題して「励風館と春の茶会」です。
10時から15時で一席500円、中学生以下は無料です。
今日は会場の準備をしていました。
励風館とは佐渡市指定文化財 有形文化財で文化7年(1810)に茶室造りの離れを仮塾舎としたもの。
寺子屋のようなもので、金山で有名な相川に官学の修教館に先立つこと15年、実に佐渡における学校創立の初めとも言うべきものです。
館名の由来は、「微(び)を孤島に啓(ひら)き風を遠裔(えんえい)に励(はげ)ます」から励風の2字をとり、文化の遅れている佐渡を啓発し、学問を奨励するために名付けられたものです。
この励風館で数ヶ月間、教えていたのが亀田鵬斎(かめだぼうさい)宝暦2(1752)年⇒文政9(1826)年。江戸神田生まれ。儒学者・文人・書家。創建者である矢島主計の師であります。
矢島主計は若い頃に江戸へ出て亀田鵬斎に学び、漢学者にとどまらず、詩歌俳諧を良くし、荒野の開墾や窯業など様々な業績を残した人物だそうです。
まあ、難しいことは僕向きではないようなのですが、亀田鵬斎は酒好きでも有名で
今回展示する彼の書に僕のお気に入りのがありました。彼が72歳の時の書です。
訳の最初はこうです・・・・・・・・・・・
「一ぱいやっては憂さをばはらし
二はい飲みほしや心もたのし
三ばいかさねて無心の境地・・・・・・・・・
と続きます。はい。
気になる方は是非明日いらしてくださいな。
暗くて見えないや。竹に亀田鵬斎が書いた書です。
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