進学校=暁星
収容所=暁星国際
怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨
マリア会は、福者ギョーム・ヨゼフ・シャミナード神父によって1817年10月2日フランスのボルドー市において創立された、ブラザーと司祭から成る国際的な男子修道会です。
日本においては、今日まで主に教育の分野で活動し、暁星学園(東京)、海星学園(長崎)、明星学園(大阪)、光星学園(札幌)の経営母体として、教育の場を通しての信仰教育と信仰共同体の育成をめざして、教会に奉仕してきました。
また現在では、小ヶ倉教会(長崎教区)の司牧活動を通して、信徒の信仰養成と福音宣教にも奉仕しています。
私たちは、その名前の通り、マリアをキリストに従う最初の弟子、最高の模範として仰ぎます。マリアに倣い、信仰のうちに神の言葉を聴き、マリアが母となることによってキリストを人びとにもたらされたように、自分と他者と社会の中にキリストのいのちがもたらされるよう努めます。私たちは、共同体において共に生活し、祈り、支えあうことが自分たちの信仰を豊かにし、キリストを宣べ伝える力を与えてくれる、と信じます。
私たちは、マリアニスト家族の一員として、家族の他のグループ(信徒マリアニスト共同体、アリアンス・マリアル(在俗会)、汚れなきマリア修道会)の人たちと同じ精神と愛情に結ばれ、共に信仰共同体を形成しながら人びとに奉仕します。
九段の暁星とは義絶です。
田川氏の評判があまりに悪く、関八州所払いの身の上の田川氏のよりどころです。
当然マリア会とは一切関係がありません。
マリア会は、福者ギョーム・ヨゼフ・シャミナード神父によって1817年10月2日フランスのボルドー市において創立された、ブラザーと司祭から成る国際的な男子修道会です。
日本においては、今日まで主に教育の分野で活動し、暁星学園(東京)、海星学園(長崎)、明星学園(大阪)、光星学園(札幌)の経営母体として、教育の場を通しての信仰教育と信仰共同体の育成をめざして、教会に奉仕してきました。
また現在では、小ヶ倉教会(長崎教区)の司牧活動を通して、信徒の信仰養成と福音宣教にも奉仕しています。
私たちは、その名前の通り、マリアをキリストに従う最初の弟子、最高の模範として仰ぎます。マリアに倣い、信仰のうちに神の言葉を聴き、マリアが母となることによってキリストを人びとにもたらされたように、自分と他者と社会の中にキリストのいのちがもたらされるよう努めます。私たちは、共同体において共に生活し、祈り、支えあうことが自分たちの信仰を豊かにし、キリストを宣べ伝える力を与えてくれる、と信じます。
私たちは、マリアニスト家族の一員として、家族の他のグループ(信徒マリアニスト共同体、アリアンス・マリアル(在俗会)、汚れなきマリア修道会)の人たちと同じ精神と愛情に結ばれ、共に信仰共同体を形成しながら人びとに奉仕します。
田川茂がマリア会東京管区長・暁星学園校長だったころ
六本木のキャバクラで官僚を接待したのをフォーカスされ
マリア会を追い出されて作ったのが暁星国際。
いまでも制服が同じだけど、九段の暁星から文句がきている。
生徒が東京で悪さをすると、全部九段に通報が行くからね。
九段の暁星とは義絶です。
田川氏の評判があまりに悪く、
関八州所払いの身の上の田川氏のよりどころです。
当然マリア会とは一切関係がありません。
神父の身でありながら金・女・のスキャンダルで
創立者 S・T氏がマリア会から追放されたのはずいぶん昔の話です。
九段暁星の理事長・学園長を長く務めたT氏ですが、
神父の身で子供まで作っちゃマズイッスヨ。
T氏追放の反動で九段までおかしくなってしまいました。
○亀井(善)主査代理
休憩前に引き続き会議を開きます。
文部省所管について質疑を続行いたします。小杉隆君。
○小杉分科員
私は、私立学校の指導監督というような面にしぼって御質問をしたいと思います。
特にこれは私立学校でも百年近い歴史を持つ名門の暁星学園に関することでございまして、
この暁星学園の問題についてはたびたびマスコミでも取り上げられておりますし、
私のところにもたびたび投書等が参っております。
たとえば、いままでちょっと拾っただけでも、つい最近でありますが、
一月二十九日付の新聞報道によれば、先生が職員室内暴力ということで、
暁星国際で殴る、けるという暴力行為が行われたというようなことが報道されておりますし、
そのことがいま発売中の週刊誌にも取り上げられております。
さらに、三年前にもやはり週刊誌に
「カトリック名門校の校長が学校屋と言われる事情」ということで取り上げられておりますし、
