中国育児日和

福建省出身のだんな様と5歳の息子に振り回されつつ過ごす主婦にゃおみ。現在日本で生活中♪

連休中に

2009年05月04日 | 趣味
連休前からはじめちゃんが知恵熱を出してイマイチ本調子でなく、3連休中も微熱を出しては寝たり起きたり超元気になったりの繰り返し。そんな訳で、香港からお友達のKさんが遊びに来てくれた以外はマンションを散歩したり玩具で遊んだりと、家でのんびりと過ごした。熱を出した先週、幼稚園から電話が来て迎えに行ったのだが、その時先生たちが「大丈夫、こういう時は背が伸びるんですよ」。おお~国によって知恵熱でもこんな風に言うのね。

久々に海賊版DVDを購入したので、連休中見た邦画2作。

●デトロイト・メタル・シティ(DMC)

ストーリー…さわやか系ポップス歌手とおしゃれな生活を目指し、進学のため上京した主人公だったが、大学を卒業し気付けばデスメタルバンド「DMC」のボーカルになっていた。主人公の夢とは裏腹にDMCは急成長を遂げ、ボーカルとしての才能も開花していく…。

DMC旋風は分かるが、デスメタルが滅茶苦茶うるさい。主人公、松山ケンイチの目指すさわやか系歌手というのがいわゆる小沢ケンジみたいな感じなのだが、ああいうのが流行っていない今、冷静に見ると微妙…。オシャレな生活も、自由が丘やフランフランあたりで売っていそうな雑貨や家具や服に囲まれた感じというか…。これが今流行の草食系男子?そして主人公がデスメタルのボーカル、クラウザー2世に変身した時、肉食系へ(ぶっちゃけ私はうるさくても気持ち悪くてもクラウザーの方が好きだ)。原作が漫画なのでわざとらしい所も多いが、その分かなり忠実に作ってあるのでは?エンターテイメントとしては面白い。

●おくりびと

言わずと知れたアカデミー賞受賞作品。派手なストーリーではないので、実際見ることをお勧めします。見た後は、納棺師の仕事に美しささえ感じるはず。死んでから霊魂はあるのか?とか分からないけど、死んでからもきれいな姿で皆にお別れをしてもらえるのは故人にとって幸せかもしれない。主演の本木さんのかなり練習したんだろうな~と思える手つきは鮮やかで見とれるほど。日本での納棺師という仕事の概念は、この映画の影響で今後かなり変わるんだろうと感じた。

先月初旬、私の祖父がそろそろ危ないと聞いたこともあり帰国したのだが、ちょうどその時だけ持ち直して元気になり、遠方に住んでいる上に私の帰国期間も短かったので会いに行かなかった。そして私が中国に戻って数日後、祖父が亡くなったという知らせを受け、結局お葬式には行けなかった。祖父は病院で亡くなったが、映画のようにきれいにしてもらったのかな?元気な時はきれい好きでおしゃれな人だった。祖父はどんな風に送られたのだろう。高齢化が進んだ所為もあり、私はまだ日本で身近な人の死に直面したことがない。映画のラストは、自分も主人公と同じ境遇になる可能性が高いので、考えさせられてしまった。人は誰でも、いつか死を迎えるんだなぁ。



一時帰国とトワイライト

2009年04月06日 | 趣味
昨日日本から香港経由で中国に戻り、今日から仕事。一時帰国中日本でお世話になった皆様、本当にありがとうございました。

1人での帰国はやりたいことを存分にやり尽くし、充実していた。カラオケに行き、回らない寿司屋で1人寿司(もちろんランチ)。プチ奥様会ではランチを食べながら5時間近くも話しまくり、銭湯につかり韓国アカスリ・岩盤浴初体験。花見に行き、ゆっくりショッピング、足と背中のオイルマッサージ…5日間で子供がいたらできないだろうことを堪能した。中国では食べられない薄焼きピザやおいしいケーキ、マックの日本限定メニュー等も食べられて、大満足。それでもやっぱり子供のことは毎日気になり続け、ついはじめちゃんに色々買ってしまったりした。

