ゲジゲジが、床をサササササと這い、コップを持って歩いていた息子の前を通過してリビングの棚の下に入りました。小さい頃はあんなに虫が好きだった息子ですが、足が多い蜘蛛からダメになり、ゲジゲジはゴキブリより大嫌いだそうです。
大騒ぎして退治しました(私が)。なんでこういう時お父さんいないんだ~!とか文句を言いながら。
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息子に借りて、ジャンプ漫画『怪獣8号』1~2巻を読みました。
少年漫画でありながら、32歳の夢破れたおじさんが主人公。怪獣討伐の隊員(日本防衛隊)になりたくてなれなかった日比野カフカが、ある日怪獣化する身体になってしまい、災害大国よろしく“怪獣大国日本”を舞台に活躍するお話です。
さいしょの、怪獣の解体・清掃業に従事する様子は、それなりにプライドを持ち仕事をしつつも、家で酒飲んでへたばっている疲れたサラリーマンそのもの。カフカは、幼馴染みの女の子と、隊員になって日本を守ろうという約束をしていましたが、その子は現在、日本防衛隊で一番の活躍をしているという、よりくすぶりやすい設定です。私含め、共感する人は多いのでは。
カフカに再び隊員に挑戦するよう促す若手、レノ君のツッコミがテンポよくて面白いです。

(こちらは2巻、主人公ではなく後輩のレノ君)
が、正直、魑魅魍魎と戦う少年漫画原作アニメを見せられすぎているので、戦闘シーンはもうお腹いっぱいよ~という感じ。これはこの漫画の良し悪しではなく私の問題なのですが。
それにしても息子、色々気持ち悪い敵のアニメを散々見ていても、あんな小さなゲジゲジで大恐慌って笑っちゃいます。まあ、関係ないか。