http://d.hatena.ne.jp/nakamurabashi/20091228/1261936270
今の若者は、リアリティの強いものを好む、といわれています。小説をたぐってみれば、自身の衝動に正直であると同時に、実にきまじめに常識の枠内に収まりがちです。そういう観念というのは、詰まるところ満額で退職金をもらおうとするリアリティです。満額で退職金をもらおうということは、そういった親を . . . 本文を読む
http://d.hatena.ne.jp/KoshianX/20091223/1261544417
マスコミの報道が耐え難いというのは、資本を増強する手だてを施す中でメディアとしての効用が最大化してしまい、今では裏技の裏まで利用して成り立っているように見える、ということです。ひるがえってみますと、ウエッブは未だ若いメディアですが、やがては・・・というのは容易に予想できるわけで、プロフェッショナ . . . 本文を読む
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091225-00000009-mai-soci
「人に迷惑をかけてはならない」という強迫観念が行き過ぎたために起こった悲劇を、サスペンス作家は小説にするべき。 . . . 本文を読む
http://d.hatena.ne.jp/essa/20091219/p1
本屋などを巡って、論壇紙をぱらぱらめくってみたりすると、時間をつぶしてしまったことに対して激しく後悔したりしますが、ウエッブが興隆した時代に、こうした文章を眺めますと、ある種のとまどいと、驚きとを隠しきれません。とまどいというのは、たぶん私みたいな存在はおいてゆかれるのだろうな、という予感と裏腹になっていて、驚きとい . . . 本文を読む
http://d.hatena.ne.jp/manysided/20091214/1260819107
こうした、近親者によるレイプというのは、男性側にしてみれば女性側は同意していた、と反証するのが常です。つまり、女性の主観で、私たち男性は彼氏となったりレイプ魔となったりするわけです。これはどういうことかというと、私たちが数世代にわたって継承してきた自由主義恋愛の路線が、破綻したということではあ . . . 本文を読む
http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20091211AT1G1103511122009.html
レイプ論争もかまびすしい昨今ですが、彼女たちは男を悪役に仕立て上げてこうして利権を貪っているわけです。私は、こうしたシングルマザーたちは、まごうなりにも子供を産み育てているわけで、なにがしかの配慮は必要だと思ってきましたが、男を敵役にする形での権利というものに、反 . . . 本文を読む
兎の眼 (角川文庫)灰谷 健次郎角川書店このアイテムの詳細を見る
今この本がどのような内容であったのか、思い返そうとひどく努力をしました。粉塵工場で働く祖父を持つ鉄三と、新任教師の小谷先生との魂のふれあいだ、といえば内容は合っていると思うのですが、この本を読んだ感想というか、感動といったものを、だいぶ忘れてしまった気がします。私は学生の頃、この本をとても興味深く読んだつもりになっていたのですが . . . 本文を読む
人類に火を授けたプロメテウスはゼウスの怒りを買い、カウカソス山の山頂に縛り付けられ、生きながらにしてハゲタカに肝臓をついばまれたといいます。このコウガイビルがどのような物語の中に生きているのか存じませんが、死と再生を繰り返す姿からは新鮮な驚きと憐れさを感じます。youtubeのコメント欄では、やはり西欧人だよな、と思わせるやりとりが記されています。日本人だと感情的に高ぶるかシニカルに振る舞う . . . 本文を読む
ザ・レイプ (講談社文庫)落合 恵子講談社このアイテムの詳細を見る
君よ憤怒の河を渉れ (徳間文庫)西村 寿行徳間書店このアイテムの詳細を見る
上段の「ザ・レイプ」(落合恵子)は1982年、下段の「君よ憤怒の河を渉れ」(西村寿行)は1975年の作品です。今回はブログでにぎわっているレイプ問題、ということでいきます。
まず、作家に対する認識です。一昨年になくなった西村寿行は、元は社会派の作家 . . . 本文を読む
http://www.asahi.com/national/update/1201/TKY200912010379.html
今年も残すところあと一月足らずとなりましたが、真紀姐さんには春めいた景色の中で栄誉を勝ち取り、一足早い春潮の香りを堪能している夜であろうと思われます。賞賛を受け、ひとしきり栄誉に酔い、私がこの悪文をしたためている今頃は、白河夜船でありましょう。難しい仕事を成し遂げ、周囲 . . . 本文を読む