仕事で辞めさせられるのか続けるのか、はっきりした返事を上司からもずっともらえず、おまけに同僚も今の女の子から中国人男性に代わると言われ、ストレスが限界に達しそうな時だったので、帰国して随分リフレッシュできた。ちなみに日本帰国前に自分の中で、ストレスフルな現状が続くならやっぱり6月いっぱいで辞めたいと結論がつき、契約書にサインをして提出してきた。それも上司の思惑かもしれないけれど、上手く行かないのに無理やり続けてもいいことなんて無いだろうと思ったからだ。自然の流れに任せて、それでもまた働きたいと思えばどこか探して働こうと思う。

さて、今回は往復共にANAだったので機内に1人1台小さなテレビが付いていた。そこで見た日本で上映が開始したばかりの映画「トワイライト 初恋」。

ストーリーは結構ベタな吸血鬼との恋愛モノ。設定やストーリーは洋画にしてはちゃちな感じなので深く語るまい…が、実はヴァンパイアで、いつでも主人公を助けに来る完璧な彼氏、エドワード・カレン役のロバート・パティンソンがかっこ好すぎ。映画というより微妙な彼のオーラに釘付けだったなぁ。世界中の女子高生に絶大な支持を得たということらしいので、これはさながら欧米版「恋空」か…と思ったが、エッチやら妊娠したとかのエピソードがなく、吸血鬼なのに彼女が好きだから必死に血を吸うのをこらえることで純愛を表現しているのには好感。第3弾の製作が始まっているそうなので、是非続編を見たい。

見たい見たい~日本のテレビ。

2009年03月11日 | 趣味
外国でずっと日本語に触れない生活をしていると、無性に日本語が聞きたくなってしまう。だけど衛星放送を自宅で見られるようにしたら高いし、仕事で日中いないので一日中家でテレビを見るわけでもないし…。

そんな私のお助けは、中華系YOUTUBE?とも言える某映像サイト。普通のインターネット回線で、CMをカットして編集されている日本の番組が見られる。そのページに登録している人が映像を投稿する形式のようなので「なんでも」というわけには行かないが、連続ドラマやジャニーズなどの人気タレントが出ているバラエティー、アジアにファンの多いアニメや映画などはかなりの数。日本に限らず、中華圏以外でも色々な国の映像があるようだ。

「今期の日本のドラマは面白い」との評判だったので、面白そうなものをいくつか見ている。日本で放送されてから早ければ1~2日後、通常は3日後くらいにアップされるので楽しみ。ちなみに今期私が見ているのは「ラブシャッフル」「トライアングル」「必殺仕事人2009」「天地人」。いや~イケメンパラダイスである。

ストーリーはどれもそれなりに素晴らしいので、あえて「イケメン」という観点から書かせてもらうと、「ラブシャッフル」の出演俳優(男)は全員が魅力的。こんなメンバーなら是非シャッフルされたい。「トライアングル」は江口洋介の魅力に改めてため息。大昔「東京ラブストーリー」の時のチャラ男な感じが強くて、その後の出演作をあまり見てなかったのだが、非常に大人かっこいい。稲垣吾郎のいかにもな演技や服装もわざとらしくて嫌いじゃないが一番のドつぼは堺雅人!微笑のプリンスと呼ばれるだけあって、常に笑顔の演技ができるのはこの人しかいないと確信。

「必殺」は、時代劇大好きな私にはたまりませぬ!東山紀之の同心姿は似合いすぎているし、だめムコ殿っぷりもお見事。中村主水役の藤田まことも(イケメン枠ではないが)あの和装はイイ。特に首に巻いてるのが…。毎回のゲスト出演者も、あまり時代劇では見かけない人が多くて(次回は池内博之、他多数)私としては好感。「天地人」は汗臭い武将モノの大河において、妻夫木くんのさわやかなこと!プラスそれに共演する若きイケメン玉山鉄二、小泉孝太郎、小栗旬たち、きわめつけにお色気ムンムンな吉川晃司の信長(笑)。人気若手女優も揃えてきたのを見るとNHKの大河に込めた意気込みが感じられ、戦略にまんまと嵌り是非毎回見なければという気分になる。

イケメン中心に書いたが、その他の役者さんも光っているし、どれも見ごたえは十分。最後まで見るぞぉぉぉ~!

