介護保険のスリム化、カギは「自立支援」(医療介護CBニュース) - goo ニュース
介護保険財政のスリム化は介護給付の削減しかない。
私見であるが、結論から先に述べるとこうなる。
福祉の大学教授といえば、「福祉関連の有識者」と考えがちであるが、とんでもない。
現場を知らない集団である。
都市部における特別養護老人ホーム(以下、「特養」とする)の入所待ちがどれだけいるのか知らないのだろうか?
最近の新聞記事だと…
特養、入所待ち9244人増…宮城(読売新聞 2010年5月11日)
ということになる。
記事にもあるとおり、一人で複数の特養に入所希望を出せるが、少なくともベッドのシェアができるほど特養に余裕なんてない。
そして、大学教授のおかしなところは「この制度の活用によって入所者の自立性を回復し、在宅復帰を促すことができると指摘。」
家庭で介護を受けられなくなった人たちが特養に入るのに在宅復帰という発想がどれだけ「絵に書いた画用紙」と同じくらい意味が無いことか。
在宅に復帰できるなら入所前に訪問看護を受けながら実践している。
これから高齢化がさらに進むこのご時勢で、ベッドシェアリングをしたところで一人がそのベッドを使い続けていくことになるので、ベッドシェアの意味そのものが無くなる。
それに、「在宅介護へのシフトで介護保険給付費や利用者負担の節減にもつながる」と思ったら大きな間違いである。
在宅にしたところで在宅介護はどうするのかまったく考えていない。
場合によっては真夜中にケアをしなければいけない人に対する介護報酬はどうするのか?
今の介護報酬でやってられないから、夜間巡回介護をする事業者が少ないのである。
利用者負担というのは経済的負担だけだと思っているのが大学教授の愚かなところである。
1年ぐらい介護をしないと介護の大変さが分からないのかもしれない。
介護保険財政のスリム化は介護給付の削減しかない。
私見であるが、結論から先に述べるとこうなる。
福祉の大学教授といえば、「福祉関連の有識者」と考えがちであるが、とんでもない。
現場を知らない集団である。
都市部における特別養護老人ホーム(以下、「特養」とする)の入所待ちがどれだけいるのか知らないのだろうか?
最近の新聞記事だと…
特養、入所待ち9244人増…宮城(読売新聞 2010年5月11日)
ということになる。
記事にもあるとおり、一人で複数の特養に入所希望を出せるが、少なくともベッドのシェアができるほど特養に余裕なんてない。
そして、大学教授のおかしなところは「この制度の活用によって入所者の自立性を回復し、在宅復帰を促すことができると指摘。」
家庭で介護を受けられなくなった人たちが特養に入るのに在宅復帰という発想がどれだけ「絵に書いた画用紙」と同じくらい意味が無いことか。
在宅に復帰できるなら入所前に訪問看護を受けながら実践している。
これから高齢化がさらに進むこのご時勢で、ベッドシェアリングをしたところで一人がそのベッドを使い続けていくことになるので、ベッドシェアの意味そのものが無くなる。
それに、「在宅介護へのシフトで介護保険給付費や利用者負担の節減にもつながる」と思ったら大きな間違いである。
在宅にしたところで在宅介護はどうするのかまったく考えていない。
場合によっては真夜中にケアをしなければいけない人に対する介護報酬はどうするのか?
今の介護報酬でやってられないから、夜間巡回介護をする事業者が少ないのである。
利用者負担というのは経済的負担だけだと思っているのが大学教授の愚かなところである。
1年ぐらい介護をしないと介護の大変さが分からないのかもしれない。