小学生のための 千字文漢字練習プリント

古代の中国で生まれた千字文で漢字を学ぶプリントです。
1日20分ぐらい。親子で取り組んでみてください。

105・106 背芒面洛 浮渭拠涇

2022年02月04日 | 千字文

 みなさん、こんにちは。

 今回は《背芒面洛 浮渭拠涇》のプリントをアップしました。

 そしてブログでは「背」に注目しました。

 

 漢字の成立ち辞典によると、背にふくまれる「北」の字は、互いに背中を向ける人の形で、「背を向ける」というイメージがあるそうです。

 ちなみに方角の北は、家を建てるときに寒い北側を背部にすることから、方角の北を意味するようになったとのこと。

 こうしたことから、

 背 北(背を向ける形)+月で、背中を意味するのだそうです。

 

 プリントでは洛陽(洛水の北にある都)というがあったので、補足です。

 中国地方の山陽・山陰をイメージすると、山の南が陽、山の北が陰になります。

 ところが川の場合は、川の北が陽、南が陰です。

 なんで逆なんだろう? そう思って調べたら、ガッテンでした。

 南)☀︎→山 (北 

 山の南斜面に日があたって陽。北側斜面は陰になります。

 一方、川だと。

 南)☀︎→V (北

 地面を削って川は流れているので、北側の斜面に日があたって陽。南は陰になります。

 底に川が流れる深い渓谷をイメージすれば、なるほどよくわかりました。

 

 リンク先にあるプリントは千字文(岩波文庫)、漢字源(学研)などを参考にしてつくりました。

 子どもが漢字を身につけるのに役に立つと思います。小学生のお子さんがいるお知り合いの方がいたら、よければこのブログを紹介してください。

 みなさんのリアクション、お待ちしています。



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