I LOVE…

2008年12月22日 | 趣味
今回は趣味について。割と何でも「広く浅く」の私だが、小さい頃から本が好き。漫画も小説も読んでいると幸せ、文章を書くのも苦に感じない。大学もその流れで文学部へ自然に進み、卒論は…「稚児と僧侶物」というジャンルについて書いた。これに尽きる(大笑)。

つまりこれはBL、ボーイズ・ラブと呼ばれるものである。現代ではこれが好きな女を「腐女子」などと呼び、本屋には男ならアダルトコーナー?まがいのBL本コーナーができていて立ち入ることさえ恐れ多いが、古来からBLは日本に公然の如く存在した。私の卒論もそういった作品を考察しているが、女子禁制の組織などにおいて、年長の男子が自分より若くきれいな男の子を恋愛対象として求めたり、逆に若い男子が自分より年上のかっこいい男性に憧れるのは「文化」としてOKだったのだ。だからもういいっ!腐女子とでも何とでも呼んで!それでも私はこのジャンルが好きだと気付かされた最近。

はて?と思い起こせば私のBL好き歴は長い。小学校6年生で少女漫画雑誌と並行しつつ別のジャンル、とても軽~いBL系作品との出会い。中学~高校時代にはそれまで封印されていたかのようなBLジャンル雑誌がかなり刊行され、だんだん市民権を得てきた感があった(さすがに買う勇気は無く、当時住んでいた田舎の本屋で立ち読みしてたっけ…)。

学生時代~中国行き~結婚・出産、とここ10年ほど人生のメイン行事が日本をまたぎ続いたので、ゆっくり本を読む暇も環境もなかったのだが、インターネットでデジタルコミックを立ち読みできるようになり、子供が寝てからの読書環境が復活。それを期にたまたま無料BL漫画を立ち読みしたら、最近のおバカ少女漫画よりはるかに面白いではないの。ああ~進化に感動。

昔はストーリーもありきたりで「自分はホモじゃない~~!!」と悩みまくる暑苦しい男(少年?)が主流のちょっと引いてしまいそうなものが多かった気がするが、BLジャンルが確立された今はストーリーも凝っているし、設定もキャラも多岐に渡っていて読み応えがある。絵柄も可愛くてきれいな男が勢ぞろい、夢の世界かも。男が好きな男が実際どのくらいいるのか知らないけど、こんなにハッピーエンドなBLが浸透したら女はそのうち用が無くなって結婚できなくなるなぁ…(爆)。

少女やレディース漫画にも共感する部分は多いのだが、BL本に胸キュンするのは何とも言えない密かな楽しみ…。日本に帰国した暁には心ゆくまで漫画喫茶でBL本を満喫してみたい(滞在の短い今回は無理か…う~ん残念)。もちろんだんな様には内緒だ。中国でこの年で漫画好きと言っているだけで「え~?漫画??」って言われるくらいなのに(漫画本自体が少なく、子供向けのものだけしかないため)BL好きなんて言おうものなら瞬く間に変態扱いされるに違いない…。

ちなみにまだBLに手を出したこと無い方、私のストライクゾーンに入ったこの作品をどうぞ。
中村明日美子「同級生」 日本に帰ったら、買うぞぉぉぉぉ!!!!

