Bass & Love .

~ HAKASE-SUN 在音日記 2024 ~

仕事初め

2010-01-03 14:00:22 | 日記
まだまだ松の内。人の流れも穏やかです。

今年最初に、ターンテーブルに乗せたのはこの 1枚。

ジャマイカ出身の白人ジャズ・ピアニスト Monty Alexander 「IVORY & STEEL」。

ピアノ・トリオと、敏腕スティール・パン奏者の共演。華やかであり、スリルのあるバトルが聴けます。70年代のヨーロッパ録音ならではの、涼しげな音質が心地よいですね。午前中に聴くのにいいな。


たまに、「仕事初め」はいつですか、と聞かれることがあります。

形にならないイメージの世界を扱う、ミュージシャンを稼業とする私のような者にとっては、いつが仕事中で、いつがお休み、と言った線引きがありません。

寝ている時も、ごはんを食べている時も、「仕事中」だったりします。

対外的には、ライブあるいは打ち合わせで出て行くことが仕事初めということになるでしょう。

今年は元日から、新しく導入したハード・ディスクレコーダーの、どうしても分からない部分があって、マニュアルをめくって勉強しておりました。

ようやく昨日、外部スロットエフェクトへのアサインの仕方を、マスターすることが出来ました。

ちょっとしたことなのですが、やはり「勉強」しないとつかめないことはあるものですね。

年明けも人のライブやCDアルバム、また MariMari さんと共演するの 1/11 ライブの選曲など、考えることが目白押しです。

自分の好きな「仕事」をやっているので、それほど苦にはならない、作業です。
自分の抱いているフィーリングや感情・感覚を、世の人に共有してもらえること、これがこの上ない幸せです。

音楽は私にとってもちろん「仕事」、言い換えればライフ・ワークのようなものです。気持ち的には、無心で作ったもの、演奏したものが、後付けで「仕事」として評価されるものだと思っています。

若いころ、なりたいと念じてきたことが叶い、自分の使う時間もほぼ自由に設定できて、締め切りに追われることはあるけれど、(人にもよるでしょうが)ノルマに追われることもなく。

ある意味、とても贅沢な、恵まれた生活だと思います。我ながら。

不動産や利殖にもあまり興味がありませんので、出来ることなら、人的財産=永く付き合える友人を、願わくばもっと増やしていきたいですね。


明日は月曜日ですね。皆さま良いスタートを。