中国育児日和

福建省出身のだんな様と5歳の息子に振り回されつつ過ごす主婦にゃおみ。現在日本で生活中♪

結婚酒席

2009年07月24日 | 習慣・行事
広東を離れて福清に戻って1ヶ月弱…前半は家の掃除や片付け、荷物整理に明け暮れた。私たちが2年近く家を空けていたせいもあるが、日頃より家を大切に使わないだんな様家族により、家は汚れ、壊れ、グシャグシャで、家の中までが細部にわたり混沌であった。これをきれいにして、安心して落ち着けるまでには相当な時間を要した。きれいな家も使う人によってこうなるのか…というなれの果てを自分の家で見た思いがし、空しさと悲しさがこみ上げたけれど、汚い中で生活できない性分なので必死に磨いて片付けた。

その間にも親戚や客の出入りは激しく、だんな様は昼も夜もちょこまかと外出して不在が多く、手伝ってくれるが義妹も同居していて心休まる暇がなかった。義妹が福清を訪れた義母とはじめちゃんを連れて島に戻っている数日間は少し落ち着いたが、親戚のおじさんとやらがせっかく磨き上げた部屋に泊まりに来てしまうハプニングも…涙。おじさんが帰ったその日に、私の母と妹・その友だちを迎えに、だんな様と交代で車を運転し3時間弱かかってアモイ空港へ。

母が来るのは、私たちの結婚酒席(言うなれば田舎の披露宴)を7月18日に開くからであった。私たちは今年で結婚6年目だが酒席はやっておらず、そのために超田舎の義両親はかなり肩身の狭い思いをしていたらしい。田舎での酒席は基本的に自分の家で近所の人や親戚を呼んで行うため、義妹曰く成人した息子が結婚したのにいつまでも酒席を開かないと周りから「なぜいつまでも呼んでくれないの?」と突上げがあるそう。実際私も毎年のようにだんな様から「この日は縁起がいいので酒席やろうか?」と言われてきたが、結婚してから数年たってパーティーなんて習慣日本には無いし、子供までいて既に若くない私たちが今更…と何とか理由をつけてかわして来た。

じゃあなんで今年やる気になったかというと、広東での仕事が終わり以降ははじめちゃんの学校のために日本へ帰ろうと覚悟がついたから、というのが1つ。だんな様の弟が結婚を決めて福州にマンションを購入し、来年あたりに結婚する予定というのを聞いたのも1つ(結婚している兄が先にやるべきだろうなと思う)。福建省の小さな島のもっと小さなコミュニティーの中で、義両親がずーっと私たちのためにネチネチ嫌味を言われ続け面子が立たないのは中国的に見て気の毒だし、このまま行けば私の親とだんな様の親は一生会う機会がないと思ったのも1つ。

で、その様子はこちらにアップしました。私の母がわざわざ日本から来てくれたことで義両親の面子も立ったようで、実家ではそのためにエアコンまで備え付けてくれていた。「そんなことしなくてもいいのに~」と言いつつも、実際は島の環境が短期滞在の日本人には苛酷で、エアコンがないと母たちにはとても耐えられる状態ではなかったので結果的によかった。慣れぬ環境と暑さでみんな疲れたが、あの「ウルルン滞在記」経験は普通の日本人には滅多にできないだろう。気分的なことだが、みんな満足できたのでやっぱりやってよかったと思った。

母たちも島から戻り、福清を3日満喫して21日に日本に戻った。みんなお疲れ様。そしてありがとう。発展を続ける福清の情報は後日またアップします☆