忍び寄るウイルスの恐怖

2008年11月04日 | 趣味
先日、幼稚園から任意のインフルエンザ予防接種通知が来た。中国は鶏が結構どこにでも放し飼いにされているので危ないなぁ、はじめちゃんと一緒に私も受けようかなぁ?と考え中だった所に見た映画「アイアムレジェンド」。

狂犬病のような症状を発し、空気感染するウイルスがニューヨークに蔓延、街は封鎖される。3年後、免疫を持ち世界でもただ1人の生き残りと思われる科学者のウィル・スミスと愛犬サムは、ウイルス感染して狂犬と化した人間を捕まえては治療薬開発に励む。

いや~、アクション映画って触れ込みだけどホラー?何が怖いって、ウイルス感染してわずかに生き残ってる人間っていうのが、姿も行動も人間の様相を呈してないこと…。この感染者、光がダメで暗い所や太陽が沈んだ後でしか行動できず、動物や人を襲っては食べるという設定。人の形をしながら中身は人じゃないのが怖すぎる。それにプラス、孤独の恐怖。他に人間がいない街で、いつもマネキンに話しかけているウィル・スミス…ひぇぇ。

昔見たドラえもんで、のび太がもしもボックスで誰もいなくなった街の世界を作り出し、何でもやり放題の1人自由を満喫する話を思い出してしまった。最初はいいのだが、だんだん寂しくなってきて、結局また元の人がいっぱいいる世界に戻す。人間が1人で生きていくのは難しいのだ。

ウイルス感染モノといえば、日本で話題のドラマ「ブラッディ・マンデイ」。旬の俳優三浦春馬は可愛いくてキレイで、ちょっとシスコン?な男の子。たまに帰国すると日本の若い男性がどんどん小奇麗になっているのに引いてしまう(笑)。なんで最近ウイルステロや、ウイルスによる人類滅亡の話が多いんだろうか…?単なる流行だったら平和だけど、オウムのサリン事件はまだ記憶に新しいし、鶏など、薬が効かない新型インフルエンザも次々と見つかったりしているせいもあって自分と関係の無い話ではなくなって来ている。ましてや私は鶏インフルエンザの感染者が多い中国にいるのだ。いざという時私は子供を守れるのか?子供や自分が感染した場合、日本に帰れるのか?不安が頭を巡るも、何も対策らしいことはやっていない。

他にもコミックの映画化が実現した「20世紀少年」でもカルト宗教団体が新型殺人ウイルスを開発してテロを起こし、全世界を信者にしていく。浦沢直樹はどの作品を読んでもただただ、圧倒させられる。好き嫌いの次元を超えて、この人の漫画はすごすぎる。

何故人が、罪の無い人を殺すことを考えるのか?人類の滅亡を予感させる作品を作りたがるのか私にはよく分からないけれど、実現しないことを祈るばかり。平和な国に生まれ、危険意識の欠けている日本人の私でも、危険はいつも隣にあるんだと言うことを肝に銘じておかなければいけない。とりあえず身近な所から、ということでインフルエンザの予防接種は受けておかねば!

芸術の秋だから

2008年10月24日 | 趣味
プーケット旅行記を更新したいのだが、パソコンがウイルス感染して修理中なので別の話題を。

日本はこの季節、芸術の秋だなぁと考えつつ、広東省はまだ日中30℃もある夏の陽気。少し日本に見習い、中国に来てからずーっとストップしていた洋画鑑賞を再開した。福建省に日本語吹き替え版または日本語字幕があるDVDなんて売ってなかったのだが、広東省にはかなりあるのだ。早速日本語吹き替え海賊版DVDの種類豊富なゴンベイ地下へDVD漁りに出かけ、無事日本語吹き替え版があるものを何点か発見し、購入。

「ショーシャンクの空に」…言わずと知れた名作らしいが、先日どこかのサイトで紹介されているのを見て初めて知った私。ストーリーは、妻の浮気を知りつつ何も出来ない、若く優秀な銀行副頭取の主人公が、妻とその愛人殺しで無実の罪を着せられ「ショーシャンク刑務所」に入れられる。刑務所内で約20年を過ごした主人公だが、意を決して脱獄を謀るというもの。刑務所内での囚人の待遇は、生々しい暴力シーンはあまりないが、見ていて精神的に結構キツい。囚人たちは刑務所の外の世界に出たいとは常に思いつつも、いざ出てみると刑務所以外の生活に適応できない。一瞬私も中国の生活に慣れすぎて日本の生活に適応できなくなったらどうしようと怖くなってしまった。ハラハラ、ドキドキするような映画ではないながら、長い刑務所生活を脱したラストは何とも言えぬ爽快感があった。

