監督:ハン・ジェリム(2017年公開)
出演:チョ・インソン、チョン・ウソン、ペ・ソンウ、キム・アジュン、リュ・ジュンヨル
これ予想に反して、コメディ映画でした(笑)と言っても、ワハハ!と笑えるコメディじゃなくって、クズな人たちの滑稽でマヌケな姿を見て苦笑いするようなコメディで、とにかく出てくる男の人たちが揃いも揃ってクズでした。。検事という立場を利用して、人の弱みを握っては自身の出世に利用するハン・ガンシク検事部長。そのガンシクにすり寄って、おこぼれにあずかろうとする新米検事のパク・テス。ガンシクのために真実をねじ曲げることに最初は良心が痛んでいたテスも、その感覚はどんどん麻痺していく。
本人たちは人生の勝ち組だと思っていて、途中で見るのがキツくなったりもしたんですが(汗)見続けられたのはコメディ部分のおかげでしたね。特に祈祷師のシーンは本当に滑稽で、クズ男たちが一心不乱に神に祈ってる姿は、相当おかしかったです。
(↑)こちらのダンスシーンも名場面の1つ(笑)
ところが! 不正を暴く監察部の女性検事が登場すると、事態は一変します。
ここからがこの映画の真骨頂!めっちゃ面白くなるので、ぜひガマンして(?)見続けてください!
その他のキャストも凄くよかったですね。ガンシクとテスを繋ぐ先輩検事のペ・ソンウさんもゲスかったなぁ〜(←褒めてる)
ガンシクと繋がっている裏社会の『野犬派』。犬を使って邪魔な人間を始末するキム・ウィソンさん(怖っ)は、こういう不気味な役が本当に上手い!
テスの奥さんにはキム・アジュン♡ 変わらぬ美しさでした〜。
そして、テスの幼馴染で『野犬派』若頭のリュ・ジュンヨル。彼のある行動によってテスが生まれ変わるので、そういう意味では一番のキーマンです。
幼馴染の設定だけど、実際はチョ・インソンさんより5歳年下ですね。映画の宣伝時には、まだ新人だったリュ・ジュンヨルをチョ・インソンさんが褒め称えてました。
チョ・インソンさんってこういう方ですよねぇ。「この新人とってもいいから注目してください!」ってやってくれる素敵な先輩。ド・ギョンスさんに対してもそうだったなぁ。
この映画の結末は、見てる私たちの判断に委ねられます。私が思う結果は『落選』。これの意味するところは、ぜひ映画を見て、それぞれの結末を想像してみてください。
チョ・インソンさんとチョン・ウソンさんは同い年くらいかなぁと思ったら、チョン・ウソンさんが8歳も年上でした(!)チョン・ウソン、見た目若すぎ問題…