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自然を愛する中年おじさんの戦い

挑戦田舎暮らし 長年の休耕田をコスモス畑へ(その7) 予想外のトラブル

2017-04-02 22:44:07 | 日記
本日、朝から休耕田を三本鍬でコツコツと土起こしをしていると、我が家と休耕田の間にある側溝を見たことのない方々が草刈りをしていました。

「今日は町内の草刈りの日だったのか。」と申し訳なく思っていると、側溝内のゴミを掃除した後、帰っていきました。

暫くすると、側溝に水が大量に流れ、この側溝が農業用水路だったことが判明。どうも下流の農家の方が農業用水のバルブを開けて水を流し始めた模様。

土起こしを気にせず続けていると、足元に水が溜まり、ぬかるんできたことに気付き、振り返ってみると大量の水が休耕田の中に流れ込んできていました!


そこで、用水路からの取水口に設置された板廻りを泥で埋めてみることに。


板の周りから漏れていた水は止まったのですが、どんどん水が休耕田に入り込んできます。

用水路の辺りを歩いてチェックしてみると、取水口の下と取水口下流の別の場所から爽やかな水のせせらぎの音が聞こえてきます。どうも痛みの激しい用水路の亀裂から水が漏れているようです。

漏水箇所


そうこうしている内に、休耕田がどんどん水に浸かっていきます。
このままでは休耕田全体がいずれ水に浸かってしまうため、土おこしどころの話ではありません。



「これで休耕田をコスモス畑にするプロジェクトは終わってしまった!」と暫く呆然としていましたが、この状況を何とか打開するためには、排水路を一刻も早く作ることだと気付き、どこに排水路を作ればいいか休耕田内を歩いてみました。

すると、上、中、下段の3段に分かれている休耕田のうち、中段の休耕田の石積に設置された塩ビ管から大量に水が出ていることに気付きました。



「どこからこんな大量の水が流れてきているのだろうか。」と思い、上段の休耕田をチェックしてみると、排水口が見つかりました!



10年以上前に田んぼとして機能していた際に、この排水口から中段の田んぼに水を引いていたようです。中段の塩ビ管から流れる水を追ってみると、刈り取った草が詰まってよくわからないものの、隣接する川に向かって水が流れているような気が。。。

早速、用水路の漏水箇所から排水口まで大急ぎで排水路を作ることに。
最初はスコップを使ったのですが、根が固く使い物になりません。そこで3本鍬で掘ることにしました。
排水路は堀込河道とし、その脇に盛り土する形にしました。
既に水に浸かり始めた休耕田での作業でドロドロになりながら、幾度となく泥にはまって足が抜けなくなったりと大変でしたが、何とか排水路を作り上げました!

排水路の様子
左が農業用水(奥から手前の流れ)、右が排水路(手前から奥の流れ)


排水路を流れる水を眺めてみると、かなりの水量がありました。農業用水からは漏水でかなり水が抜けているという話は良く耳にしていましたが、こんなに漏れているとは正直驚きです。

次は中段の塩ビ管の水の処理を行いました。上段の休耕田に排水路を作ったため、水量が更に増え、溢れた水が休耕田の中にどんどん流れていました。
早速、水の中に手を突っ込み詰まった草を取り除いてみると、塩ビの縦管が設置され、そこから水が排水されていました!



詰まった草を全て取り除いても水量が多く、溢れた水が休耕田に流出していたため、取り敢えず三本鍬で流路を堀り、排水することにしました。



作業を終え、暫く様子を見ていましたが、休耕田の水も少しずつ引き始め、うまくいったようです。
これでコスモス畑プロジェクトも何とか継続できそうです。






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