さらに五十四年七月にも新聞紙上は、体罰高校三教師の解雇撤回というような記事が出ておりまして、
私立学校のことについてとやかく外部から言ったり、また文部省が介入をするということは好ましくないし、
私自身もこの問題を取り上げるのは余り心が進まなかったわけですけれども、
昨年来ずっと事態が変わらないでいまだに実態を訴える投書等が参っておりますので、
あえてこの機会に文部省の対応をお願いしたいという観点から質問をするわけでございます。
そこで、私が一番大きな問題だと思うのは、異常な寄附金集めが行われているということなのです。
これはよく調べてみますと、九段にある暁星の本校の事情によって寄附金がどうしても必要だということではなしに、
五十四年に設立をいたしました千葉県木更津にある暁星国際学園、これは海外子女教育ということで、
海外からの帰国者を対象とした高等学校あるいは中学校、この経営のために非常に多くのお金が要るということでございます。
ここに当初の設立の計画がございますが、
この中には国庫支出金とかあるいは寄附金とかあるいは私学振興財団からの借り入れとかいろいろございますが、
当初予定した寄附金が集まらなかったということで相当無理をした寄附金集めを始めているわけでございます。
暁星国際学園の設立に当たって国庫補助金が幾らくらい支出をされているのか。
それから、国庫支出金を出す場合の条件といいますか、それはどういうことなのか、まずお答えいただきたいと思うのです。
○大崎政府委員
昭和五十一年四月に、
実は海外子女教育のあり方につきまして学識経験者に御検討をお願いいたしておりましたおとりまとめが出まして、
その御報告の中に帰国子女の問題についても御提案をいただいておりまして、帰国子女の受け入れ体制を整備する必要がある、
その一環といたしまして、帰国子女を受け入れる高校を整備してはどうか、
その高校の設置に当たりましては、
私立高校の設置を助成をするという方法が考えられるのではないかという御報告をちょうだいしたわけでございます。
それを受けまして、文部省といたしましては、
従来国際的な理解あるいは交流ということに意を用いてこられました私学等の御希望等も伺いながら、
初めに国際基督教大学の附属高校というものの設置を助成をいたしまして、
続きまして同志社にやはり同趣旨の高校設置を助成をいたしまして、三番目といたしまして、
ただいまお話しのございました暁星国際高校の設置の助成ということを取り上げたわけでございます。
それで、結果的にはその三校を助成をしたということになっておりまして、
その三校を対象とするにつきましては、いわば従来からそういう面での実績のある私学で、
かつ御希望の表明があったところにつきまして検討させていただいた上で補助金を措置をした、こういう経緯でございます。
補助の内容につきましては、校舎、寄宿舎、体育館の建設整備に要する経費十四億七千万円のうち、
昭和五十三、五十四の両年度にわたりまして四億八千万円を補助いたしております。
○小杉分科員
先ほど申し上げたように、この国庫補助金もかなり有力な財源になったわけですが、
それでも寄附がなかなか予定どおり集まらないということで、この投書にも克明に書いてあるのですが、
暁星国際高校ができてからここ数年間というのは、不正入学といいますか、裏口入学というのが行われているという指摘がございます。
これは特に幼稚園とか小学校に入学あるいは編入するときに、
父兄に、願書の受け付けの期日以前から個人面接という形で、
あなたは寄附をするかしないか、あるいはどのくらい寄附をするのかというような話が持ち出されまして、
その金額について確約をした者については入学を認めるというようなことで、
その合格の条件となる金額も、幼稚園、小学校という学校にしてはけた外れの二百万とか三百万とかいう金額が提示されているのですね。
私は極秘の資料も入手いたしましたけれども、
本当に常識を外れたような金額を寄附しているのがいっぱいここに一覧表で出ております。
こういうことで、これが本校のたとえば老朽化した体育館を改築するために必要だから寄附をしてくれとか、
そういうことであるならばまだ話はわかるのですが、
その本校の必要からじゃなくて暁星国際の建設資金の足りない分を補うのだという形で徴収をされる、
そういうことで果たしていいんだろうかと思うのです。
これは一つの学校法人として、九段の暁星とそれから千葉の暁星というのは一体としての一つの学園だから、
そういう融通は法律上は認められているのかもしれませんけれども、
父兄の感情としてはやはりこれはちょっとおもしろくないと思うのですが、
