世田谷城跡保存会

世田谷城跡保存会は平成17年に設立し城跡の保存と復元の活動を行っています。
 

谷口雄太先生 中世吉良氏勉強会 開催

2022年03月06日 11時30分33秒 | 講演会の記録

世田谷城跡保存会は活動の一環として東京大学大学院研究員で世田谷区史編纂委員を務める谷口雄太先生を講師としてお招きし勉強会を開催いたしました。また世田谷区史編纂事業の問題について意見交換をしました。

日時 令和4年3月4日金曜日午後2時から

会場 世田谷区ひだまり友遊館3F第6会議室

参加者 世田谷城跡保存会会員、世田谷区誌研究会会員、一般参加者など30名

第一部 「中世吉良氏研究のいま」

『都市的な場と有徳人』 町、湊、宿、市場などを拠点として中心的な役割を担っていた商人などの富裕層が都市を形成。草戸千軒、十三湊、品川湊、江戸など。

『吉良氏と有徳人』武蔵吉良氏は、こうした都市を形成し活動していた富裕層との交流を通じて支配者としての立場を維持。

第二部 「世田谷区史編纂事業の現状と問題点」

平成29年度から世田谷区は区史編纂事業を進めてきたが非常に多くの問題が噴出している。様々な問題がなぜ起きたのか、また解決されないのか。谷口雄太先生、世田谷区議会桃野芳文議員、大場秀浩氏に語ってもらい意見交換しました。

世田谷区史編纂問題とは世田谷区職員による著作物の無断使用、素手で資料を取り扱うなど不適切な行為、職員による独断的な運営等が問題とされ、産経新聞、読売新聞でそれぞれ報道される。自治体の歴史編纂史上、このようなことが報道されたのは初めて。詳細はこちらをご覧ください。https://togetter.com/li/1434617 または https://t.co/lsv1o9vquB

また、報道された事件とは別に、一部職員及び委員によるパワハラ行為が特定の委員に対して長期にわたって行われていたことが被害を受けた委員から情報提供があった。内容は正に人権を蹂躙する行為でありゆるされるものではない。第二部ではこの2点について具体的の報告と意見の交換を行い、会員が情報を共有し被害者の支援、応援を行うこととした。

勉強会のまとめはこちらもご覧ください https://twitter.com/1krJhA4ouTZ40FO