小学生のための 千字文漢字練習プリント

古代の中国で生まれた千字文で漢字を学ぶプリントです。
1日20分ぐらい。親子で取り組んでみてください。

185・186 求古尋論 散慮逍遥

2022年02月17日 | 千字文
 みなさん、こんにちは。
 千字文で漢字を学ぶプリントです。
 親御さんに教わりながら音読したり、書いたりして、なんとなくでいいので漢字に馴染んでいきましょう。

 今回は《求古尋論 散慮逍遥》のプリントをアップしました。
 そしてブログでは「求」に注目してみました。

 漢字の成立ち辞典(加納喜光著)によると、求には「引き寄せて求める」という意味があり、字は獣の毛皮で作った衣を描いた図形です。皮製の衣は体にぎゅっと締まり、中心に向けて引き締めるイメージがあるそうです。ここから、
 救 求(中心に向けて引き締める)+攵(動作の符号) 
災難にあった人をこちらに引き寄せた助ける。
 球 求(中心に向けて引き締める)+玉 中心点に引き絞られた玉。球形の球。
 毬 まり。中心に引き絞った球形のまり。
 裘 かわごろも。
 となるそうです。

 坪内逍遥の名前や奥の細道の「日とひ郊外に逍遥し、犬追物の跡を一見し」という一文。
 最近の小説などで「逍遥」という言葉と出あうことはありませんが、千字文は江戸時代、寺子屋の手習に使われていたそうです。
 千字文が身近だった時代は、「逍遥」というかっこいい言葉も、いまよりずっと身近だったんだろうな、と思いました。


 リンク先にあるプリントは千字文(岩波文庫)、漢字源(学研)などを参考にしてつくりました。
 子どもが漢字を身につけるのに役に立つと思います。小学生のお子さんがいるお知り合いの方がいたら、よければこのブログを紹介してください。
 みなさんのリアクション、お待ちしています。


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