そういったような点についてはどういうお考えでしょうか。
○阿部政府委員
暁星学園は、先生御案内のとおり、
学校法人といたしましては東京都所管の学校法人でございますが、
持っております学校が東京都と千葉県にまたがってそれぞれございますので、
それぞれの具体の学校の運営につきましては
それぞれの東京都知事あるいは千葉県知事が所轄庁としてこれに対応するという形に制度上なっておるわけでございます。
したがいまして、私ども、具体の運営につきまして個々に承知をしておるわけではございません。
しかしながら、ただいま御指摘がございました寄附金の問題につきましては、
一般的に、先生のお話にもございましたように、
学校法人が行う寄附金募集というのは当該学校法人として行っておりますので、
その具体に使われる先がどの学校に使われるかということについては、
それぞれ適宜その法人で考えていくというたぐいのことであろうかと思います。
今回のケースにつきましても同じ学校法人の中でございますし、
それからまた、募金の目的を明確にして具体に木更津の学校のためにということで使用しているのであるとするならば、
その点については問題はないと思うわけでございますが、ただお話にございましたように、
裏口入学でございますとか、あるいは寄附を条件にして入学をさせるというようなことがあってはならないことはもちろんでございますし、
特に寄附というものは任意のものであって強制にわたってはならないというふうに考えているところでもございますので、
今回の件につきましては、
また東京都あるいは千葉県等から事情をよく聞いてみたい、
その上で必要に応じて助言等も行ってまいりたいと思うわけでございます。
○小杉分科員
本来ならばこれは東京都とか千葉県の問題としてそれぞれ県議会あるいは都議会で取り上げるべき問題かもしれませんが、
問題は東京都と千葉県にまたがっているだけにやはりこの場でただして、
文部省として、両県にまたがる問題ですから、
指導監督をひとつやっていただきたいという趣旨でいま取り上げているわけでございます。
この裏口入学の問題につきましては、何か昨年から抽せん制度を取り入れて、
そういった従来のようなやり方を改めようという動きがあるようですけれども、
この数年間の実態については、やはり文部省から、実態について東京都なり千葉県からひとつ実情を聴取していただいて、
調べていただきたいということを要望しておきます。
それから、そのほかにもいろいろな事件があるんですね。
これはいずれも財源を確保するためにやっていることなのでしょうが、
たとえば後援会の幹部の人が所属しているある生命保険会社に、
父兄の一人一人に加入をするように呼びかけまして、
そして理事長や校長から直接その生命保険会社の社員を紹介して極力加入を迫っている。
学校への収入は年に二千万円、これはどういうことで学校の収入になるのか知りませんが、
二千万円も年々入ってくる、学校の会計にはこのお金は計上されていないというような事実が私の調査では判明しております。
さらに、暁星国際を励ます会というようなことで、これは政治家の激励会みたいですけれども、
会費二万円で相当多額の純益を上げているということもございます。
それから、暁星学園は一八八八年に創立をされたわけで、もう間もなく百周年を迎えるわけですが、
その記念事業の準備として募金活動が計画されているということですが、すでに百周年のために個人寄附を募っている。
しかも、この寄附も学校会計以外のところで処理をされていて、
領収書も何か、領収書の受領したものが異なっているような二通りの様式で処理されているという実例があるようでございます。
それから、学校収入の寄附金の項で、特別寄附金というのがありますけれども、
それが昭和五十二年度以前には一億円以上計上されていたのが、最近ほほとんどゼロに近く、
寄附金としては学園後援会からの寄附金として七千万円だけが計上されておりまして、
先ほど私が申したように、裏口入学というような形で集めた寄附金は、
九段の暁星学園には全然入っていないというような実態でございます。
この暁星国際の設立の時点から寄附の金額は大きく、かつ強引であるのに学校会計に計上されていないというのは、
各都道府県の補助制度について、法人として正当ではないのではないかという疑いがあるわけですが、
そういう処理をしたらこれは当然いけないわけですね。ちょっと、質問の趣旨、わかりましたか。
○阿部政府委員
学校法人の収入となるべきものを簿外処理をするというようなことは認められておらないことでございます。
○小杉分科員
