(以下ネタバレあり)
とりあえず、あかざと伊之助エピソードで泣きました。と書いておこう。
猪の頭を被っている伊之助は、猪に育てられたという無茶な設定でめちゃくちゃ野生児ですが、実は超絶可愛らしい顔をしているギャップ萌えキャラですね。
18巻の終盤で、上弦の弐の鬼に対峙した伊之助は、実はこの鬼が自分の母親を殺していたことを知り、鬼の話から忘れていた母のことを思い出します。赤ちゃんなのに覚えてるわけないというのは野暮というものですね。
伊之助のお母さんが、
「伊之助はあったかいねぇ」「私の宝物」「一緒にいられて幸せだねえ」
と、赤ん坊の伊之助を抱き締めて可愛がるところね、あれずるいですね、泣きますよそりゃ。
自分の子どもが赤ちゃんのころの、ぎゅっと狂おしくいとおしい、あの感じが襲ってくるんですよ。それで、この子を残して死ねないって絶対に思っているはずなのに、泣く泣く伊之助を残して自分は殺されるという。
赤ちゃんの伊之助の手足がむくむくしていて本当に可愛らしい赤ん坊の腕で、あの大切さ、いとおしさが甦り、伊之助のお母さんの切なさが胸に迫りました。なんつーか、盛り上げかたが上手いのよ。
しかしこれ、全体を通してたくさんあるエピソードのうちのひとつなので、人によって激しくぐっとくるエピソードは違うでしょうね。そんな感じで人も鬼も業の深い過去エピソードの波状攻撃と炭治郎のまっすぐさと、ほどよい笑いとイリュージョン的格闘シーン等々でやられるしくみです。
いまは早くアニメの第二期がやらないかなーと思っています。原作もいいのですが、アニメのほうは声優の演技や色彩、動き、音響効果が素晴らしいので、良さが三倍増しくらいになるという印象です。
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