花日和 Hana-biyori

バッタ博士の本

『バッタを倒しにアフリカへ』 (光文社新書)
前野ウルド浩太郎/光文社/2017.5.17


息子の夏休みの読書感想文の本でした。学校でもらってきたお薦め本の広告に載っていて、表紙が面白いし昆虫が好き(息子が)なので買ってみました。

バッタの群衆発生の防除を研究すべく、アフリカ・モーリタニアの研究所に滞在する昆虫博士の体験記です。ネットで買ったので、届いたときけっこうちゃんとした新書だったのが焦りました。

大丈夫かな~読み切れるかな~と思っていたのですが、文章が面白おかしく書いてあって、時折爆笑しながら楽しく読んでいました。肝心の作文ですが…何も言うまい。自力で書いただけよしとしよう。

いま私は途中まで読んでいるところです。最初の空港のトラブル、賄賂が横行しているところとか、現地の研究所で働く人の給料交渉のしたたかさとか、けっこうバッタとは関係がない部分も事細かに面白おかしく書いてあります。

息子が読んでいるとき、秋田県出身純日本人の著者が、なぜ「ウルド」を名乗るようになったのかといういきさつを説明してくれました。いま自分でもそこを読んで、なるほどーと感心しきりです。色々とトラブルもありますが、研究所の所長さんは真面目で熱意のある人、ということが分かるエピソードでした。

息子、ちゃんと内容わかっていたんだなーと。
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