私の調査したところによりますと、正規合格者というのは募集人員の半数を割っていて、
寄附をした人が優先的に補欠合格になっていたという事実が明らかでございます。
それから、もう一つ問題と思いますのは、せっかく海外帰国子女の教育の目的でつくられた学校であるにもかかわらず、
現実は海外帰国子女が非常に少ないということですが、私は先ほど千葉県の学事課の方に伺いましたら、
中学校は確かに定員を満たしているのですが、高等学校は定員を割っております。
それから、文部省の補助をしたときの条件として、
海外帰国子女がその定員の三分の二以上という規定がたしかあったはずですが、その点、いかがですか。
○大崎政府委員 暁星国際高校につきましては、お話しのように、
定員の三分の二以上を帰国子女の定員として運用するということが補助条件になっております。
ただ、現時点におきましては残念ながら現員が定員を大きく割り込んでおるというのが実情でございます。
○小杉分科員
帰国子女は大体年間どのぐらいあって、いわゆる需要と供給の実態というのはどんなものなんですか。
全国的な規模で結構ですから。
○鈴木(勲)政府委員
帰国子女の数でございますが、五十六年度で申しますと、小学校で五千七百十六人、中学校で千八百七十四人、
高等学校で八百七十三人、合計八千四百六十三人になっております。
これに対しまして、帰国子女に対応する研究協力校でございますけれども、
これは公立につきましては小学校三十校、中学校十九校、高等学校七校、合計五十六校、これは五十七年度の数字でございます。
私立が小学校二校、中学校九校、高等学校十八校、合計二十九校でございます。
そのほか、国立の附属学校への受け入れがございまして、これの学級を置く学校が、小中高合わせまして十二校、
それから普通学級へ受け入れる学校が中高合わせまして六校ございます。
そのほか、日本語の理解が不十分で国内の学校生活に適応が困難なものを対象といたしまして、
財団法人波多野ファミリスクールに委嘱をいたしまして、特別な指導をしておりますが、これが年間四十六名でございます。
○小杉分科員
いまの実態報告を聞きましても、そんなに受け入れ体制が余裕があるようには思えないわけですけれども、
暁星国際と同時に国庫補助金を受けた国際基督教高校とか同志社の場合は、実態はどういうことになっておりますか。
○大崎政府委員
国際基督教高校について申しますと、帰国子女用の定員が四百八十名でございますが、
これに対しまして、現時点で全学年を通じまして五百六名が在学をいたしております。
それから、同志社国際高校につきましては、若干年次による変動がございまして、
五百二十人の帰国子女用定員に対しまして三百十一名が在学をしておるという状況でございます。
○小杉分科員
国際基督教高校は定員よりも上回っているし、同志社も大体三分の二を超しているわけですね。
ところが、暁星国際の場合は、そうした文部省が決めた基準にもはるかに達していないし、
特にここ二年間で退学者が急増しているということなんですね。
というのは、国内からの入学者で穴埋めをするものですから、どうしても学内で生徒同士の交流がうまくいかない、
あるいは学校全体の一つの雰囲気というものがどうも耐えられない。
特に、ここの校長さん、理事長さんが同一人物で、
九段の本校の方の幼稚園から小学校、中学校、高等学校の校長を兼ねると同時に、
暁星国際の方の校長も兼ねているということで管理が行き届かないということですから、
これは全寮制度で四六時中生活をともにする学校であるならば、
やはり管理者が本当にそこで寝食を忘れて
その国際暁星の管理運営に専念をするというような体制でなければなかなかうまくできないと私は思うのです。
そういう学校の管理体制にも非常に大きな問題があるというふうに私は考えるのです。
それで、千葉県のお役所の人は否定をしておりましたけれども、
私が父兄の方からいろいろ聴取したところによりますと、
たとえば高校生が集団脱走をして寮から出てしまうとか、
あるいは中学生がやはりグループで外へ出かけていって一般の家庭をのぞき見したり、
いろいろ不都合な行動があるとか、あるいは中学生がお酒を飲んでいるとか、
そういう情報というのが私の耳にもたびたび入ってくるわけでございまして、
こういうあり方では親としても安心して預けるわけにはいかない。そんないろいろなことが重なって、
ここ二年間どんどん退学者がふえてしまって、
文部省が意図した帰国子女の教育、海外からの受け入れ施設としての機能を、
役割りを果たしていないという実態があるわけでございまして、
この点についてもやはりもう少し実態を把握されて、
