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ウィッグで自分らしさを取り戻す|ヘアエピテーゼの活動記録

このブログは、日本ヘアエピテーゼ協会の活動を通じて自分らしさを取り戻した方々のエピソードをお届けします。

医療用ウィッグを選ぶときのポイント

2025-02-26 09:58:04 | 医療用ウィッグについて

医療用ウィッグを選ぶ際のポイントをまとめてみました。

1. 自然な見た目

  • 素材: 人毛、人工毛、またはミックス。
    • 人毛: 自然な質感でスタイリングしやすいがクォリティにばらつきも
    • 人工毛: お手入れが簡単で形状記憶されているが、ツヤが不自然な場合も
    • ミックス: 両方の長所を兼ね備えたバランスの良い選択
  • 毛の密度: 自然なボリューム感があるか確認
  • つむじや分け目: 手植えやスキン仕様のものがより自然


2. 着け心地

  • ベース(キャップ)の種類:
    • フルウィッグ: 頭全体を覆うタイプ(抗がん剤治療中の方におすすめ)
    • ハーフウィッグ: 部分的に使えるタイプ(薄毛対策向け)
  • 通気性: 蒸れにくいメッシュ素材が快適
  • 軽さ: 長時間着用するなら軽量なものを選ぶ




3. サイズ調整

  • 自分の頭のサイズに合うか: アジャスター付きが便利
  • フィット感: ずれにくいか、締め付けがないかチェック

4. お手入れのしやすさ

  • シャンプーの頻度: 人工毛は洗う回数が少なくて済む
  • 耐熱性: ヘアアイロンやドライヤーを使いたい場合は耐熱仕様のものを選ぶ

5. 価格と耐久性

  • 価格帯:
    • 安価なもの(5,000〜30,000円): 短期間使用向け
    • 中価格帯(30,000〜70,000円): 長期間の使用も可能
    • 高級品(100,000円以上): 手植えでより自然、耐久性も高い
  • 保証やアフターサービス: 修理や調整ができると安心

6. 試着・購入方法

  • 試着できるか: 店舗で試すのがベスト
  • ネット購入: 返品交換可能なショップを選ぶ
  • 医療用ウィッグ助成制度: 市区町村によって補助金制度がある場合も

どのような目的で使用するかによって最適なウィッグが異なります。
具体的に探しているウィッグのタイプがあれば、お手伝いできますよ! 😊

 


医療用ウィッグとファッションウィッグの違いについて

2025-02-17 08:00:23 | 医療用ウィッグについて

ウィッグには大きく分けて「医療用ウィッグ」と「ファッションウィッグ」の2種類があります。一見するとどちらも髪を美しく見せるためのアイテムですが、それぞれの用途や特徴には大きな違いがあります。ここでは、医療用ウィッグとファッションウィッグの違いについて詳しく解説します。

1. 医療用ウィッグとは?

医療用ウィッグは、病気や治療の影響で髪が抜けてしまった方のために作られた特別なウィッグです。主にがんの化学療法や円形脱毛症、自己免疫疾患などにより髪の毛を失った方に利用されます。

医療用ウィッグの特徴:

  • 頭皮への優しさ:敏感になった頭皮に優しい素材が使われており、長時間着用しても快適です。

  • 通気性が高い:頭皮のムレを防ぐために、通気性の良い素材で作られています。

  • フィット感が良い:ずれにくく、自然に見えるように設計されています。

  • 医療用としての安全性:アレルギーを起こしにくい素材が使用されていることが多いです。

  • カスタマイズ可能:頭の形や好みに合わせてカットやスタイリングができる場合が多いです。



写真は医療用ウィッグ(ヘアエピテーゼ)

 

2. ファッションウィッグとは?

ファッションウィッグは、髪型を手軽に変えたり、イメージチェンジを楽しむために使われるウィッグです。コスプレやイベント、普段のおしゃれの一環として使用されることが多いです。

ファッションウィッグの特徴:

  • デザインが豊富:さまざまな髪型やカラーがあり、気軽にスタイルチェンジができます。

  • 価格が比較的安い:医療用ウィッグに比べて手頃な価格で購入できます。

  • 耐久性がやや低め:長期間の使用には向いていないものもあります。

  • 通気性やフィット感が医療用ほどではない:長時間の着用には向いていない場合があります。

3. どちらを選ぶべきか?

ウィッグを選ぶ際には、自分の目的に合ったものを選ぶことが大切です。

  • 医療目的で使用する場合医療用ウィッグを選ぶ

  • おしゃれやイベントのために使用する場合ファッションウィッグを選ぶ

また、医療用ウィッグは健康保険の適用対象になることがあるため、購入前に確認しておくと良いでしょう。

まとめ

医療用ウィッグとファッションウィッグは、それぞれ目的や特徴が異なります。医療用ウィッグは快適さやフィット感が重視され、敏感な頭皮に優しい設計になっています。一方、ファッションウィッグはデザインの自由度が高く、手軽にイメージチェンジを楽しめるのが特徴です。用途に応じて適切なウィッグを選び、快適な毎日を過ごしましょう!

 


成蹊中学校の学生さんが協会を訪問しました!

2025-02-07 11:12:44 | 自己紹介

先日、成蹊中学校の3年生の学生さんが、日本ヘアエピテーゼ協会に来てくれました!
「セカイをchange!」をスローガンに、自分の気になる社会の課題について調べているそうです。

今回のテーマは 「人毛ウィッグを増やしたい」 というもの。
人毛ウィッグの現状や課題、ヘアドネーションなどについて知りたいと、協会に問い合わせてくれました。


写真は河内長野店より

 

人毛ウィッグの現状と課題

一般的なウィッグは、人工毛と人毛ミックスが殆どですが、ヘアドネーション(髪の寄付)を行なっている団体などでは、困っている人のために無償で人毛ウィッグを提供しているところもあります。
でも、こんな課題もあります。

  • 寄付できる髪の条件が厳しい → 一般的に 31cm以上の長さが必要で、かつダメージの無いもの
  • コストがかかる → ウィッグにするまでの製作費がかかり、資金不足の団体では十分な支援ができない
  • 受取側(患者)の選択肢が少ない → 無料提供されるウィッグのデザインや種類が限られている
  • 偽装や詐欺のリスク → ヘアドネーションを名乗る団体の中には、髪を転売したり、ウィッグ製作に使わなかったりする悪質なケースもある

解決に向けた取り組み

私たち協会では、こうした課題を解決するために、次のような活動をしています。

  • ヘアドネーション(髪の寄付)の啓発 → もっと多くの人に知ってもらう
  • 金銭的な寄付の重要性を伝える → 髪の提供のみならずウィッグ製作ための寄付の必要性も訴える
  • 信頼できる団体 → 実績や運営方針のしっかりした団体を推薦

 

学生さんの熱意に感動!

今回、成蹊中学校の学生さんが 「どうすれば人毛ウィッグを増やせるか?」 を真剣に考えている姿に、私たちもとても感動しました!
若い世代が社会の課題に目を向け、行動することは本当に素晴らしいことです。

協会も、より多くの人に安心してウィッグを届けられるよう努力していきます。
成蹊中学校の皆さん、素晴らしい学びを応援しています!またいつでもお話しに来てくださいね。