学校に行ってないのにダラダラしている子どもを見て、つい小言をいいたくなってしまうけれど、子どもは内心葛藤している。そして「学校に行けないくらい弱って何もできない」状態なのだと理解すべきだそうです。
「ガソリンゼロの車を無理やりブルドーザーで動かそうとすると壊れてしまう。」
と臨床心理士の方がおっしゃってました。
難しいですね~。親は先のことが心配になるし、未来は暗いとしか思えなくなってしまう。
ゲストの宮本亜門さんが、自身が不登校だったころのことを振り返り、「親は未来のことばかり言うのが苦しかった」と言っていました。親は悪い方にばかり考えるのではなく、この子は絶対に何かになると信じて、感性が豊かな大事な時期だから、それを大切にしたほうがいい、とも。
宮本亜門さんは、不登校で引きこもっていたとき、自室に鍵をかけてレコードを聞きまくり、感性が磨かれて今の演出家という仕事につながったそうです。不登校がなかったら、今の自分はなかったといいます。
こういう、成功した人の体験談を聞いて、今現在苦しんでいる人はどれだけ救われるのかな~とは思います。ただ、臨床心理士さんが
不登校の生活は肩身が狭くなり、ますます居場所がなくなる。だから、親は責めないで肯定的なメッセージを出しつつ、「成り行きに任せる」のではなく、「子どもの考えやエネルギーを回復するためにどうすべきか考える」
などと話していたのはなるほどと思いました。それを心がけたとしても、どうすればいいのか分からなくて惑うでしょうけど。
学校に行かなくても生きていてくれるだけで、我が子として大切だという気持ちが子どもに伝われば、子どもは生きる気力がわいて、再び自分でなんとかしようと思えるものなのでしょう。
ほんと、勉強でもなんでも、「生きる気力」がないとダメなんだよなぁと。子どもだから活力がみなぎっていると思ったら大間違いなんですよね。
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