本当に帰国子女の受け入れということの目的に沿った一つの学校運営というものができるように
ぜひ県なり都なりを指導していただきたいと思うのですが、その点についていかがですか。
○大崎政府委員
先生御指摘のように、
現状におきましては国が助成いたしました目的を十分に達成しているとは申しがたい状況にもございますので、
その改善方につきまして検討をいたしたいと存じます。
○小杉分科員
もう時間がありませんから、
私は余り多くを申し上げませんが、
私の知っている方も父兄でOBで、たとえば軽井沢のレイクニュータウンの土地を買わされた。
これも学校の要請に従って、学校教育上どうしても必要なんだということで買わされた。
これも結局口車に乗せられたということがございます。
これは昭和五十年から五十一年にかけての問題です。
それから、昭和四十年前後にも那須の校外校舎の隣接の土地を買ったりしているわけですけれども、
このように非常にしゃにむに財源を確保するためにいろいろとやっているようでございますが、
こういう点についても、私もいろいろ資料も集めましたし、また父兄からのいろいろな話も聞いておりますので、
必要があればいつでも提供します。
どうかこういう実態をぜひ調べていただいて、
私は何も暁星を非難、攻撃をするのが目的ではなくて、
やはり名門中の名門と言われて、
いまの日本の政財官界の中にも多数の人材を輩出している私学の名門の暁星がこういうことであっては困る、
もっと立ち直ってもらいたいということを切に祈るから、こういう質問をしているわけです。
私が率直に感ずるのは、もう相当長い間校長さんがワンマン体制をしいて、
たとえば学校で暴力事件が起こっても、
むしろそれを問題にした父兄が袋だたきに遭うというような非常に陰湿な工作が行われたり、
そのほかにもいろいろ、ここで言うのもはばかられるような点がたくさん投書でも来ております。
こういったワンマン体制とその君臨ぶりを称して三越暁星なんて悪口を言う人も出てきているわけでして、
かつての三越の岡田社長じゃありませんが、こういったリーダーのあり方についても厳しい態度で臨んでもらいたいと思うわけです。
きょうは一方的に私の方で事実の指摘あるいは私が調査した内容の披瀝に終わりましたけれども、
最後に、文部大臣から、ひとつこういう点に関して、
十分に文部省として東京都なり千葉県とも連携をとってぜひ善処方をお願いしたいわけですが、
その御見解を承って質問を終わりたいと思います。
○瀬戸山国務大臣
小杉さんから暁星高校をめぐるいろいろな事情を承りました。
御承知のとおりに、わが国では国公立だけでは子弟の教育が間に合いませんから、
私立学校、特に私学の大学あるいは高校が大きく教育に貢献しているところがあるわけでございます。
私学は、それぞれ建学の精神を持って、いい人材を養成しようということでやっておるわけでございますけれども、
それにしてもずいぶん国家、社会に貢献する国民を養成するわけでありますから、
そういう意味で国といたしましても財政の許す限り助成をしよう、こういうことでやっておるわけでございます。
その一環として、特に海外からの帰国子女の教育ということは問題でありますから、
先ほど来御説明申し上げておりますような組織をつくって、私学に貢献をお願いしておる。
その中の一つの暁星国際高校が問題があるという事情をいろいろとお話がありました。
これは、先ほど来申し上げておりますように、
私学はできるだけ自主的にいわゆる学校としての使命を果たしてもらいたい、
教育の実績を上げてもらいたいということをお願いしておるわけでありますが、
国としても放任するわけにはまいりません。
高校は郡なら都、あるいは千葉県下にあれば千葉県の管轄といいますか、
認可によってやっておるわけでございますから、おっしゃるように、どういう実情になっておるか、
こういうことは両方聞かなければわかりませんから、
そういう都なりあるいは県、そういう各機関を経由いたしまして事情を調べて、
そういう非難のないように、学校としての使命を果たし得るように、
こういうことの指導に努力したい、かように考えます。
○小杉分科員
終わります。
○亀井(善)主査代理 これにて小杉隆君の質疑は終了いたしました。
◆(渡辺隆弘君) 再質問をさせていただきます。
1992年までに自信がないということでありますが、
これは団体意思確認のときに我々に与えられた重要な資料だったはずであります。
そしてまた、1年もたたないうちに自信がないでは、一体その資料は、あるいはこの基本協定は何だったかと、そういう疑問がわくわけであります。いかがでしょうか。
