花日和 Hana-biyori

「奇跡のリンゴ」

これを書くのを忘れてました。何年振りかで珍しく文庫を購入したのがこれでした。
『奇跡のリンゴ ~「絶対不可能」を覆した農家 木村秋則の記録』
久しぶりに、人の生きざまで感動した~!というものでした。

無農薬リンゴを作るというのは、素人が考えるほど甘いものではないというのを初めて知りました。
それだけに、いかに人間は自然とともに生きているという事を忘れ果てている生き物なんだなあと。有機肥料は使わない、下草も刈らない、というのは目からウロコ。

新しいことをしようとする人はとてつもない苦労と偏見と闘わなくちゃいけないとか、木村さんが言う、「コンピューターが扱うのは全部過去のこと、未来は開けない」とか、「他から与えられたものしか利用できない人がすごく増えてしまった。―みんな答えはインターネットの中にあると思い込んでしまうのな」という言葉は耳が痛かったです。

機械オタクで勤勉、あらゆる実験を自分の力でやりつくして、それでもだめだった、しかし絶望から一転ひらめきを得た、という経験をもつ人が言うからこその説得力。

この話、阿部サダヲ・菅野美穂で映画化だそうです。
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