

今年の夏も終わり。涼しい風が吹いてきた。
振り返ってみれば昆虫尽くしの絵日記の夏だった。
前述のカミキリムシはもう一匹海沿いの住宅街で捕まえた。歩いている沿道の
木に飛んできたので人目も気にせずその木を揺らし落ちてきた所を被ってきた
帽子に入れれた時は子供の時以来の嬉しさだった。
夕方公園を歩いていたら背丈ぐらいの高さを飛んでいる黒い物体を発見して
必至で追いかけてやはり帽子を使ってはたき落としてみたらコカブトのメスで
この時も帽子にその虫を入れて逃げられないように折りたたんで口をぎゅっと
つかんでニタニタしながら帰ったのだった。
カミキリムシもいいけどきれいな美しい虫と言えばタマムシだろう。
黄金虫などもきれいけれどどこでもいて希少価値がない。タマムシはヤフーの
オークションでも500円位で売られていたと思う。これがGETできたのも偶然
で公園で奥様連中が道をふさいで話をしている様なので木々の間を通り抜け
たら足下から飛び上がった。思わず汗を拭くため持っていたハンカチをかぶせて
押さえ込んでGETしたがスリムな体型なのでたたんだ帽子からするすると出て
くる。ハンカチでくるんで胴の部分を押さえながらやっぱりニタニタしながら
帰ったのだ。
結局虫かごを4つも買うことになってしまった。
日食の日に昼頃公園を歩いていたら道端にセミの幼虫が歩いている。
昼間にはまず見られないのだが日食でなにか狂ったのかヨチヨチ歩いているので
連れ帰った。その数時間後アブラゼミの成虫が出てきたのだ。
いろいろ昆虫の思い出ができた夏だが最初に捕まえたカミキリムシは2週間
ぐらいで死んでしまい可哀想になり他の虫も捕ってきたら数日には放してやった。
成虫のアブラゼミも羽が一部うまく伸びないので飛べない状態で可哀想な事を
したと今は反省しきりである。
写真も何枚か撮れたしこの夏で昆虫は卒業しよう。

