中国育児日和

福建省出身のだんな様と5歳の息子に振り回されつつ過ごす主婦にゃおみ。現在日本で生活中♪

心機一転

2009年02月12日 | お仕事
2月に入り、旧正月休みが明けて会社が始まったと思ったらもう2週目が終わろうとしている。金融危機の影響で会社のボーナスも泣けるほど少なく、珠海では去年まであった旧正月前の会社の食事会も、某スーパーの買い物券プレゼントも無くなり、広州と統合での食事会と抽選会に自主参加になってしまったので、子供のいる私は参加しなかった。広州まで車で2時間以上もかかるので往復するだけで疲れてしまうからだ。行かないと連絡していたが、結局その日ははじめちゃんの体調が悪く、どちらにしろ行けなかったのでよかった。

そして新年が始まり、用事があって珠海にやってきた広州の日本人総経理からは、新年早々だが6月いっぱいで契約を終了してほしいと言われた。ただ、昨年末から私も退職前提でこの総経理に業務内容の相談をしていたので驚きは無く、むしろホッとした。

というのも、自分で書くのも何だが…私の席は会社の面子のためのお飾り的なものであるため、上司たちは「やることが無いが置いているポジション」だと分かっている。そして私の「現地採用」という枠は日本で言うと派遣社員とか契約社員と同じなので、会社の都合で切られる。しかし海外で突然切られても、日本のように家の近くで別の職を探したり、臨時でアルバイトをしたりできないのでものすごく困る。子供がいれば子供に合わせて、ある程度生活設計を立てなければならないからだ。

要するに私は怖かったのだ。もちろん客観的に、会社から見ても私の席は必要ないなぁと思っていたせいもあったが、いきなり切られて現在の生活を維持できなくなるのが怖かった。中国の物価は確かに安いが、物によっては日本より高い物も多く、特に幼稚園にかかる費用は大きい。だから上司に前もって相談した。昨年の時点では「突然辞められても、もし代わりの人材を探す時に旧正月前だと多分見つからないので、もう少し待ってほしい」という返事だった。「それならできるだけ退職時期は子供の学期の区切りに合わせてほしい」と私も言っておいたので、上司は自分が「もう少し待ってほしい」と言った手前契約は6月いっぱいとなったのだ。

環境の良い珠海にいられなくなるのは少し残念ではあるが、大きい街ではないし、正直見尽くした感はあった。仕事も暇なのはいいが、自分の中で一体あとどのくらいこの暇に耐えていけるのか分からなかったし、せっかく私が就職しても、子供が家族滞在ビザを取れないことにも何度も気を挫かれていた。ただ中国内でずっと住むにはこういう街がいいと思える。

安心したので6月いっぱいで辞めることを同僚に伝えたら、なんと同僚も今年夏には辞めるつもりだという。彼女は現在大学生なので実習という形で働いているのだが、現在の仕事はこれ以上スキル・ステイタス共にアップは望めそうにないし、給料もちゃっかりオフィスに移った前同僚に聞いて、何年働けばどのくらいになるのか調べて「こんなに少ししか上がらないなら大学卒業前に他社に移った方がいいわ」とのこと。おまけに結婚前提で付き合っている福建出身の彼氏と結婚したいから、就業期間内に婚礼休暇を取るつもりらしい…在学中に経験を積んで、お給料も有給ももらい、売れるうちに転職とは!やはり中国人女性はすごい。

辞めるまでまだ時間があるので後の事は考えていないが、広東にいる間に香港ディズニーや近場の桂林、海南島などに足を運んでおきたいと思っている。はじめちゃんと共に残りの珠海生活をめいっぱいエンジョイしたいものだ。2月だが連日23~25℃、今は一番いい季節なのかもしれない。もうすぐ夏がやってきそうだ。