みなさん、こんにちは。
今回は《背芒面洛 浮渭拠涇》のプリントをアップしました。
そしてブログでは「背」に注目しました。
漢字の成立ち辞典によると、背にふくまれる「北」の字は、互いに背中を向ける人の形で、「背を向ける」というイメージがあるそうです。
ちなみに方角の北は、家を建てるときに寒い北側を背部にすることから、方角の北を意味するようになったとのこと。
こうしたことから、
背 北(背を向ける形)+月で、背中を意味するのだそうです。
プリントでは洛陽(洛水の北にある都)というがあったので、補足です。
中国地方の山陽・山陰をイメージすると、山の南が陽、山の北が陰になります。
ところが川の場合は、川の北が陽、南が陰です。
なんで逆なんだろう? そう思って調べたら、ガッテンでした。
南)☀︎→山 (北
山の南斜面に日があたって陽。北側斜面は陰になります。
一方、川だと。
南)☀︎→V (北
地面を削って川は流れているので、北側の斜面に日があたって陽。南は陰になります。
底に川が流れる深い渓谷をイメージすれば、なるほどよくわかりました。
リンク先にあるプリントは千字文(岩波文庫)、漢字源(学研)などを参考にしてつくりました。
子どもが漢字を身につけるのに役に立つと思います。小学生のお子さんがいるお知り合いの方がいたら、よければこのブログを紹介してください。
みなさんのリアクション、お待ちしています。
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