それから、大学申請についての文部省の方針についての答弁によりますと、
暁星国際学園が文部省に現在まで指導を受けている段階では、
誓約等の指導はなかったと、そういうことの答弁だったと思うのですが、これは私は全く驚くほかはないと思うのです。
というのは、郡山市が莫大な市税を投入しようという高等教育機関の誘致に当たって、一番根幹となる文部省の基本的な方針、考え方を市が直接確認しないで学校側の説明のみで申請時目前にするなどということは、
全く論外というほかはないと私は思うのです。
これ最重要なことでありますので、早速みずからの手で文部省に当たっていただきたいと思いますが、いかがでございましょうか。
それから、姉妹校についてでありますが、
1月24日に諸越、古川両議員ともども千代田九段の学校法人暁星学園を訪ねまして、
深堀英二理事長にお会いし、そして千葉木更津国際暁星学園との関係をただしてまいりました。
マリア会に生きる人間として個人の批判は避けたいとしながらも、
田川茂氏の人間像、あるいは国際暁星学園の内容を語ってくれました。
結論を申し上げれば、我々なじみの暁星学園と本市が誘致しようとしている新設大学の母体である千葉国際暁星学園とは、
現在において経営面、学業面、学生の交流等、その他すべてにおいて全く関係がなく、
姉妹校との認識は甚だ遺憾であり、そして迷惑であると、そのような見解でありました。
実像をゆがめた中での認識では、後顧の憂いを残しますので、明確に事実を把握すべきと思います。
なお、答弁中、将来において姉妹校をはっきりと結ぶという、当局答弁でありましたが、
全くそういう気持ちはさらさらないというこの理事長の見解でございました。
それから、財政内容についていろいろお答えいただきましたので、私もいろいろと調べてまいりましたので、
私の調べた結果分析などをひとつお話ししながら、間違っていれば当局のご批判をいただきたいと思っております。
法人としての分離独立後日が浅く、施設拡充を急速に進めている事情は、これは理解されても、
特にこの資料からの判断では、新しい大学を設置しようとする母体としては
甚だ債務状況の基盤が弱過ぎるというのが私の結論であります。
特にこの財政の根幹が借入金、寄附金依存型であるということ、
それから借入金が年々長期、短期、あるいは短期、長期と書きかえられ、
学債も返還する金額相当が新たに発行される図式であります。企業で考えると自転車操業のそしりを免れません。
2番目として起債が大きく、借り入れ利息の収入の10%、今私学全国平均は2.3%でございまして、
大きく上回ります。結果として負債比率が高く、固定負債は全国高校水準の2倍、流動負債も単年度帰属収入の85%、
正常なこのパーセンテージは25%と高いわけであります。
それから、人件費比率、これは帰属収入と人件費の割合でありまして、30%をオーバーすると我々の民間企業では
赤信号とされているものであります。
それによりますと、61年度では32.8%、62年度では36.8%とウナギ登りであります。
それから人件費依存率、これは生徒の納付金に対する人件費の割合でありますが、
これは当然のことながら低いほどよろしいものでありますが、61年度には89.7%、62年度には96.2%、
そうするとほとんどが人件費に費やし、教育研究経費が乏しいということがここで証明されるのではなかろうかと思います。
あえて総負債比率について答弁がありましたので、私からも申し上げたいと存じます。
これはご承知のとおり、総負債と総資産の割合でございます。
文部省の限界は33%となっておりますが、59年度には39.1%、60年度には49.2%、61年度には48.1%、
そして62年度には43.0%であります。平成2年7月までに 24.78%まで改善すると、
その意気込みは評価するにいたしましても、数字にマジックがない限りこういう数字は到底望めないと私は分析するわけであります。
それから、創立期におきましては、いずれの学校の財政状況も厳しいことは百も承知であります。
しかし、この創立以来4年間は10億円程度の赤字でございます。昭和61年度は10億 5,000万円、
そして昭和62年度には9億 9,000万円であります。大変失礼な言い方と思うのですが、
私はこの人間の体に例えれば動脈硬化即入院というような状況ではなかろうかと分析いたしました。
ひとつ私に誤りがあればただしていただきたいと同時に、この総負債比率、これは重要な問題でありますから、
どのような努力をしても私はなかなか厳しいと思うのですが、当局の見解をお聞かせいただきまして、再質問を終わらせていただきます。