「人間の罪について考えさせられた」つながりで最近見た日本のドラマ「魔王」。ミーハーにも生田斗真目当てで見た第一話…見事に嵐の大野君にハマった…。大野君と言えばポヨヨン癒し系なイメージしかなかったのだが、それを覆すストイックさに(こういう演技が出来る俳優に弱い私!)もうフラフラ~!!ドラマ主題歌になっていた嵐の「TRUTH」のPVも見まくり。魔王バージョンの大野君のソロ&映像も多くて、もう最高。

ストーリーはご存知の通り、過去殺人を犯したにもかかわらず正当防衛で無罪となった生田斗真を始め隠蔽された事件に関わった人たちを、殺された少年の兄で弁護士の大野君が「罪に問われない方法」で殺していく復讐劇。復讐心って人の心にどのくらい生き続けるのか?と考えると、きっとそんなに長くは無いと思うのでこのドラマは非現実的設定だが、重犯罪を犯しても法にのうのうと守られる犯人にどうしても復讐したければ、こういう方法しかないのかも…。最初から犯人が分かっているドラマは結構あるが、その見せ方、ストーリー展開などは巧妙で見応えがあった。ああ大野君、これからもドラマに出演して~!

上記2作と関連は無いが「ダヴィンチ・コード」。買ったDVDのパッケージ、コピーしたであろう日本語の完璧度は高かったが「ダヴィソチ・コード」になっていたのが笑えた。感想はいくつかあるのだが、まずキリスト教徒で無い限り「へぇ~」という感覚で見る「インターナショナルバージョン・名探偵コ●ン?」ではないだろうか。敬虔なキリスト教徒ならその内容に衝撃を受けるのかもしれないが、仏教土壌で育った日本人が見るとやはりコ●ン(しかもトム・ハンクス)。おまけにキリスト誕生前の時代から現代までの、キリスト教を中心とした宗教史やヨーロッパ史をかじっていないと、真の面白みを味わうという意味では話についていけない。…はい、ついていけませんでしたよ、私も(涙)。ヨーロッパ史に興味はないのだが、もう1回おさらいの意味も込めて見なくては!

また週末にDVD探しに行ってみよう!!

なつかしのあしながおじさん

2008年09月05日 | 趣味
偶然入ったお店で見つけたハウス名作劇場「わたしのあしながおじさん」のDVD。おおっ!と思わず衝動買いしてしまった。1枚に20話入って23元はこの辺ではちょっと高いのだが、以前偽物地下街で探した時はついに発見できなかったので、これは何かの縁!と思い一気に2枚、全40話分を大人買い。大人っていいな♪

HKやマカオにはどうやら日本アニメオタクがかなりいるらしく、加えて海賊版洋画DVDを求める欧米人も多いせいで広東はDVDがものすごい種類豊富。日本の映画や2時間ドラマもすぐDVDとなって売り出されている…呆れるが感動だ。そういえばこの間買ったはじめちゃんの大好きな映画「トムとジェリーの宝島」は日・中・英・葡・露・仏…など8カ国語くらい入っていた。

「わたしのあしながおじさん」は、確か私が小学6年生~中学生にかけて放送されていた。6年生の時私は1度転校したのだが、転校先の学校で「あしながおじさん」の主人公に似ているという理由からジュディーと呼ばれていたので、ちょっと思い出の作品。当時小学生だった私は髪型くらいしか似ていないと思っていたのだが、今アニメを見ると確かにいつも笑っているジュディーの雰囲気は自分に似ていなくもない。もっとも、私は本当に楽しくて笑ってばかりいるわけではないのだが…。

ハウスのアニメは1週間に1度、日曜日の夜7時半から放送していたので、当時は週によって見たり見なかったりした。そのせいでアニメの放送が終わってから原作が気になり、小説を買って読んでみたらすっかりハマってしまった。今でも小説を読み返すとかなり昔に書かれた話なのにやっぱり面白いと思う。こういうのが本当の名作っていうのだろう。

