出演:ユン・ギュンサン、チェ・スビン、イ・ハニ、キム・サンジュン、キム・ジソク
演出:キム・ジンマン 脚本:ファン・ジニョン 制作:2017年
[5段階評価:★★★★☆]
1話のオープニングで、いきなりスビンちゃんが張り付けになっててビビりました。。
「私のせいで諦めるなら、二度と会いません!」と泣き叫ぶスビンちゃんに向けて、弓を構えるホン・ギルドン…ここで場面は変わって子ども時代へ。最初にこのシーンを見ちゃってるので、スビンちゃんどうなるのぉ〜(泣)と終盤まで引きずるハメに。。
時代は16世紀の朝鮮。第10代国王ヨンサングンの政権を崩壊させた、実在の逆賊ホン・ギルドン。彼が生まれたところから物語は始まります。賤民の次男として生まれたギルドンは、不吉な運命を招くと言われている怪力を持つ子ども(怪力童子)だったため、父親のアモゲはギルドンを生かすために、”賤民”という身分から抜け出す決意をする。
アモゲは鋭い洞察力とカリスマ性で商売を次々に成功させ、秘密裏に財産を築いていく。このアモゲを演じたキム・サンジュンさんが、も〜ぉ素晴らしかったです!!! 声の出し方、しゃべり方、そして眼力がもの凄くて、前半のお父さんのパートは相当おもしろかったですね。
とは言え、主人公はお父さんではなく息子のギルドンなので(苦笑)途中でお父さんがいなくなっちゃってからは、正直ちょっともの足りなさを感じてしまいました。。
後半からは、”暴君”という言葉がピッタリの王様と、徐々に対立していくギルドンとの戦いがメインになるんですけど、王様の側にはギルドンの昔の恋人がいたり、生き別れの兄妹がいたり、いろんな要素が絡んでハラハラドキドキの展開が続きます。
ギルドンの昔の恋人を演じたイ・ハニさんがめっちゃキレイな方で、調べたら元ミス・コリアだったんですね。歌も踊りも美しかったです!
チェ・スビンちゃんはこのドラマの癒し的存在で、そんな癒しのスビンちゃんが終盤、例のシーンになっちゃうもんだから、もう!心配で心配で…(泣)
全30話とちょっと長めですが、むやみやたらに人が死んだりしないし、最後はスカッとするいいドラマでした!