本雄治 文、盛口満 絵
息子が選んで借りて来たのですが、意外と良かった。絵もキレイで迫力あるアングルも新鮮。何より、森は木だけで成立するわけじゃなく、虫や動物たちと木々が共生しているからと分かり易く教えてくれます。しかし息子にはまだわからんかったろうな。

 『ねないこだれだ』せなけいこ
おばけで子供を脅して早く寝かせようという親のエゴ満載の赤ちゃん絵本。何度も借りてます。

 『ゆきのひ』加古里子
これは、単に雪が降ってわーたのしいという子供の遊びだけが描かれているわけではなく、雪下ろしや吹雪で断線したり線路の雪かきに大人の男性がかりだされたりする厳しい雪国のくらしまでを描いていて、子供の雪の絵本としては珍しいと思う。
でもあくまで子供の絵本という事を忘れていないつくりではあります。雪が降ってたのしいことばかりではないよ、と優しく教えてくれているみたい。

 『ちいさなふゆのほん』ヨレル・クリスティーナ・ネースルンド文、クリスティーナ・ディーグマン絵 ひしきあきらこ訳
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