ネタばれだが内容は、孤児のジュディーが孤児院で書いた反省文があるお金持ちの目に止まり、ジュディーは彼の援助で憧れの高校(小説では大学)へ進学できることになる。援助の見返りはそのお金持ちに生活を報告するための手紙を書くこと。でもお金持ちからの返事はもらえないし、お金持ちの名前や身分はジュディーには明かさないことが条件である。ジュディーは唯一見たことのあるそのお金持ちの影の、足がとても長かったことから彼を「あしながおじさん」と呼び、ユーモア溢れる手紙を送り続ける。

小説はほとんどが、ジュディーが宛てた手紙形式で構成されている。時代は女性に参政権が無かった20世紀初め、約100年前のアメリカなのだが、手紙の内容はとてもそうとは思えない新鮮な大学生活が描かれている。アニメは、脇役や年齢の設定などが若干変わっていたり(ハウスのアニメ的に対象年齢が低めになっている気がする)小説には無いエピソードが入っていたりして、それはそれで楽しめる。何より、ジュディーが好きになるルームメイトの叔父さんであるジャーヴィスは、長身で優しいお金持ちの紳士。声も含めてウットリだ。

ジュディーが通うのは女子高なのだが、女ってなんて感情的なのかと、見ていて同情しつつも恥ずかしくなってしまう時がある。些細なことで喜んだり悲しんだり怒ったり。落ち込んでいても男性からの一言で立ち直ったり。アニメはこの点が少し誇張されているけれど、傍から見た女性は実際こんな感じなのだろうなぁ…一生懸命ジタバタしながら成長していく素直な登場人物の女の子たちがとてもいとおしく、胸がじんじんする。

5日間で早くも1枚目を見終え、今日から2枚目へ。でもついつい一気に見ようとしてしまう…楽しみはもうちょっと取っておかなければ。

ラスト・フレンズを見た。

2008年08月20日 | 趣味
インターネットで時間があるとき見ていた「ラスト・フレンズ」を昨日やっと見終わった。日本では重いテーマを扱った内容と共に上野樹里と錦戸亮の演技が高く評価されていると聞いていたが、本当に上野樹里は「のだめ」の印象が強く、かつハマり役だったのに今回はまるで別人。話ごとに別人になれる役者さんってすごいなぁ。

しかし、見たことのある人にはご理解頂けると思うのだが、錦戸亮が彼女である長澤まさみに(他の登場人物にも)行うDV=ドメスティック・バイオレンスは恐ろしくて見ていられなかった。腹や顔を殴るわ蹴るわ、おまけに嫌がる長澤まさみを押し倒して無理やり…役を演じている錦戸亮には何の罪も無いが(笑)登場する度にかかる効果音も手伝って、錦戸亮にものすごい恐怖を感じてしまった…ひぃぃ。

DVされてもズルズルと関係を切れない長澤まさみ、性同一障害に悩みつつも長澤まさみを愛し続ける上野樹里、幼少期の性的トラウマで女性と付き合えない瑛太、同居するダメ男と不倫状態の?関係に悩む水川あさみが送るシェアハウス生活。現代社会で人に言えない悩みを抱えた若者が助け合いながら、楽しく暮らしていく。そしてある日、長澤まさみは上野樹里が抱く自分への思いを知りシェアハウスを出ていく。その後錦戸亮は自殺し、長澤まさみは彼の子供を妊娠していることに気付き…出産。

悩みを家族にも言えず引きこもりや鬱病が増え、家族や親戚、友達のつながりも希薄になりつつある日本で、他人同士でもこんなにお互いを理解し、尊重し合っていい関係を築いて暮らして行ける可能性があるんだという光明をドラマではあるが見せてもらった気がする。長澤まさみのもたつきぶりには(役柄もハマり過ぎていたせいで)全くイライラさせられたが、それもこのドラマのポイントだろうな。

