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大连どこでも学校

大連で日本語を学ぶ中国の学生たちと中国語を学ぼうとしている日本語教師の相互学習のブログです。

1学期最後のどこでも学校:大学課堂上的中国をめぐって

2014-12-23 14:41:26 | 現代中国
資料:「大学課堂上的中国」日本語訳

大学の授業の中での「中国」:先生、中国をそんなふうに言わないでください。


編集者の話:

 今日から、遼寧日報は「大学の授業中の中国」という大型の計画案を提出します。計画案のきっかけは遼寧日報の微信(ウイチャット)の公衆号へ、大学生たちが送った話で、ある一部の大学教師、特に、経済、法律、社会学、行政管理など哲学、文学・歴史分野の先生が、授業中、現実問題になると、常に消極的なマイナスな感情を表します。良い所を言えば、みんな海外のこと、悪い所は全部中国のこと。すると、中国は典型的な反面教材になります。また、ある先生たちは個人生活の中の思いのままにならないことを授業に持ってきて、ぶつぶつ言い、学生を灰色の暗い気持ちにしました。

大学の教師は特殊な職業で、知識を教えるほか、中国の未来と現代の発展のために優秀な人材を培うという重要な使命を負っています。私たちは皆学生時代を歩いてきました。成長の中、鍵ともなった先生たちを思い出せば、心から敬意と温かい感謝の気持ちが湧いてきます。

 学生たちが指摘した状況は少数の先生の中にあるに過ぎないかもしれませんが、たとえ影響を及ぼした学生の数が少ないとしても、この問題がある限り、重視すべきです。

 同時に、広い面で社会的な意義から見ると、この現象は現代のごく普通の社会心理を映しています。それは消極的な目で問題を見ることです。あちらこちらで陰謀論を探します、いつでもどこでも愚痴を言います。マイナス・エネルギーを渡すのが人々の人生態度と生活習慣となっていきます。

8つの問題(質問)

1.中国は典型的な反面教材ですか。
2.保守的な先生と何でもおっしゃる先生と、どちらが好きですか。
3.海外留学経験のある先生が好きですか。
4.授業中、自分のことをおっしゃる先生が好きですか。
5.先生として、現実問題を議論する時、どのように学生たちを導きますか。
6.理想の先生はどんな先生ですか。
7.海外の大学で、自分の国をどんなふうに述べますか。
8.私たちはどんな姿勢で生活をすべきですか。 
 (日本語簡約:AQ 補助SH)

もとの記事は⇒http://news.nen.com.cn/system/2014/11/13/013425808.shtml

1学期最後の「どこでも学校」 教育の自由をめぐって

2014-12-21 21:51:41 | 現代中国
私自身の帰国、学生たちの日本語能力試験と、「どこでも学校」は3週連続でお休みでした。

そして、今日12月21日、3週間ぶりにどこでも学校を開催しました。これは1学期最後の催しでもあったのですが、それにふさわしい充実した内容でした。

第1部は、現代中国をめぐってAQからの問題提起でした。前にも書いたかもしれませんが、「現代中国」をどこでも学校の企画に加えたのは学生からの指摘からでした。“西遊記”の日本語訳をするなかで、学生から、「今の中国」についても知ってほしいし、話題にしたいと。願ってもない申し出でした。第1回目は、日本語の力もまださほどない「五月」(ペンネーム)が、四川省地震を取り上げました。ニュースをもとにした日本語訳でしたが、彼女としては精一杯頑張りました。

その後、問題提起があったのはメンバーの中でも、日本語力は誰もが認める折り紙つきのAQです。しかも、その提起をそのまま記すと、「大学の授業中の中国。大学教師が中国に悪口傾向と教師からの言論の自由を主張」一体、大学生にとって教師から自分の国がマイナス面とばかりと吸収するのは本当にいいですかと。」

少し分かりにくいので彼女をよんで聞いてみました。彼女の問題提起は、ある新聞記事がもとになっています。大学の教師が、中国のことを悪く言うのは学生たちに悪い影響を与えるのではないかという論調で書かれた記事です。

まず、言論の自由がないと日本では聞かされている中国ですが、政府批判をする大学の先生は少なくはないのでしょう。そして、同じことは日本でも起こっています。政府と異なる見解を教科書に掲載することが許されたなくなりつつあります。まるで同じ問題が中国でも日本でも起こっているのです。

では、この問題について、今の中国の若者はどう考えているのか、大いに興味があるところです。しかし、このテーマだと、日本語で議論をするには難し過ぎます。今回、学生たちは中国語で議論しました。なかなか白熱した議論ではありましたが、私にはチンプンカンプンです。これから、文字起こしをし、日本語訳するにはかなりの時間がかかりそうですが、是非実現したいと思います。





四川省大地震

2014-11-23 22:42:43 | 現代中国
どこでも学校企画①『西遊記』日本語訳をするなかで、いまの中国の話題についても話がしたいと声があがった。それこそ望むところだ。学生たちが今の中国について、どんな関心を持っているか、中国の課題についてどんな考えを持っているか、是非とも聞きたい。

シリーズ第1は、まだ2年生で、しかも日本語学科ではなく経済学部の学生だ。副専攻として夜日本語の授業を毎日受けている。日本語学習発展途上にある彼女は先輩に聞きながら取り組んだ。昨日の四川省大地震についての発表だ。ハンドルネームは五月。


【中国語】
昨天下午四点五十五分,四川省康定县发生地震,震级为6.3级,周边城市均有震感。一名70岁的女性被玻璃砸中头部后死亡。根据今天的新闻,已有三十人受伤,一人死亡。

【日本語】
昨日、午後4時55分に、四川省康定で、地震が発生しました。マグニチュードは6.3、周りの町はその地震を感じました。ある70歳の女性は頭にガラスが当たり、死んでしまいました。今朝のニュースによると、負傷者は30人ですが、そのうちの1人はもうなくなりました。
☆五月☆

彼女のレポートをもとにして、過去の四川大地震、そして日本の3.11東日本大震災、つなみの被害、原子力発電所の話題に及んだ。学生の話では、政府は大連に原子力発電所の建設を計画しているが、大連の地元では反対しているということだ。