みなさん、こんにちは。
そしてブログでは「税」に注目してみました。
漢字の成立ち辞典(加納喜光著)によると、税にふくまれる兌には「外側のものをはいで、中身を抜き取る」という意味があるそうです。
形からも、八(左右に分ける)+兄(頭の大きな男の子)で、子どもの着物を脱がせる図形になっています。ここから兌のグループには、
「外側のものをはぎとる」
「中身を抜き取る」
というイメージがあるとしています。ここから、
脱 兌(外側のものをはぎとる・中身を抜き取る)+月(肉) 着物を脱がせて肉体が抜け出るさま。脱出。脱衣。
説 兌(はぎとる・抜き取る)+言 わからない言葉を解きほぐし、明らかにする。
税 兌(抜き取る)+禾(穀物) 収穫した穀物の中から一部を抜き取る。
悦 兌(抜き取る)+心 心のしこりが取れて、晴ればれとする。
閲 兌(抜き取る)+門 入り口でチェックする。検閲。
鋭 兌(抜き出る)+金 刃物の先が尖るさま。
蛻 ゼイ。セミやヘビの抜け殻。蝉蛻(センゼイ=セミの抜け殻)
となるそうです。
今回は、かなりわかりやすかったです。とくに税の文字の成り立ちは「なるほど!」と感じ入りました。
サラリーマンなので、給料からもガンガン抜き取られるし、買い物をするたびに消費税を抜き取られるし。
抜け殻同然の財布に、日々ゼイゼイ言ってます。
リンク先にあるプリントは千字文(岩波文庫)、漢字源(学研)などを参考にしてつくりました。
子どもが漢字を身につけるのに役に立つと思います。小学生のお子さんがいるお知り合いの方がいたら、よければこのブログを紹介してください。
みなさんのリアクション、お待ちしています。
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