シングルマザーという地位が社会的に認められていないだけでなく、精神的な病気に対する理解がまだまだない中国(実際苦しむ人はいると思うのだがまだまだ表には出ないだろう)。何かあったら親戚関係第一!の国だし、中絶も妊娠もお手軽な感覚だから、まず「ラスト・フレンズ」な状況は生まれないと思う。もしだんな様がこのドラマを見たとしたら「日本人はおかしい」というかもしれない…。

1度シェアハウスを出た長澤まさみを、生まれた子供と共にシェアハウスのメンバーは温かく迎え入れ、他人の子なのに(子供の父親である錦戸亮からも、メンバーはひどい暴行を受けたのにも関わらず)責任を持って子供を育てようと言うラスト…人の優しさと孤独に触れて、涙がボロボロ出た。実の親でも育児放棄、親の責任放棄する人はたくさんいるのに、人間ってこんなに優しく、強くなれるんだな。

余談だが先日、はじめちゃんをとても可愛がってくれている幼稚園の先生が「是非はじめちゃんを自分の家に連れて帰りたい!」と言うのでビックリしつつお言葉に甘え、先生のお宅に1泊2日お泊りさせてもらった。夕方は先生宅に帰宅し、朝は先生が幼稚園に連れて行ってくれるので、ほぼ丸2日はじめちゃんと会わないことになる。

さすがに寂しく、心配になってくるが、だんな様はもう1ヶ月来ないし、私もたまには少し息抜き。改めて子供をとても大切に思えて、先生には大感謝。はじめちゃんには私以外にも色々な人と関わってたくさんの愛をもらって、優しさに触れながら幸せに成長してほしい。私も親として強く、子供をいつでも受け止めてあげられるよう自分を磨かなきゃ。

1人暮らしの胸キュン症候群

2008年05月21日 | 趣味
手足口病の完治したはじめちゃん、お医者さんからも「もう幼稚園に行っていいですよ」とお墨付きを頂くほどピンピンのパワー全開状態だったが、幼稚園からは「他の子に移るといけないので、来週から来てください」…あと1週間休まなければならないことが決定。

もともとはじめちゃんを福建省に連れて帰りたかっただんな様、ここぞとばかりに「連れて帰って僕が面倒見る。1週間後に連れてくる」主張を開始。なんだかんだ言ってもはじめちゃんと離れるのは寂しいし、長旅でまた病気になったらと心配するも、1週間も休むことは難しいので、やむなく承諾せざるをえなかった…グスン。私も精神的にちょっと参っていたし、少し主人や子供から離れるのもいいのかもしれないと思った。

というわけでつかの間の1人暮らし開始。仕事から帰ると、最近購入したお気に入りのDVDをじっくりと鑑賞。日本でも私が大学生の時放送していて大好きだった海外ドラマ「アリーMY LOVE」。中国には無いだろうとタカを括って日本で買おうとした矢先(正規版で安くても4万円近くする)、珠海のお店で230元(3500円くらい)でゲット。日本語吹き替えバージョンがあるかどうかも買う前に確認し、バッチリだったので即購入したのだった。ちなみに中国語は字幕しか入っていない(笑)。

お話は、バリバリのキャリアウーマン、アリーの所属する弁護士事務所が引き受ける珍事件と共に進行するアリーの恋愛遍歴。容姿・学歴・キャリアすべてに申し分の無いアリーに次々訪れる(探し求める、とも言える)取替え引換え、キープもありの出会いと別れ…。これを見るとアメリカ人ってなぜ恋愛にこんなにパワフルになれるの?とビビるが既婚・未婚問わず常にときめきを追い求めたい、って気持ちには共感できる。そう、誰だって恋がしたいし、結婚したってたまには恋愛中のドキドキ感や、ロマンチックな気分を味わいたいのだ。

