施設にいる母のところに行きました。写真は、行く途中にお昼を食べるために寄ったカフェのココア。の上のクリームがずぶずぶ沈んでいるところ。
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母は最初は比較的元気そうで、少し会話もあったのですが、お互い話題もないため話が続かず15分の面会時間がちょっと辛かったです。
部屋で面会ならいいんですが、大きな部屋で周りに他の面会者や職員さんがいる状態なので、母は周囲に気を取られてしまうし、私も落ち着かないのです。
とはいえ毎回、往復3時間かけて行くのに、あっという間で虚しくもあり。
母が車の乗り降りがもうちょっとスムーズにできればタクシーででも外出したいところですが。外出は制限なしなので。
足が不自由だと、ほんとうに行動範囲が狭くなってしまいますね。
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冷たい雨が降る中で、施設からその最寄り駅まで、オーディオブックで角田光代版の「源氏物語」を聴いて帰りました。
光る君が人妻に無体なことをしておる箇所でした。若いのにとんでもねえ輩ですが、平安貴族の価値観は今とどれだけ違うもんだか途方もない気もします。
だけど、女は「浮草のように」立場が不安定だと哀れむ言葉が出てきたりして、残念ながらある一面ではたいして変わらないのかもなと思ったり。