出演:ヨ・ジング、ミナ、ホン・ジョンヒョン
演出:チョン・ジョンファ 脚本:ヤン・ヒョクムン 制作:2019年
[5段階評価:★★★☆]
ロボットのドラマをいくつか見ましたが、ロボットの方に感情移入したのはこのドラマが初めてでした。さすが!ヨ・ジング君というカンジです。
特殊メイクアップアーティストのダダは、撮影用に発注したダミー人形が人間ソックリなことに驚く。あまりにリアルなので細かくチェックしていると、はずみで唇にキスしてしまう。すると突然ダミー人形が動き出した。届いた人形は、実は最先端技術を駆使して作られた高性能AIだった。
キスした相手を彼女として認識するようにプログラムされた恋人用ロボットの”ゼロナイン”は、ダダを彼女と認識してアレコレ世話を焼く。料理も掃除も洗濯もこなすイケメンロボットに、最初は冷たい態度をとっていたダダも、次第に情がわくように…。
ダダには、7年間付き合ったトップ俳優のマ・ワンジュンという恋人がいたが、ある事情で別れてしまう。その心の傷を懸命に癒そうとする”ゼロナイン”の健気さに、心を動かされるダダ。いつしか”ゼロナイン”が大切な存在になっていく。
個人的には『恋人用ロボット』なのがずっと引っかかってました。キスされた相手だけを見て、絶対に心変わりしない都合のいいロボット。冷たくされようが(または虐待されようが)笑顔を向けるロボットを見て、ちょっと可愛そうになりましたね。相手が喜ぶことだけを学んで実行するロボットに、ある日「自分も愛されたい」という感情が芽生える。もうヨ・ジング君の方にガッツリ感情移入してしまいましたよ。。
無条件で無償の愛を永遠にそそぐ相手に対して、同じように愛せるのか?と言うと、かなり難しい。人間の都合のいい様に作られた恋人用ロボットが、やっぱり可愛そうになってしまうドラマなのでした。。
【オマケ】元恋人のマ・ワンジュンも実はとってもいい子で、正直マ・ワンジュンでもいいのでは??と思ったりもしましたね(苦笑)