ドラマとはいえスキンシップやリップサービスの達者なアメリカ人ですら結婚した夫婦はマンネリ化に苦しんでいるのに、アジア人の私達夫婦なんてそりゃあもう悲しいくらい何も無い。マンネリどころかドラマで何度も出てくる「性的差別関連の訴訟」で主人を訴えることができるほど、妻は夫の下僕的存在だ。あ~、同じ国際結婚ならアメリカ人が良かったかも…なんて今更後悔しても遅いなぁ。

あと、最近見つけたヤフーの漫画無料立ち読み。多くても第一話50ページ分くらいしか立ち読みできないのだが(内容によっては10~20ページのものも…)第一話が面白ければ十分満足。本当は中身の濃~い連続漫画、歴史や異世界、SFとかの割と読むのに時間のかかるような非現実的ジャンルが好きなのだが、立ち読み漫画は思いっきり「学園テイストの恋愛少女漫画」が多くて、すごい新鮮だった。結婚して数年たった今では声を大にして「こんな男いないよぉ~~(でもいてほしい)!」という悲鳴を上げそうになりながらも胸がキュンキュンしてしまう。

しかし最近は「隙だらけの可愛いお馬鹿女が、俺様気質の超美形秀才男の下僕にさせられ、いつの間にか男の方が女にハマっていた!」または「今まで普通に地味だった女子高生がある日突然学園の王子様に目をつけられてエッチを迫られ陥落、2人はラブラブカップルに!以来男が何かにつけて欲情…」って展開がやたら多くてゲンナリ。KISSが最高の盛り上がり所、ってくらいピュアな話を読ませてくれ…。

そんな中、長期停止状態の胸キュンツボを押してきたのは「君に届け」。
国際結婚漫画で素直に面白かったのは「インド夫婦茶碗」。
上記URLはページ数限定の無料立ち読みなので、興味のある方はお試しを。

だんな様、少女漫画みたいには行かなくても、たまには私をキュンキュンさせてよ~~(大笑)

鹿にハマる

2008年03月18日 | 趣味
このところ、鹿にハマっている。

というのも日本在住の方なら知っていると思うが、「鹿男あをによし」というドラマにハマっているのだ。日本のテレビが中国で見られるの?と思う方もいるかもしれないが、日本のテレビをまともに見ようと思ったら、ネット回線を使ったケーブルテレビを月500元ほどで契約すれば見られる。

しかしこれは機材をレンタルしてその敷金2000元近くを納めるなど、高いのでパス。じゃあどうするのかというと、普通のインターネットから無料で日本のドラマを見られるサイトが中国には存在するのだ。字幕やテレビ局などを見ると、多分台湾などで放映された日本ドラマと思われるが、日本と変わらぬ放映速度!インターネットよ、ありがとう。

最初は玉木宏好きで見てみようかな~と思ったのだが、ドラマに占める「鹿」の存在の大きいこと、大きいこと(笑)。人間より鹿…。それはもう、オープニングから鹿顔のアップで始まり、突然やってくるエンディングでも壮大な音楽と共に群れを成した鹿が駆けてくるのだ(このエンディングがかなり好きな私…)。おかげではじめちゃんまでもが「シカ」を覚えてしまった。

派手ではないが、ストーリは小説ベースだけあって、巧妙かつ壮大だと思う。日本の歴史好きの私には結構ツボで、奈良が舞台というのもなんかいい。元々京都や奈良などで神社仏閣巡りをするのが好きで、ゆくゆくは住みたいな~と思っていた私にとっては、ドラマを見ていると歴史ある古都の良さや、日本の古来からの美しさを改めて実感でき、やっぱり日本っていいな~とその世界観にどっぷり浸ってしまった。

歴史的建造物や古墳も、登場人物がその場所へ行くたびにバンバン紹介され(歴史教師役の綾瀬はるかが、歴史のことを語りだすと止まらない、という設定)、私もまた機会があれば京都や奈良で神社仏閣巡りしたいと思った。これは次回帰国時の密かな野望である。

「鹿男あをによし」も残すところあと2回(涙)。また私好みのゆる~いギャグ系ドラマ(例えるなら「時効警察」のような…)が始まることを期待しつつ、鹿男のラストを楽しみにしている。